劇場公開日 2025年11月21日

TOKYOタクシーのレビュー・感想・評価

全450件中、1~20件目を表示

3.5車内で数時間だけ交差した2人の人生が、静かに交わりながら、観るものの心を揺らす。

2025年12月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

癒される

名匠・山田洋次が、倍賞千恵子と木村拓哉を主演に迎え、2022年製作のフランス映画「パリタクシー」を原作に、人生の喜びを描いたヒューマンドラマ。

まず、キムタク。
抱えている家庭の不安も、仕事の疲れも、
「普通のお父さんの普通」をほんまに自然に演じていて、
久しぶりに“等身大の木村拓哉”を見た気がした。この普通が、めちゃくちゃ良い。なんならもっともっと、しがないキムタクでも良かった。でも、今までのキムタク作品の中では一番好きかもしれない。

そして倍賞千恵子さん(84)。
存在がもう 神✨「男はつらいよ」シリーズなど半世紀にわたり日本のトップ女優として作品に出演し続けているその事実だけで優勝🥇拝んでスクリーンを観るべし🤫人生の重みと気品と、老いてもなお揺るがない意志。声のひとつひとつが、観客の胸に直接届く。存在感がレベチ。
そしてその若き日のすみれ役を演じた蒼井優さんも見事。彼女の繊細かつ大胆な演技が、倍賞さんの“人生の深さ”と美しくつながる。

キムタクの妻役・優香も良すぎる。
ただ優しいだけじゃなく、
“働く母としての現実”も“家族を支える芯”も、全部にじむ。だから家庭シーンの描写が自然で温かい。

ひとつだけツッコミ入れておきたい😎
お金がない普通の家族に最新iPhoneはいかがなものかと😅キムタクも妻も…カメラの数が気になって仕方なかった。

で、内容はというと🤫
出会うべくして出会った2人が起こす、静かな奇跡。タクシーで東京の街をゆっくり巡りながら、ふたりの人生が少しずつ交差していく。

ラストは……まあ、想像通り。
原作は知りませんが、かなり早い段階で、予想はつきます。はい😎
正直、“棚ぼた”みたいな展開。
でも、これがいいし、これでいい。

まるで水戸黄門の印籠のように、
「はいはい、ここで持ってくるんやろ?」と分かっていても、
出された瞬間に“やっぱり泣いてしまう”。
この安心感こそ山田洋次ワールド。
これぞ日本映画が持つべく“人”と“情”の美しさ。
最後は報われるべき人が報われる。

衝撃ではなく、
静かなやさしさと余韻で泣けるタイプの映画でした。
人情映画好きのあなたには、ピッタリおすすめの映画です。ぜひ映画館で🎬

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ななやお

4.0優しくあたたかく人との出会いが楽しみになる作品

2025年11月24日
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幸せ

「パリタクシー」の日本リメイク版
山田洋次監督らしく優しくあたたかな気持ちになる作品。意外性とかは特に無いけれど、カロリー高めなエンタメを摂取し続けていると、こういう優しいおじやみたいな作品を摂取したときポカポカと心が温かくなる。

映画を通して、一期一会の大切さとか、1人の女性の生き方とか、人と人との繋がりから生まれるあたたかさとか、様々な思いが過ぎる時間だった。

倍賞千恵子さんが演じるすみれさんは、可憐さもありながら深みもありとても素敵だった。(あとお召し物が素敵!)
木村拓哉さんはタクシー運転手にしてはかっこよすぎてしまい、どうしたって彼のイメージがあるから、素朴さや一般人感は出せてはいないけれど、もうそれだけ木村拓哉という人間が強すぎるので仕方がないのかなと思う。
しかし最後のシーンは人間味と優しさが溢れていてすごく感動した。思わず涙が出てしまった。

人と人との関係性が希薄になってきている世の中だからこそ、もしかしたら私も勇気を出して他者と距離を縮める努力をすれば、一生忘れることが出来ないような、素敵な出会いがあるかもしれないと思わせてくれる素敵な作品だった。

