「昭和を感じて」TOKYOタクシー ふるーつみっくすさんの映画レビュー(感想・評価)
昭和を感じて
『好き嫌いがわかれるであろう映画』
私は好きです。
昭和の時代を生きてきた方にはおすすめします。
感想を聞かれるたびそう答えています。
まず驚かされたのは、倍賞千恵子さんの持ち物や服飾品の数々、ネイルやメイクでした。
そしてそれらに全く引けを取らない倍賞さん自身のオーラ。
あれいくらだっけ!?あれ何カラット!?と少し下世話なことを考えつつも、気難しくもかわいらしく品のあるおばあさんにとても惹きつけられました。
映し出される東京や横浜の風景も非常に魅力的で、おしゃれでありながらどこか情緒を感じさせる独特の映り方がとても素敵。
予告でよくある“想像できない展開”系の作品は大体筋が読めてしまいますが、すみれさんに関しては途中思わず「そうきたか…!」とうなってしまいました。
(後ろに座っていたご夫婦のご主人は小さく「ひっ…」と声を上げていました)
したたかで、きれいでかわいい女性が好きな自分にとって、この映画は刺さる映画でした。正直「キムタク映画でしょ」と侮っていた部分が大きかったのですが、いい意味で裏切られました。スタイリッシュさと人間味が絶妙に混ざり合っていて、見終わった後にじんわり余韻が残る一本でした。
昭和の街並みや、ダンスホール、音楽、服装。
すみれさんと同世代の祖父母を誘ってもう一度見に行くのもいいかなと思っています。
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