「「パリタクシー」よりも描写が丁寧」TOKYOタクシー ばうさんの映画レビュー(感想・評価)
「パリタクシー」よりも描写が丁寧
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上映時間わずか90分で途中に3回ほど曲だけ流す雰囲気シーンで穴埋めしている「パリタクシー」よりも、「TOKYOタクシー」では木村拓哉の家族描写が加わって、シーン数が多い。
山田洋次作品なので、古臭いセリフになっているかと思ったら、原作どおりスタイリッシュに描いていて、良かった。金に困っている状況も、「パリタクシー」では電話で兄に金を無心している描写だけのところを、「TOKYOタクシー」では具体的な状況を描いていて分かりやすい。だから、最後に小切手をもらうのも、「パリタクシー」より「TOKYOタクシー」のほうが、必然性を強く感じられて納得できる。
設定の違いは、以下のとおり。
2022年当時92歳→2025年当時85歳
舞台衣装係→大衆食堂
ナチス占領下のパリを制圧したアメリカ兵→在日朝鮮人二世
アメリカで家族を作っていた→在日朝鮮人の帰還事業
3500グラムで50センチ→同じ
溶接バーナー→あつあつの天ぷら油
禁固25年(後に短縮)→懲役9年
赤信号無視→一時停止違反
戦場カメラマンで死亡→バイク事故で死亡
老人ホームの電話対応がきつい→同じ(笑)
女性権利活動家→ネールサロン事業家
昨日死亡→二日前に死亡
何号室か教えてください!→同じ
101万ユーロ→1億円
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