事故物件ゾク 恐い間取りのレビュー・感想・評価
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ホラー、アイドル、キャラクター、3本柱の楽しみ方
主演が渡辺翔太さんなので観に行きました。
ホラー作品として見ると映画自体はライトというか、幅広い層が楽しめるつくりだと思います。
"実話に基づく"ということで松原タニシさんが原作者であり本も出されていますが、怖さを求める人はタニシさんのお話を併せてたどっていくと、リアルな不快感を得られるかなと思いました。エンドロールで元となる写真など出てきます。ホラー要素で個人的に好きな部分はここでした。
ホラー要素に関して、宣伝で持っていた期待値に比べて映画本編だけでは物足りなく感じたので、星は3.5にしました。
アイドル渡辺翔太を観に行く人は十分に楽しめると思います。
「渡辺翔太と言えば」という映像やセリフが、作品中にふんだんに散りばめられています。
"上京前の職場は工場"という前情報を入れずに観たため冒頭が製鉄所で「?」と思ったのですが、その後すぐのシーンでパンプアップされた肉体を披露するので、労働で鍛えられた体という設定かと納得しました。
観客をホラーの世界にいざなう主人公ヤヒロとしての演技も、ナチュラルで良かったと思います。
個人的に一番ハマったのは、個性際立つ登場人物たちです。
映画Webページにも出ていますが、事故物件を取り扱う不動産会社社員(シソンヌじろう)、心霊現象に知見が深いオカルトライター・神室(山田真歩)、「いわくつきの古い旅館」の様子がおかしい主人・大宮(正名僕蔵)などはやっぱりすごくいい味を出していました。
公開イベントの前夜祭の日に2回見ているのですが、何回でも見たくなるキャラクターが何人もいらっしゃいました。
Xなどで情報を探すと、"実話に基づく"部分の解説があったり隠し要素のヒントがあったりと、映画を深掘りしていくこともできます。
サクッと見られて実際の上映時間よりも短い体感だったので、いろんな視点で繰り返し観て楽しめる映画だと思います。
霊感が全くないせいか全く怖くない
2025年映画館鑑賞74作品目
8月6日(水)イオンシネマ石巻
ハッピーナイト1300円
監督は『スマホを落としただけなのに(2018)』『終わった人』『事故物件 恐い間取り』『“それ”がいる森』『映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』の中田秀夫
脚本は『ラビット・ホラー』『犬鳴村』『妖怪人間ベラ』『樹海村』『牛首村』の保坂大輔
地元の高校を出て鋳物工場で働き始め29歳にして夢を諦めきれず仕事を辞め福岡から上京し駆け出しタレントとして芸能生活を始めた桑田ヤヒロ
工場長の伝手で芸能事務所「フジプロ」社長の藤吉清の世話になる
社長のススメで事故物件住みますタレントを中心に活動するが行く先々で悪霊に出くわす
CMの仕事も舞い込み現場で出会った女優の卵の春原花鈴と親しくなる
俳優とか歌手とかお笑い芸人とかじゃなくてタレントってのがバカっぽい
しかも憧れのタレントがよりにもよって勝俣州和なのは笑いどころか
『君がトクベツ』の時とはだいぶ雰囲気が違う畑芽育
これはこれで可愛い
『俺物語』のときの永野芽郁に比べたらたいしたことないけど
山田真歩の役作りの仕上がりぶりが良い
事故物件専門?不動産って実際にあるのかな
逆転の発想かも
感心した
本人役で前作主演の亀梨登場
やっぱりスターとして格が違う
エキストラのおっぱいはもちろんのこと主役やヒロインよりよっぽど華がある
正名僕蔵には悪いが彼そのものが事故物件的存在
俳優として嫌いじゃないけど