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AZU

3.5二人の間で醸成されるなんとも言えない心地よさ

2025年11月30日
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かつてオリヴェイラが105歳で新作を撮った時も凄いと思ったが、94歳で新作公開を迎えた山田洋次にも恐れ入る。本作は彼が撮り続けてきた人間ドラマを基軸としながら、ストーリー構造は「固定」と「移動」を組み合わせたたもの。互いに目線を合わせることのない二人芝居は、その緩急や起伏の付け方や台詞のタイミングなど、シンプルに見えて実は難しい要素が満載だったのではないかと想像する。もっとも、一台の車を駆使した「動く密室劇」という観点で言うと『幸せの黄色いハンカチ』こそジャンルの代表作であるわけだけれど。ちなみに原型となっているのは仏映画『パリ・タクシー』。しかし最初の乗車地があの場所ならば、これはもう山田作品以外の何物でもない。山田作品ならではのあの人この人の登場も楽しい。そして木村と倍賞の間で醸成される空気感の心地よさ。腕を組む瞬間、双方が浮かべるまるで初恋どうしのような恥じらいの笑みが心に沁み渡る。

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牛津厚信

3.5ファンタジーの中のリアル

2025年12月18日
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幸せ

驚く

癒される

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マロン

3.5気になる点はあるが、良い作品

2025年12月18日
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山田洋次監督の作品を見るといつも気になるのが女性の言葉遣い。
すみれさんや回想のシーンでは気にならないが、「〜だわ」「〜よ」といった現代で聞いたことがない言い回しを高校生の娘が喋る。古臭くて違和感しかない。

ストーリーもこうなるだろうな〜と思った通りの結末。
なのに分かっていてもちょっと泣いた。
暖かくて。

戦争のことや、昭和の時代の事を語る描写がある。それを描けるのは経験者しかいない。
見当違いかもしれないが
当時を知る人が少なくなってきてしまっている今、戦争を、昔を知らない今を生きる者に
こうやって作品を通して伝え続けてくれているようにも感じた。

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maru

4.0まさかの結末、、、

2025年12月17日
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泣ける

悲しい

幸せ

普段見てる景色をタクシーで走り人生の生い立ちの会話する内容。
倍賞とキムタクの掛け合いの演技に引き込まれました。
昔の回想シーンも蒼井優も素敵でした。
結末は絶対感動します。
観に終わった後は清々しい気持ちになりました。

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たつや

4.0山田洋次監督は裏切らない

2025年12月17日
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泣ける

笑える

悲しい

予想通りの展開といえばその通りでしたが、流石、山田洋次監督は魅せますね。何度も涙がこみ上げてきて困りました。
明石家さんまさんと大竹しのぶさんの登場の仕方も見事でした。

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のっぴー

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年12月17日
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泣ける

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サルピン

4.0残された時の中で、新しい貴重な時間を二人で紡いでいく物語

2025年12月17日
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泣ける

幸せ

癒される

「パリタクシー」は観ておりませんが、リメイクするほどの物語となれば、話筋は安定しているだろうことと、倍賞千恵子さん(高野すみれ役)主演ということもあり、観賞。

山田洋次監督独特の動きも無く、少し長めで淡々と語るのみのシーンは、並みの女優さんでは難しそうですが、それを何カットも破綻なく演じ切れる倍賞さんはやはり素晴らしい。木村拓哉さん(宇佐美浩二)はSMAP時代のドラマの印象が強すぎて、それは2023年の「レジェンド&バタフライ」でも変わらずだったのですが、いい中年になってきましたね。すみれと宇佐美が横浜を歩くシーンは、老年の女性をエスコートするに十分な「男」が演じられており、最初にすみれをタクシーに乗せた時の宇佐美が「キムタク」だとするなら、物語が進むに従い、最後は名優「木村拓哉」(言い過ぎ?)になっていく印象でした。

