「パリよりお洒落なキムタクシー?」TOKYOタクシー やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
パリよりお洒落なキムタクシー?
表題が妙なダジャレで申し訳ありません!昭和生まれなので!
原作の「パリタクシー」は、映画館で鑑賞済み、かつレビューも書いてます。映画作品自体が原作・・・っていうのも珍しい気がしますね。
今回はタクシーの運転手さんが木村拓哉さんってことですが、原作のタクシーの運ちゃんはちょっとヤサグレた感じのただのオヤジだったので、日本版はかなり見た目と態度はブラッシュアップしてスマートになっておりました。ミスキャスト感さえあるキムタクさんですが、ちょっと無愛想・・・だけど最低限のマナーや高齢者を思い遣る心のある日本のプロのタクシードライバーとしての再現度はまずまずでしょう。
また、気が強めで身綺麗な乗客のお婆さん、高野すみれは倍賞千恵子さんが演じられました。さすがの存在感と安定した演技ですね!こちらは本当に適役かと思います。
観光スポットはもちろん、ちょっと路地入ったら生活臭が漂う東京の下町情緒を味わったり、再開発で高層マンションが立ち並ぶ景色があったりと、パリのお洒落な雰囲気に負けない東京の魅力が示されたりします。同時にすみれさんから語られる過去の東京では、決して良いことばかりではなく筆舌に尽くしがたい苦悩もあった・・・というのも原作、パリタクシーと一緒で作品に深みを与えていましたね。
総じて原作の雰囲気を壊すことなく、うまく日本の風情に落とし込むことが出来ていて、大変良かったと思います。
では。
息子氏の扱いがフランス版よりちょっと薄かったかなと。
戦場カメラマンという設定は残してもよかったように思います。
ただベトナム戦争に比する出来事が日本にないので難しかったか(笑)
共感ありがとうございます!
パリタク未鑑賞だったのですが(鬱々としたフランス映画が苦手なので・・・)山田洋次監督のハズレなしの安心感だけで観に行きました。結果大当たりの大満足で、思いっきり笑って泣くことが出来ました。
共感ありがとうございます。
パリタクシーの様に免停寸前、見るからに貧困は現在の日本にはそぐわない・・判断だったんですかね。
最後の方だけ助手席だったのも、なんかメリハリ効いてないと思いました。
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