「これはきっと、最後の恋」TOKYOタクシー サイレンスさんの映画レビュー(感想・評価)
これはきっと、最後の恋
東京国際映画祭にて鑑賞。
激動の時代・昭和、そして平成令和を生き抜き、
最後に老人ホームに入る前に
タクシーで思い出の地を回りながら
『あの頃』に想いを馳せる女性と
それに振り回されながらも彼女の旅路を共にする
タクシー運転手の話。
ネタバレにチェックはしていないので多くは語らないが
最も印象的な感想はタイトルのとおりです。
倍賞千恵子さんの佇まい、セリフ、感情、存在。
とにかく彼女の全てがよくて涙を抑えるのが精一杯。
令和の作品なのにとても上質な昭和映画を見てるようでした。
今の時代、
『女は昔生きにくかった』と言うだけなら簡単だが
ともすれば少し説教くさくなってしまうところを
この映画ではそのような嫌らしさはなく、
とても自然に目や耳に、心に入ってくる。
それを昭和を代表する監督、昭和を代表する女優が
手を組んで表現しているのがとても良かったです。
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