タクシーって「個室」であるがゆえに、運転手と終焉の時を迎えつつある客が何時間も一緒に居れば、身の上話も出てくるのは自然な流れ。その過去をひとつひとつ辿りながらも、残された時の中で、新しい貴重な体験(時間)を二人で紡いでいく。それを我々は温かい気持ちで見守っていく、そんな物語でした。

余談ですが、すみれの辛い過去が回想されるシーンがあります。「女性に暴力を振るっても普通だったのが昭和だった」ことに否定はしませんが、そこには必ず弱い女性を守る強い男がいたのも昭和(の映画)でした。ふらりと渥美清さんか高倉健さんが兄役で現れて、DV夫をぶっ飛ばせば、すみれは罪を犯すことも無かったのになと妄想してしまうのは、倍賞千恵子さん出演映画をいくつも観てきたからでしょうか。

もうひとつ、少しネタバレ??最後にすみれが宇佐美に渡す大金ですけど、当初は劇中セリフにもあった「自分を応援してくれる女性の人権を守る団体」に全額寄付する予定だったが、その中から宇佐美にこの旅の御礼として数百万円程度を分けた。とした方が美しかったのではと。なんとなく、過ぎた大金を手にした宇佐美家の今後が気になるという余計な後味が残りました(笑)。

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hiroishi

5.0良かった

2025年12月17日
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幸せ

癒される

キムタクに会いたくて鑑賞した。やっぱりキムタクの芝居好きだなぁと、改めて実感しました。
主演は倍賞さんなので、やや年配の方向けの映画ですね。
激しいアクションやら長時間の映画がキツイ50代の私には最後まで心穏やかに鑑賞できて良かったです。あっという間に終わりました。リピートもありかな。

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なごみん

4.0倍賞千恵子さんお元気ですね。

2025年12月17日
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ビンボー怒りの脱出

4.0深く静かに、、

2025年12月16日
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映画館はリラックスしながらも神経を研ぎ澄ませ集中するいわば極上の時間となりうる。家でのテレビと違い、積極心で大画面を見て耳だけでなく全身の細胞で浴びる分感動も大きい。

冒頭タクシードライバーの宇佐美の家計に苦しむ描写でリアリティがあり世界にすんなり入っていけた。

固定された空間でいながら景色は移り変わる。
無愛想な2人が徐々に自然に打ち解けていく。

路地の風景とともに戦中幼少期から徐々に紐解かれるすみれの過去は想像を超える苦悩を抱えていた。名作なりうるにはほのぼのだけで終わるわけにはいかない。壮絶な過去とほのぼのした現在(タクシー)を行き来する。

すみれは長い孤独のなかで蓋をし沈もれていた悲しみを、全て聴き受けとめてくれる存在との邂逅により、最期に自身を涙とともに受け入れることができた。

その対価としてけして高すぎではないと思える。さらに宇佐美はすみれとの出会いにより、お金以上のものを得たのかもしれない。

戦後の日本を懸命に生きた
一人の人生の重みを感じました。

夜景とともに深く静かに、、、

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Route101

4.0とある人生の一日の記録

2025年12月16日
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泣ける

笑える

幸せ

 すみれさんの人生が強烈過ぎて、鑑賞から丸一日経った今なお鮮烈。全体的に流れるように語られていく物語でも、各キャラクターの個性が強めなので、場面々々の印象は強い。煮えた油をかけちゃうシーンは、わたくしきっと忘れません。アイツは私も大嫌いだが、さすがにあれは想像もしなかった。
 どんな人の人生にもドラマはあると思うけど、すみれさんほどフルコンボな人はいないと思うよ。喜びも哀しみも、レベル0から100まで全部揃ってるもの。
 この映画はロードムービーでもあったし、おとぎ話でもあったし、すみれさんに仮託された、消え行く昭和という時代へのレクイエムでもありました。人生という本の最後のページでキムタクにあえるなんてすみれさん、ついてたね。

