「可愛さをかなぐり捨てた唐田えりかには、まだ魅力を感じられないかな。。」Page30 はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)
可愛さをかなぐり捨てた唐田えりかには、まだ魅力を感じられないかな。。
先日予告を見ていたので気になって見に行きました。
彼女の出ている映画は、『ナミビアの砂漠』『死に損なった男』『Page30』と続けて見てます。
可愛いだけの女優から、演技派に向けて変わろうとしているのは感じるんですけどね。
『死体の人』の時のような可愛さは残してほしい。。
『死に損なった男』に続き、今回も可愛らしさは感じられなかった。。
それがホント残念です。。
唐田えりか、林田麻里、広山詞葉、MAAKIIIの4人の女優さんの舞台の話。
意図を伝えられずに、集められた4人。(実は3人)
30ページの台本を3日間で覚えて、練習して、4日目に観客の前で上演するという。
4人の中では、一番知名度が高いけど主演はした事がない、唐田えりか。
他の3人は見た事あるような無いような女優さん達。
正直、唐田えりかの話し方ってちょっと舌足らずな感じで、演技を見ていると上手いと思った事は無いんですよね。
舌足らずな話し方だと、大竹しのぶが頭に浮かぶ。
最初の方のMAAKIIIさんの演技未経験という演技が、変な方言を話しているようで違和感を感じた。
広山詞葉のオーバーな演技も舞台だったら良いように思う。
林田麻里は安定した演技。
舞台のシーンが細切れに映される。
見ていて、MAAKIIIさんが大化けするのかなと予想していた。
彼女の後半の演技は演技素人とは思えない熱演だったけど、その辺は特に描かれていなかった。
この映画、唐田えりかが出ていなかったら、誰にも注目されなかったでしょうね。
基本のコンセプトは、ソウとか100万円の女たちを思い出した。
結構似た構成の話は見ますよね。
コメディのイメージの強い堤幸彦が監督。
ドリカムの中村正人がプロデューサーでした。
最後の終わり方は少し強引に感動させようとしている感じ。
この映画は見る人によって評価は結構変わると思う。
私はイマイチ、ツボらなかったかな。
可愛さをかなぐり捨ててしまった唐田えりかには、まだ魅力を感じられないかな。。
ただ、今回の彼女はとても頑張っていました。
頑張ってほしいです。
私も復帰後の映画は、「の方へ、流れる」からネトフリ以外、劇場で全部見ています。おっしゃる通り、私もまだ唐田さんの「演技力」そのものには、まだまだな点があると思っていますが、一本撮るごとに、どんどん良くなっています。唐田さんの持ち味は「透明感」ではあるのですが、年齢を重ねていくと、それはやがて失われるものなので、今のうちに様々なチャレンジを、敢えてやっているのだろうと思うのです。どちらかと言うと、ご本人は、「かわいい」だけの役者にはなりたくないとすら思っているのかもしれません。 ファンの私としては、私も彼女には透明感ある、かわいい役をやって欲しいと思うものの、敢えてチャレンジングな映画に全力を投入している彼女を、ただただ応援したいと思うのみです。