「修学旅行だけど、やっぱり主役は給食でした!」おいしい給食 炎の修学旅行 シルモノンさんの映画レビュー(感想・評価)
修学旅行だけど、やっぱり主役は給食でした!
「笑って泣ける」とはよく言うけれど、まさに今回の炎の修学旅行編は、笑って、泣けた。
今回の主な舞台は修学旅行先なわけですが、つまり教室を出た甘利田先生が、給食のごとく食事を取る時間があるということ。そのあまりのはっちゃけっぷりが、教室以外の空間で披露される……。日常となっているために教室ではほぼスルーされている彼のリアクションが、他校の生徒の目の前で繰り広げられるのです。奇異の目に晒されるのです。それでもいつも通りの甘利田先生が、とんでもなく面白い。作品のファンもちょっと忘れていると思うけど、客観視した時の甘利田先生は……めちゃくちゃだねw
初めておいしい給食を見た時の新鮮さが蘇るかのようでした。教室から解放されるという意味が、こういう形で証明されるとは思わなかった。
そして……こちらもいつも通りに、胸にじんわりと来る終わり方でした。ただ今回は、いつも以上に寂しさを覚えました。予想外の展開だったからか、映画の構造がそうさせたのか……。いつもの給食の時間があって、旅行があって……楽しい時間が続いていたからなのかもしれない。映画を見た直後はあたたかな気持ちだったけど、帰り道でだんだん寂しさに襲われてしまいました。甘利田ロスなうです。早く続きが見たいなぁ。
1本の映画の中で、見ている側にこんなに多彩な感情の変化を起こさせる映画も珍しいと思います。
バカバカしくて、でもちょっと切なくて、おなかがすいちゃう映画です。みんな見た方が良い。
楽しくおいしくごはんが食べたくなりますよ。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