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satsuん

3.5ラストが読めてしまったのが難点と言えば難点。

2025年12月16日
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泣ける

怖い

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孔明

3.0そこそこ泣けるいい映画風にはなっているのは元ネタのおかげ? 絵ハガキ風の東京•横浜の風景をバックに展開する作り物感たっぷりのお芝居にちょっぴり落胆

2025年12月16日
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元ネタの『パリタクシー』は一昨年に鑑賞済み(大いに感動しました)で、このリメイクの企画自体にあまり興味がわかなかったのでパスしようかなと思ったのですが、不謹慎な言い方に聞こえるかもしれないけど山田洋次監督の作品はいつ遺作になってもおかしくない時期にきてるとは思っているので「今のうちに観ておかなくちゃ」と鑑賞してきました。

あらかじめハードルを下げておいたせいか、恥ずかしながら、途中でハンカチを取り出すハメに…… とりあえず、元ネタをうまくなぞって泣けるいい映画にはなっているとは思います。でも、かつて毎年の盆正月に公開される寅さん映画に通っていた年配ファン(お前もそのはしくれだろ、とのツッコミはさておき)にはそれなりに刺さるかもしれませんが、少なくともオリジナルの『パリタクシー』を鑑賞済みの映画ファンにはうけない可能性が高いのではないでしょうか。

まずは、これ、半日で東京の様々な場所を巡って横浜へそして葉山へと移動する「時短かつ短距離ロードムービー」といった趣きなのですが、スクリーンに展開する風景が映画的興趣とはズレていてなんだか絵ハガキ風の美しさを体現しているようです。実はこの東京版、オリジナルのパリ版より10分ほど長いのですが、絵ハガキの枚数を増やしたから、はたまた、回想シーンを無駄に長くしたからそうなったの、とか言いたくなります。

まあでも、オリジナルのパリ版との決定的な違いは主演のふたりではないでしょうか。東京版では倍賞千恵子、木村拓哉というビッグネームを起用したにもかかわらず、共演による化学反応みたいなものがあまり発生していません。本家のセリフをなぞったセリフの応酬に終始している感じで、セリフ以外の非言語的なコミュニケーションにも見るべきものはありませんでした。セリフをなぞったと書きましたが、パリ版のほうにあった「怒りは人を年取らせ、笑いは人を若返させる」といった感じの人生の教訓めいた老婦人マドレーヌの名セリフが東京版のほうには出てきません(出てきたかもしれないけど印象に残ってません)。で、この笑いの話。パリ版のマドレーヌとタクシー運転手シャルルのふたりは笑顔がとてもチャーミングだった記憶があります。ふたりが打ち解けてくると、両者ともこのチャーミングな笑顔をふりまいてとても楽しそうでした。それも、ごく自然に。残念ながら、倍賞、キムタク組にはこの自然な「楽しそう感」を感じ取ることができませんでした(自分にとってはこれが決定的なポイント)。

あと、回想シーンに関しては、なんだか戦勝国フランスと敗戦国日本の違いが出てるような感じでまあ致し方ないと言えば致し方ないです。パリ版ではマドレーヌの最初の相手で子までなすのは、パリ解放に尽力したアメリカ軍の軍人でした。マドレーヌの母親は舞台演劇の衣装を担当していたと思います。このあたりの華やかさは終戦直後の東京では出せないでしょうね。あと、マドレーヌの息子は報道カメラマンになり、取材先のベトナムで亡くなっています。このあたりのメリハリの付け方もパリ版はうまくいっています。

やっぱりリメイクって、難しいですね。リメイクしたことの付加価値をつけないと、両方観た人にはただなぞっただけの安直さを簡単に見破られてしまいます。いいときの山田監督なら、もっと「抒情味」みたいなものが出せる演出をすると思ったのですが。まあでも、そもそもの話になりますが、あの『パリタクシー』をリメイクするという企画自体のハードルが高かったのでは…… でも元ネタのほうを観てない人たちにはそこそこ楽しんでいただけただろ、リメイクの意味はそこにあるのよ、と言われれば返す言葉はございません。両方観た身にとっては、オリジナルの『パリタクシー』って軽くやってる感じなのにけっこう傑作なのね、と再認識した次第でございます。

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Freddie3v

4.5『投げかけたものは帰ってくる』という素敵なお話!