藤吉清社長は春原花鈴の父親でした
しかも幽霊でした
ヤヒロにしか見えません
ヤヒロは霊感が強いんですね
幽霊にモテてもね・・・
配役
主任昇進を断り29歳で工員を辞め子供の頃から夢だった売れっ子タレントを目指し事故物件に住む桑田ヤヒロに渡辺翔太
ヤヒロの幼少期に荒生凛太郎
CM撮影で出会う女優の卵の春原花鈴に畑芽育
花鈴の幼少期に諏訪結衣
花鈴の母の美和に佐伯日菜子
旅館「大宮苑」の主人の大宮憲明に正名僕蔵
ヤヒロが所属する芸能事務所「フジプロ」の社長で花鈴の父親の藤吉清に吉田鋼太郎
心霊研究家の神室日和に山田真歩
事故物件を専門に扱う浄仏不動産の社長の金原悟にシソンヌ/じろう
シェアハウス「フォレストハウス与田」の同居人の小山拓巳に加藤諒
シェアハウス「フォレストハウス与田」の同居人の久米海斗に金田昇
シェアハウスの近くにいる黒猫にカール
ヤヒロを雇っていた工場長で若い頃は上京し俳優を目指したが挫折し福岡に戻ってきた経緯がありヤヒロに藤吉清を紹介する山中充輝に滝藤賢一
ヘルニアで腰を痛めている工員の薮越正利に諏訪
TV局入りするタレントにますだおかだ/増田
CS番組「兼続行吉のそこには行くな」のMCの兼続行吉にますだおかだ/岡田
TV番組のプロデューサーの丹羽誠になすなかにし/那須晃行
「フジプロ」の隣の事務所の社長になすなかにし/中西茂樹
隣の事務所の社長の愛人に吉澤智美
CM監督に河邑ミク
CM撮影のADに大朏岳優
CMタレントに亀梨和也(本人役)
ヤヒロの憧れのタレントに勝俣州和
「笑って震えて」のオーディションの審査員に松原タニシ
「笑って震えて」のオーディションの審査員に大島てる
「笑って震えて」のオーディションの呪物研究家に田中俊行
「笑って震えて」のADにトワイライト渚
「笑って震えて」のオーディションの参加者に素晴らしき人生
「笑って震えて」のオーディションの撮影係に宮田佳典
「TURMO VILA SAGITA」の幽霊に亀本ゆず
旅館の子供の幽霊に笹原妃菜
旅館の母親の幽霊に櫂作真帆
シェアハウスの老婆の幽霊に森直子
エレベーターの子供の幽霊に笹原妃栞
ポスター「となりの芝生は青い」のタレントに北野誠
ポスター「ベタで許して」のタレントに安田大サーカス
スナックのママにパピヨンズ/ちよこ
ラビット便の配達人に関ヒロユキ
カフェのウェイトレスに佐々木史帆
「兼続行吉のそこには行くな」の放送作家にごうきち
「兼続行吉のそこには行くな」の放送作家に山岡竜弘
「兼続行吉のそこには行くな」のディレクターに森準人
「兼続行吉のそこには行くな」の音響係に海老澤英紀
「兼続行吉のそこには行くな」のカメラマンに渡辺潤
「兼続行吉のそこには行くな」のADに平木幹太
「兼続行吉のそこには行くな」のスタッフに礒部泰宏
「兼続行吉のそこには行くな」の照明助手に久遠明日美
「兼続行吉のそこには行くな」のアシスタントMCに宮瀬茉祐子
カフェの客に白戸達也
美和の恋人の横田明雅に烏谷宏之
勝俣州和のトークショーの司会に桜田紗衣
出演者が面白いかな
ホラー映画は怖くてあまり見たことが無かったので、普通に怖かったですが、ちょこちょこといろんな俳優さんが出てくるので楽しめました。滝藤賢一さんや正名僕蔵さん、吉田鋼太郎さんの安定した演技はさすがでした。主演の渡辺さんは初めてお芝居を拝見しましたが、ご本人の優しい人柄が出ていそうで、今後テレビで見かけるのが楽しみになりそうです。ヒロインの畑芽育さんはとても可愛らしいのに、スイッチ入ると目が怖くて良かったです。芸人さんもちょこちょこ出てきて楽しく、そこだけ怖さから解放されるかも。
え?そんなことある?そんなことする?と思う場面もありますが、逆にそれがタニシさんのリアルな体験に基づいているからなのかもしれません。
