劇場公開日 2025年11月21日

「日本テイストへの変換としても見事」TOKYOタクシー コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 日本テイストへの変換としても見事

2025年11月26日
PCから投稿

ストーリーラインは原作の『パリタクシー』と全く同じ。
ただ、スタート時点の葛飾柴又からして、『男はつらいよ 』を思い起こさせ、山田洋次らしさが全開。
父親が戦争でナチスの手にかかったことが、東京大空襲の言問橋で焼け死んだことになったり。
パリ解放でやってきた連合軍のアメリカ兵と恋に落ちたが国に帰られてしまった話が、在日朝鮮人二世が北朝鮮への帰還事業で去ったことになったり。
日本テイストへの変換としても見事。

SMAP解散後、キムタクもいい年を経て、いい男振りが上がった気がする。
『教場』『マスカレード』各シリーズに顕著ですが、「キムタクでしかない演技」を棄てていて、役に寄り添うキャラに徹する演技ができるようになってきている印象。
今回、"昔はカッコよかった、今は冴えないけど優しいお父さん"って雰囲気をしっかりまとっていてよかった。

『パリタクシー』はヒューマンドラマ的なオチでしたが、この二人だと、倍賞千恵子が演じるヒロイン・すみれさんが、キムタク演じるタクシー運転手に人生3度目の恋をしたように見えて、ラストに説得力が増しました。
それに、倍賞千恵子と木村拓哉って『ハウルの動く城』のソフィーとハウルで、歳の差カップルに見えちゃうのもまたよし。

コメントする
コージィ日本犬
PR U-NEXTなら
映画チケットがいつでも1,500円!

詳細は遷移先をご確認ください。