2025年12月16日
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泣ける

癒される

フランス映画「パリタクシー」をベースにした作品で、94歳の山田監督が作ったというので大いに期待して観に行きました。期待通りで昭和時代の雰囲気がとても漂っていて癒されました。ストーリーは85年間生きてきた倍賞千恵子が柴又から葉山の老人ホームに入るために頼んだタクシーの運転手が木村拓哉だったというものです。きっと静かに淡々と人生が語られて終わりと思っていましたが、どっこいそうではありませんでした笑。賠償の起伏のある人生は、かなりぶっ飛んでいます。気性の激しい女性でやりたいことはすぐに実行してしまうタイプ。かたや木村拓哉といえばかなりおとなしめのごく普通の中年(日常生活は極めて庶民的で良いパパ。無口で無骨笑)。賠償の積極的な話し掛けにより、二人はだんだん打ち解けて下の名前で呼び合うようになります(賠償さんが木村に夫婦の大切さを教え諭した時には涙が出ました)。そして無事葉山の老人ホームに辿り着くのですが、その間の立ち寄り先がめちゃくちゃ東京人ならば愛着のある場所ばかりでした。私は墨田区のスカイツリーの真下にある企業に勤めていましたので、墨田区の情景には自然と涙が出るほど嬉しくなってしまいました(墨田区も本当に素敵なところです!)。そして、もらえてないタクシー代とお見舞いのために1週間後に再び木村夫妻が老人ホームに訪れた時には、青天の霹靂が訪れます。さらには、ラストに予想してはいましたが素敵な宇宙からのプレゼントが?『投げかけたものは帰ってくる』という素敵なお話でした(号泣)。映画館の椅子に座っていつまでも鑑賞後の余韻に浸っていたくなる傑作でした。ありがとう。感謝!

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三輪

3.0もうちょっと情緒があれば

2025年12月16日
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かばこ

4.5タイトルなし(ネタバレ)

2025年12月15日
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k elow2

3.0映画館で鑑賞。 キムタクのファン?倍賞千恵子のファン?ご年配の方で...

2025年12月15日
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笑える

カワイイ

映画館で鑑賞。
キムタクのファン?倍賞千恵子のファン?ご年配の方で満員でした。
アドリブなのか、ふふっと笑える場面がいくつかあり、皆さん笑っていました。

平成生まれにはあまりピンとこない時代背景でした。
パリタクシーはなんか主人公に親近感湧いたのになんでかなあ。
作り話感が強いのか、私の教養が足りていないのか…。

車検や家賃の更新でお金がないなんて、なんて計画性の無い家族なの。
そんな中、終始キムタクはやっぱりキムタクなんだなって演技でした。
映画館ではなくで、深夜に家てぼーっとみるぐらいで楽しみたい映画でした。
そんな映画が好きなので、きっとまた何かの機会で観ると思います。

キムタクは教場が楽しみです。

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こそた

3.0国家の枯れ具合をキムタクの枯れ具合で山田洋次が撮るとは。

2025年12月15日
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経済成長からバブルの男は変態サディスト、
女子供はただ無垢で無力な被害者、
てことで良いのか?山田洋次よ。
だからもう一本。
言わされ過ぎた「男はつらいよ」からの
自己反駁が強過ぎね?
その歪つを愛でるけども。
国家の枯れ具合を
キムタクの枯れ具合で
山田洋次が撮るとは。

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きねまっきい
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