「笑いあり、熱いメッセージあり、涙ありの素晴らしい映画」おいしい給食 炎の修学旅行 波風龍雄さんの映画レビュー(感想・評価)
笑いあり、熱いメッセージあり、涙ありの素晴らしい映画
主演の市原隼人さんが舞台挨拶で言っていたように、子供から大人まですべての世代が楽しめる素晴らしい作品でした。
オリジナル作品で映画では3作目ということなのですが私は今回初めて観ました。
主人公の甘利田幸男は中学校の教師として働いているが、何よりも楽しみにしているのが学校の給食。ただ、生徒に対して威厳を保つために如何に周りに悟られないように必死に過ごしていた。毎日給食の献立を事前に確認してどのように臨む(食す)かをシュミレーションをする。そしていざ給食の時間になると名前入りのマイ箸用意して、自前のひざ掛けをかけて、メガネを外していざ実食。
椅子から落ちたりソーラン節を踊ったり、華麗な食レポをしたり、とにかく全身で給食を楽しんでおりそれを見ているこちら側まで幸せな気持ちになるような素晴らしい給食のシーンでした。
そして一緒に食べる生徒の中に粒来ケンという給食のアレンジの天才がいて、甘利田が思いつかなかったようなアレンジ方法で美味しそうに食べるシーンがとても良かったです。
そういう楽しいシーンある一方で、自分の偏見で物を考えていないかと問うたり、毎日楽しく過ごすために自分はまだこんなものじゃない、と自信をもつ大事さを問うたりと、大人にも刺さるシーンがありました。他にも他校との給食や価値観の対決のシーンやお別れのシーンなど笑いあり涙ありでとても素敵な作品でした。
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