二軒目のルームシェアの物件では一歩間違えば滑稽にも思えるようなシーンでも、海斗役の金田さんの怯え方や表情がうまくはまって見ごたえあるシーンになっていたと思います。金田昇さん、今後要チェックです。
恐怖映画ではありませんがドキドキ
この作品は〈幽霊は優しい人に憑く〉がメインテーマ。外連味のない頭脳派ホラー系映画だと感じました。ボーっと見てはいられません。考えて,考えて、楽しい😊真のテーマへ辿り着くための伏線が3本ありました。ヤヒロくんついては、ピュアで礼儀正しくて優しい青年。左右、両手利きの人☺️主演の渡辺翔太さんが素直に品よく演じていて,後味が良かったです。
教えてほしい
ホラーは苦手なのですが、相方が突然の渡辺翔太の映画を観たいと言い出し鑑賞。(最近テレビでみて渡辺翔太が好きになったっぽい)
重ねて言いますがホラーは苦手なので、皆さんが怖くないと言ってもビクビクしてしまいます。完全にいいカモかも…
物語はちょっとしたオムニバス形式になっていてひとつひとつの話をじっくり描く方式ではないです。物語を追いたい私には物足りない!
でも最後の吉田鋼太郎のシーンに不覚にも涙してしまい、自分でもびっくり。終わりよければ全てよし、みたいになってしまいました。
暑い夏をちょっとゾクゾクしたい方にはオススメです。
あと、ヤヒロ君が「君のままでいいんだよ。おかえり、カリン」というようなセリフがあったと思うんですが、それを言うなら「おかえり、リホ」じゃないんでしょうか??
前作よりはまし
-良かったところ
1.前作のように笑いを取ろうとしなかったとこらろ、前作は笑わせたいのか怖がらせたいのかわかんないところがあった
2.各物件ごとに恐怖演出を変えていたところ
└特に怖ったところは以下
1.憑依したときに顔が歪むところ、前作のボス的怨霊も顔が映像的に歪む演出はほかのホラー映画では見ないため新鮮だった
2.DVママのアップの場面
3.カリンちゃんのアップ場面
-悪かったところ
1.半分以上の恐怖演出がフォーマットとして古すぎて怖くない、特に最初の女性霊の演出はどれもイマイチ
これについてあまり関係ないけど、主人公が宿で少女の幽霊を見てスタッフにそれを話した時にスタッフが"その子、足はあった?"と聞いたが、今どき幽霊は足がないとイメージする人は少ないと思う。
そこら辺のアップデートが足らないのでは?
2.ロマンスパートストーリーが陳腐すぎて見ていて恥ずかしい、あんな都合よく可愛い彼女と出会ってパットしない顔の主人公と付き合うわけねぇだろ(怒),せめてもう。
少し説得力のある演出をしてほしかった
3.オチのあの幽霊が仕込みが都合良すぎ、
あの幽霊は主人公が工場で働いてるときから知ってたことになるけどどうやって知ったの?
タレント業の仕事の手配とかもどうやったの?あの世界では幽霊になったら割と万能な催眠でも使えるの?いくらなんでも脚本が適当すぎるのでは?
なんか色々と勿体ない続編
前作を見た上で今回どうなるんだろうと思っていたらそもそも主人公から何まで別物として続編がスタートすることが驚きでした
今作の最後はハートフルな感じで終わらせたように感じましたがホラー映画にしては終盤の回想からのハートフルっぽさが長い!
それもあってか中盤までホラーしてたのに尻つぼみして「あ、これで終わり?」ってなりました
前作の流れの急なラストバトルを少し期待してた自分もいたせいかなんか勿体ないなと感じました
ツッコミどころ満載でしたが個人的に1番気になったのは、予告で降霊術するシェアハウスと表現してたからそういう人達の集まりなのかな?と思ったら
お前が発端じゃねーか!!!
