「現実との乖離」TOKYOタクシー てんみんさんの映画レビュー(感想・評価)
現実との乖離
山田洋次監督作品で一世風靡した
渥美清さん高倉健さん亡き今、過去作品の誼で木村拓哉さんを自らご指名したとのこと。
海外作品の原作があり創造性はなく、観賞後に賛否があるストーリーに思います。
疑問は役柄がタクシー運転手
乗車客、ましてお年寄りの女性を安全で無事に目的地に送る職務。
前後左右に気配りが鉄則、話を聞きながら思考運転は前方不注意事故の可能性があります。
記憶にある人もいるのでは…。
独居生活老人は年々増える傾向
老人ホームで終活を送れる恵まれた人は極僅かです。
物騒な今の世の中に、初対面のようなタクシー運転手に身上を吐露し、お茶を飲んだり食事までして終の棲家に送り届けて貰うことの現実との乖離
同年代の1人暮らし女性が観賞後に同じように憧れ、妄想する可能性を懸念。
タクシー運転手さんは誰でも優しく、どんな話も聞いてくれると勘違いしかねません。
感想は皆さんそれぞれ
金銭に不自由無く老後の生活設計が安定している人は物語として楽しめるのでは
山田洋次監督は自画自賛して、常に出演俳優を誉め称え、長年君臨された巨匠監督。
これからの日本映画界の発展を願うなら
木村拓哉さんの知名度に頼らず、将来有望の役者さん起用で、ご自分の実力と存在感を示され
媒体業界の忖度の無い映画制作を願います。
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