「キムタクの涙が胸熱」TOKYOタクシー ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
キムタクの涙が胸熱
『パリタクシー』は鑑賞していたので、
本作でどのようにアレンジがなされているか
楽しみに鑑賞。
舞台を日本・東京として、すみれさん(倍賞千恵子)の
壮絶な過去が日本ならではとなっていて、
すんなり受け止められるアレンジが施されていた。
在日朝鮮人帰国事業により、
自身の子どもができたと知らずに
すみれのもとを去る恋人。
当時の日本の夫婦では当たり前だった(と描かれる)暴力を振るう夫。
それは子どもに対しても。
すみれによるハードなリベンジは
すみれに同情・共感する人はいれど、夫に共感する人は
現代には不在だろう。
そのすみれの語り口をタクシードライバーとして
受け止める宇佐美浩二(木村拓哉)。
すみれとの関係性が構築されていく中で、
すみれからジェントルマンと評される宇佐美は
確かにすみれへの真摯な振る舞いが紳士である。
他作品では見られないキムタクがそこにいる。
照れながら笑ったり、さりげなくすみれを気遣う宇佐美が
おっさんではあるものの、やはりかっこいい。
ラストは『パリタクシー』と同じだが、
やはり倍賞千恵子と木村拓哉の演技力による表現が
素晴らしく、私は本作のほうが圧倒的に好きだ。
ラストでタクシーを運転しながら涙をこぼし、
その涙をサッと拭う宇佐美に猛烈に共感したし、
私自身も涙を流して感動した。
私としては、過去一キムタクがハマった役だと思った。
パンフレットも購入したので、余韻に浸りたいと思う。
えっ、すみれさんの家、私は特に質素とは思いませんでしたが。でも、美容サロンで成功した方にしては慎ましい家かもしれませんね。サロンを開いたのは、昭和だから銀座かな、当時は中央区辺りに住んで、引退してから葛飾区に引っ越したかなとか想像が膨らみました。
私の父も昭和ひとケタ生まれですが、怒られた事はありませんので、妻や子供は耐えるもの、というのはちょっと不満です。
共感ありがとうございました。
共感ありがとうございます!
スタート地点が帝釈天っていうのが山田洋次らしくて良いですね。事業を興して財産があるのに、質素な家に住んでいるところとか、最後のオチで観客をより泣かせる準備をしているのが素敵な作品だと思いました。
イイねコメントありがとうございます。
お互いに 良い父親で 良かったですねぇ。😊
でも 子供の私は すごい悪いことすると 父親に 強烈な ヘビー級とも言える猛烈なビンタ食らってました。凄い痛かったなぁ。パンチ🤛ではなくて 平手👋というのがポイントかと・・
失礼します。ありがとうございます♪
今晩は。コメント有難うございます。
今作は、とても響きましたね。山田洋次監督作品は全て好きですが、この作品も良かったです。鑑賞後の余韻の良さはまだ残っています。良い映画を観たなあ、という想いで劇場を後にしましたね。ではでは。
共感ありがとうございます。
パリタクシーの主人公は免停寸前だったので、危機感が違いましたね。ネズミ捕りはその名残りでしょうか。キムタクの家は割合ちゃんとしていて最初はホントに困ってるの?感がありました。
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