ってつっこんでしまいました
最後に1番驚いたのは雷のシーンでした
幽霊も優しい奴に寄って来るんだよ
久々にに満足感のある映画を観ました。事故物件シリーズの中では、過去2作程観ていますが、個人的には一番良かったです。
いわゆる虫の知らせってやつですかね。母の浮気で父1人で娘を育てたけど、父の最期がきてしまう話。幻覚だけど、父が娘を抱き寄せるシーンがとても温かく、思わず涙が出てしまいました。
形見とか「おくりびと」を思わせたり、名刺の幻覚や幽霊との会話等、ツッコミどころはありますが、言いたいことがよく伝わり、かなり引き込まれました。話も物件ごとに区切りをつけ、長さを感じませんでした。
ホラー未満、間取り以下。雷だけが元気
事故物件体験を映像化…と聞いて期待しましたが、ふたを開けてみれば肩透かしの連続。
第1話はよくある心霊体験。第2話はなぜか旅館での出来事、第3話はシェアハウス(同居人=いつのまにか友達という雑な処理)、そして第4話に至っては、もはや事故物件ですらありません。
「恐い間取り」というタイトルにもかかわらず、間取りは各エピソードの切り替え時に出てくるだけの飾り。空間的な不気味さや構造を活かした演出は一切ありません。
「はい?」としか言いようのない内容です。
さらに、母親が倒れて帰省するけど、なかなか帰省しない冗長なくだりや、雷の音だけで驚かせる演出の浅さにも辟易。
実話をベースにしたはずが、余計な脚色と過剰な感情演出によってリアリティが削がれ、結局なにを見せたかったのかがぼやけたまま終わりました。
ホラーではなく、“ホラー風ドラマ”という表現が適切。
怖くはないが、ある種の失笑と苦笑が次々と襲ってくる一本です。
シソンヌじろう始め芸人の演技のうまさは見どころ。
リングは震えるほど面白かったのに。
最後は事故物件じゃ…
良く出来ている。
流石は中田秀夫監督だけあって
作品は卒なく仕上げていると思うが
見終わると何とも言えない…
ラストの展開は非常に無理が有る。
父の幽霊が娘の為に思考して行動するという
時点で、幽霊じゃ無くなっている。
娘の云う父親像と真逆なキャラの事務所社長が
結びつかなくて納得出来ない。
吉田剛太郎って、どの役も一緒に見えて変化が無い。
たまにはヒゲを剃って髪型を変えて役作りを見せて
欲しい所。あと肝の霊媒師の女が頂け無い出来で
薄っぺらい。
どうして?この結末と言うかストーリーに
成ってしまったのだろうか、主演がアイドルで
何かしらの制約があって、ホラーと言うより
清く正しい男女のお付き合い要素の強い作品に
大分傾いている。脚本家が駄目なのだろう…
調べたら清水祟の村シリーズの脚本を大分
手掛けている。ある意味ではかなり怖い感じ…
前作の奈緒は非常に良かったので残念…
亀梨和也は、いいから高田純次を出して欲しい
と云うか、出るのを期待して観に行った感。
前作に比べて幽霊のクオリティは格段に
良いと感じた。
途中から事故物件話じゃなくない?結果論?そして霊パワー万能すぎ!
タレントを目指して上京した青年が、話題になるために事務所の指示で次々に「事故物件」に住むが、そのどれにも、想定以上の出来事が待ち受けていた。
瀬戸康史の好演と江口のり子の顛末のみが異様に印象に残ってた、あの「事故物件」の続篇。
タレント志望の青年が住む5件?の事故物件の話をオムニバス的に描く「女優霊」「リング」の中田秀夫監督作。
主演は別として、最近出演作が続くヒロインの畑芽育が、特に憑りつかれそうになる?一瞬の演技がイイ。そのまま闇落ちしてヒールな部分も観たかった。
そして、吉田鋼太郎の調子がいい軽い感じは、さすがの存在感と説得力。
ホラーは、こういうベテラン俳優をどれだけ集められるかも重要。
短時間ですが、Jホラークイーン、佐伯日菜子の出演もうれしい!
