「人情ドラマが好きな人は好きだと思う」TOKYOタクシー くまさんの映画レビュー(感想・評価)
人情ドラマが好きな人は好きだと思う
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倍賞千恵子と木村拓哉というと、ハウルの動く城を思い出しますね。
とてもわかりやすい導線と、わかりやすい予定調和。
所々のフラグ的なシーンも「あぁ、こうなるんだろうな」と先のことがわかりやすいので、物語としてストレスなく楽しめました。あまり難しく考えず、万人がストレートに出来事を受け止められる映画だと思います。最近の映画は余韻を残して観客に問い掛けるものが多い印象がありましたが、そんなことはなく。まったりと「良かったな」で終われました。
最後に残された宇佐美さんの後悔も、きっと残りの人生でずっと蟠りとして残る後悔なんだろうと思うと、人生の在り方だなぁ……。こういうどうしようもなかった、でもあと少しどうにかできたんじゃないか、って後悔を重ねていくのが人生なんじゃないかな……なんてしんみり振り返ってみたりしました。私の人生に残る後悔はなんだろうか……。
少し年齢高めな層が楽しめるんじゃないかな。
エンディングテーマ曲は倍賞千恵子さんの若い頃の楽曲。きっと、すみれさんが一番激動の中に居た頃と同じくらいの年頃の倍賞さんのお歌かなぁ。なんて思いながら。
良い意味で古き良き日本映画というか……。
まぁ、山田洋次監督だものね。想像を超えるどんでん返し!スペクタクルストーリー!を期待して行く人は居ないとは思いますが……。私は好きです。
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