「「命」というテーマに触れるホラー映画!!」事故物件ゾク 恐い間取り renkinさんの映画レビュー(感想・評価)
「命」というテーマに触れるホラー映画!!
本作は、タイトル通り“事故物件”を題材にしたホラー映画で、正直、今まで観てきたホラーの中でもトップクラスに恐怖演出が詰め込まれていました。
単なる驚かせ要素に留まらず、「生と死の境界」「人が亡くなった部屋に残る痕跡」「命の声」といったテーマが重く描かれていて、ただ怖いだけでは終わらない作品です。
怖さの部分では、暗闇の中から聞こえてくる声、誰もいないはずの部屋で勝手に動く物、背後からじわじわ迫ってくる影など、視覚と聴覚に強烈に訴えかけてくる演出が満載でした。普通の人であれば、鑑賞後にしばらく眠れなくなるくらいリアルな恐怖が描かれています。
ただ、個人的にはホラー耐性がある方なので、「怖いけど直視できない」まではいきませんでした。むしろ、映像や音の作り込みに感心して、最後まで夢中で観ることができました。怖さを超えて“面白さ”を感じた作品です。
感動した部分もあります。
この映画で描かれる事故物件は、ただの“怖い部屋”ではなく、そこに確かに存在していた人々の「生きた証」「無念」が焼き付いた場所として描かれていました。
観ていると、「亡くなった人の命の重み」や「決して忘れてはいけない存在」に自然と目を向けさせられます。恐怖演出を通して、逆に“生きることの尊さ”や“命の重さ”を感じさせてくれるのは、この映画の大きな魅力だと思いました。
総合的な感想としては、ただのホラーではなく「恐怖と感動」を同時に味わえる作品です。
ホラーが苦手な方にはかなりハードだと思いますが、怖さに耐えられる方なら間違いなく満足できる内容ですし、「命」というテーマに触れることで、観終わった後に深く考えさせられる余韻が残ります。
ホラー好きにはぜひおすすめしたい一作です。
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