(ただ、実話かもしれないが勝俣の登場はえらく浮いてる。)
話は、最初の3軒は普通に見られる。
「霊がただ映り込んでいるカット」がいくつかあってとっても効果的。
映画の中の人物がそのことについて触れず、また音楽やショッキング音も無く、観客が目撃するだけなのが、ゾッとできていい。
ただ、いきなりあれだけ痛そうでクッキリした歯型をつけられたのに、それほど動揺していない主人公。
格好の話題なのに誰にも言わず騒がない。
また、旅館からの中継で、予定になかった悲しい話は、本当に嘘のアドリブだったのか霊が言わせたのかわからない、など細かいところが気になってくる。
あの女は、よく知らない男を自分の部屋に住まわせるなとか。
いろいろ気になることが多すぎて、純粋に事故物件ネタを楽しめなくなってくる。
そして、4軒目、5軒目は、もう事故物件ネタでなくない?
たまたま間借りした部屋に出るとか、言った先に死体があったとか。
普通のホラー話を無理やり事故物件とこじつけてる。
さらに、途中で、もしかしてこれはよくある「実はこの人死んでました。」パターンかと思えてきて、さて誰だろうと?
不自然な喫茶店の「水もう一つ下さい。」のくだりで比較的わかりやすいネタバレ。
そもそも、何の縁もゆかりもない地方の青年を、わざわざ東京に呼びつける霊力のパワーと手間が凄すぎる。
遠隔地の名刺の名前と電話番号を、幻視させる霊能力恐るべし!
主人公の前では幻覚は見せられても、事務所の仕事の手配とか現実として大勢が関わることも、霊が手配いていたということ?どれだけ万能?ある意味、死後も超有能マネージャー。
いろいろ気になって、観終わって「意外といい話でした。…」じゃないだろうと思った。
メジャー系のJホラーや日本映画は、必ず泣かせる感動話でないといけないの?
ホラーエンタメ
テンポ良く次々と“事故物件”を巡っていく構成で、全体を通して飽きさせない。
1件1件に異なる物語があり、それぞれにちょっとしたドラマ性が込められていてオムニバスのように楽しめた。(1軒目の怪異の背景ももう少し深堀してもらえたらより入り込めて良かったかもしれない)
登場人物達も気付いていない幽霊が複数隠れているという演出や細かい描写に気づく楽しみもあり、2回目以降の鑑賞にも向いていそう。
物件ごとに話がさくさく進むので展開も分かりやすく、ホラー初心者にもおすすめできる。
主人公のヤヒロは、「優しい人に霊も寄ってくる」という設定どおり、自分を襲った霊のことすらも気にかける純粋でお人好しなキャラクター。
驚いたり怖がる演技が自然で感情移入できるが、恐ろしい目にあっても割とすぐ日常に戻る切り替えがすごくてちょっと笑ってしまった。クセになる強メンタル主人公。
ヒロインはとてもかわいらしい雰囲気なのに、アップでの脅かしシーンではしっかり怖くてギャップが良かった。
怖さだけでなく、ユーモアや人間ドラマも詰まった作品で、自分は約2時間とても楽しく観られた。
4DXでの鑑賞もおすすめ。迫力が増して、よりエンタメ性を楽しめる仕上がりだった。
少し緩く物足りない感じ。事故物件の続編としての纏まった怖さが無いかな。
異常な暑さが続く中、
観に行くには丁度よさそう?
そう思って 今日は「事故物件ゾク 恐い間取り」観に行きました。
前作時は主:山野ヤマメ(亀梨和也さん)
今作時は主:桑田ヤヒロ(渡辺翔太さん)
監督はどちらも 中田秀夫監督。
好き嫌いで言うと 前作の方が好きかな。
訳分からんかったけど 迫り狂う物が所どころあった。
怨念退治は馬鹿らしかったけどもね。
今作は めっちゃ緩い感じ。何か殺人犯とその家族みたいな・・・
そんな話 このシリ-ズに要るかな?
各借家の話も 絡みが弱く
1部屋に付き1回深く驚かせたら ハイ終わり~みたいな
次の物件へ移るとか・・・ 見てるこっちは慣れが出ちゃって飽きる。
驚きの演出に定番のリズムが有って
それが分かっちゃうと 安心感と詰まんなさが同時に来ちゃうのよ。
だから 訳わかんな無くした方が良くって
各部屋移るけど 通して憑いてくる何かを入れた方が良く
最後に ガ-ンと、意外性を突く シ-ンが欲しいかな。
旅館のドンドン音の部屋。
普通に大浴場とか場面、渡辺さんを脱がしてファンサしてるとしか思えなくて
折角のホラ-場面が心癒やされちゃって・・・
何をしたいのか 分からんですよ。
実際に起こったことを淡々とやれば良いのに、無駄に創作しちゃうから蛇足感が出ちゃってると思いますね。
総じて本の作りが弱いかなと。
今作は 藤吉清(吉田鋼太郎さん)と春原花鈴(畑芽育さん)の関係性だったのだけど、 主が最初のビル事務所を訪れたときから伏線は総て読めてました。
だから 最後 ああ~やっぱり・・・感しか出てこなかった。
慣れとは恐ろしいもので、監督作を知り尽くしているからかも知れません。
でも随所に出てくる異変さは十分楽しめるレベルだったとは感じます。
ご興味ある方は
劇場へどうぞ!
色々と「?」の部分が多いのが難点で、そのあたりを整理すればネタバラシもうまく行ったように思えた
2025.7.28 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(113分、G)
原作は松原タニシの『事故物件 怖い間取り4』
事故物件に住むことになった駆け出しのタレントを描いたホラー映画
監督は中田秀夫
脚本は保坂大輔
物語は、福岡にて工員をしている桑田ヤヒロ(渡辺翔太)が描かれて始まる
10代の頃から勤務し、同僚たちに慕われるヤヒロは、工場長の山中(滝藤賢一)から昇進の話を持ちかけられてしまう
だが、ヤヒロには夢があって、それは幼少期に出会った憧れのタレントのようになることだった
かつて俳優を目指していた山中はヤヒロにチャンスを与え、登場時代にお世話になった藤吉清(吉田鋼太郎)を頼るようにと告げた
東京に来たヤヒロが藤吉を尋ねると、「まずは住みますだな」と言い、近くの不動産屋を紹介した
そこでは「いわくつきの事故物件」を取り扱っていて、不動産屋の社長(じろう)から、「駆け出しのタレントたちは安い物件に住むんだよね」と言われてしまう
仕方なく「事故物件」に住むことになったヤヒロは、その日から奇妙な夢や出来事に苛まれることになった
その後、ようやくCMのエキストラ役の仕事を得たヤヒロは、CMタレントの亀梨和也(本人役)と出会い、カップル役をすることになった女優志望の夏鈴(畑芽育)と急接近することになった
ある日のこと、ヤヒロの部屋に来た夏鈴はただならぬ違和感を覚える
彼のスマホが見当たらずに掛けてみると、そこから奇妙な女の声がしてきた
夏鈴は引っ越した方が良いというものの、ヤヒロはそこに住み続けざるを得なかったのである
映画では、合計5つの事故物件(実際に事故物件なのは3軒)に関わることになるのだが、そのつながり自体はスムーズだと思う
最初のマンションから「ロケ先の旅館」「ネカフェに限界が来てシェアハウス」という流れになっていて、そこから「ウチ来る?」からの夏鈴の部屋へと向かう
そして、事務所だと思われていた場所が事故物件のような扱いになっているのだが、いわゆる「住人が死んだ物件ではない」ところに無理があるように思えた
物語としては、大オチは面白いと思うものの、だとしたら「どうやって仕事を得たの?」という疑問が湧くし、夏鈴との恋愛関係も表現はないのに色々とすっ飛ばしていて変な感じになっていた
女優を俳優と言い換える今時の配慮もなじまず、観客には女の子に見えているけど、ヤヒロには男の子に見えているというネタバレがあるのかと思っていたがそんなこともなかった
ヤヒロの一目惚れはわかるものの、そこまで恋愛感情があるように見えない夏鈴が「ウチ来る?」というのも不思議な流れで、そこは表情を豹変させて「ある人物が乗り移って言わせている」とか、かなり関係性が深まっているので「自然にそうなった」という方が良かったように思えた
ホラー映画としてはそこまで怖くなく、いわゆる「ライトホラー」の部類に入るのだが、怖がらせ方は「ジャンプスケアのみ」で、個人的に一番怖かったのは夏鈴の部屋で物色した後に彼女に睨まれるシーンだった
あの無言の圧力と目力は本物で、何かが憑依しているように思う(おそらく父親が娘の部屋で何している?というテイスト)
ただ、それ以上の怖さというものがない(人によっては幽霊の造形は怖いかもしれない)のが残念だった
幽霊に関してもほぼ一瞬で、ラストのエレベーター内の少女(笹原妃栞)だけがはっきりと映っているくらいだった
社長の正体がわかるまでの流れは良いと思うのだが、やはり導入としての「いつの間にか別人だった」に無理がありすぎる
なので、事故物件に住むことは業界の通例みたいな感じで本当の社長が説明して、その先の不動産屋の社長もしくは関係者が藤吉で良かったと思う
社長がヤヒロを選んだ筋道(優しいから取り憑いた)をきちんと描かないと、どの時点からヤヒロは誘導されていたのかがわからなくなってしまうのではないだろうか
いずれにせよ、タレント活動と住みます案件を同時に成立させるための論理的なストーリーテリングが必要で、最初の事故物件が実は藤吉が結婚する前に関係していた女とかでも良かったと思う
その後、藤吉は夏鈴の母親と出会うものの、過去のことがあって夫婦間はうまくいかなくなって、それで事故が起きるという流れでも問題ない
本作では、ヤヒロと夏鈴がどのように結びつくかが鍵となっているので、あのスナックに誘導するのが「街角でバッタリ出会った不動産関係者」とかでも良いのだろう
このあたりを詰めて「?」をなくしていけば、もっと驚きを増幅できたのではないか、と感じた
後味爽やか、サクッと手軽に「ちょっと怖いもの観たいな」にぴったり
事故物件で怪奇現象に遭う話。基本引っ越しさえすれば霊は後を追ってこないので精神的逃げ場があり、ホラー映画初心者にはとても良かったです。
主人公のキャラクターがとてもいいです。優しすぎて霊に取り憑かれやすい、真面目で誠実な男の子ですが、『タレントとして売れたい』という芯が絶対にブレないので、成仏できてない怨霊さんのことを心配しながらもサクッと次の事故物件に引っ越しちゃう、程よいドライさとチャラさがあります。
何が何でもタレントとして売れたいんだという熱意が伝わってくるので応援したくなります。ゲスさは全くなくて、幽霊をおちょくったり煽ったりはしておらず、カメラは回すけど「しっかり怖がる」という方法で幽霊とコミュニケーション取るので幽霊側も嬉しくなって主人公にちょっかいかけてるような感じすらしました笑。
金無し職無し人脈無しの無力な主人公ですが、怨霊を倒さなくても次に進める、撮れ高さえゲットできればお世話になりましたとサクサク進んでいける、ちょっとずつ肝が据わる、気付けば仲間が増えている、という構造なので安心してホラー体験ができました。後味がさっぱりしてるので日常生活に嫌な意味で後を引くことがないところも良かったです。
SERIOUS
前作はトンチンカンな出来だったんですが、ネタ的にはかなり楽しめた作品だったので、今作もネタ的側面でどこまで振り切ってくれるのかというところに注目して鑑賞。
特典は渡辺くんのミニカードでした。
前作よりパワーダウンしているのはしょうがないとしても、トンチンカンな部分が笑えず、本質であるホラーとしても全然怖くない、とんでもなく微妙な出来になっていました。
主人公の性格あたりが最初からちんぷんかんぷんだったので躓きが凄まじかったです。
福岡の工場で11年働いてからのタレントになりたいから東京に行くぜ〜!というなんとも言えない動機、俳優やモデルやアイドルと明確な職業はあるはずなのに、タレントという大雑把な括りで職業を求める時点でもうのめり込めなかったです。
そこから事故物件住みますタレントとかいう聞いたことのないジャンルがあたかも一般的に流通しているかの如く語っているのもさっぱりでした。
1軒目の物件で、それでいて今作のハイライトはなんでそんな場所にあんねんっていう窓に霊が映り込んでビックリした勢いで一回転しながら窓に肘を打ちつけて、その中にたまたま呪物があったというご都合主義が大集合したかのようなシーンはもうハチャメチャで好きでした。
部屋自体ははよリノベしろよってくらい事故の痕が残っているんですが、霊が何故出てくるのか、何故頭を擦り付けるのか、何故首を噛んだり切ったりするのか、何もかもほっぽられていて怖さ0でした。
オーディション会場で霊媒師がいるとかというご都合の塊のクセに全然生かしきれていないのも勿体無いですし、前作以上に霊関係の登場人物が役立っていないのは残念でした。
この後も呪物の研究家が出てきますがそれっぽいセリフしか言わずでなんすかコレ?としか出てこなかったです。
2軒目から旅館が出てきて事故物件…?ってなりましたし、ここからもう展開がチグハグになっていきました。
どういった事故が起こったかはなんとなく分かるんですが、亭主がひた隠しにしていたり、使っちゃいけないであろう部屋を賄賂で取引したり、上階で見つけた幽霊にボコボコにされる夢を見るといったもう肩透かしの展開の連続で残念でした。
3軒目はシェアハウスでアイデアはいいなと思ったんですが、猫ババアがこんにちはしてきてからはもうフィクションじゃん…と肩をガックリ落としました。
間取りの怖さが1ミリたりともないのも残念でした。
4軒目は撮影現場で出会った春原さんの家というもう事故物件では無いんじゃない?という引っかかりもありながら、どこか「見える子ちゃん」で見たことのあるような展開になっていき、なんだか感動路線に持っていってしまったのでもう冷めっぱなしでした。
というかそれまでの行動が全くをもって辻褄が合わなさすぎてホラーどころじゃなかったです。
オチも憧れの人である勝俣さんとTV局で出会うという爽やかな感じで終わる…なんてことないのでどうなるのかなーと楽しみにしていましたが、どこからいたんですか?っていう子供の幽霊が勝俣さんの横にいるとかいうしょーもないオチでズッコケました。
勝俣さんが全速力で追いかけてくるとか、えっぐいくらい口角を上げてこっちを見てるとか、もっとやりようはあったはずなのになーんでこんなオチにしたんだろうなというガッカリ感の方が強かったです。
渡辺くんの演技はおそ松さん以外では見たことが無かったのですが、なんとも言えない感じで…。
特別下手ではないんですが、ホラーとして見るとそこまでアップ顔が怖く無かったのが残念でした。
畑芽育さんは今作のベストアクトで、アップ顔でビックリさせられましたし、キュート感じから悲哀さまでどれも強くて頼もしかったです。
今作でも中田監督らしく芸人を多くキャスティングしているんですが、しっかり役に溶け込んでいるのもあってあんまし意外性が無いですし、芸人がコメディリリーフになるわけでもないので、他業種の人材を起用するとしては微妙なラインかなと思いました。
カメが本人役でちらっと出たのは好きでした。
ホラーの2作目に当たりは少ないの法則に今作もしっかりハマってしまったなといった感じでした。
そもそも事故物件の定義を外れまくってる時点で、原作へのリスペクトも欠けているようで残念が止まりません。
ゾワっとするホラー、お待ちしてます。
鑑賞日 7/25
鑑賞時間 17:40〜19:50
全51件中、21~40件目を表示






