劇場公開日 2025年7月25日

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「前作のコメディー要素が消えたのが残念」事故物件ゾク 恐い間取り 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 前作のコメディー要素が消えたのが残念

2025年8月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ジャパニーズホラーはあまり好きではない。「怖いのが苦手」というわけではなく、逆に「怖いもの見たさ」を満足させてくれる作品になかなか出会わないからだ。

そう思いつつも前作も観た(内容は覚えてなかったが)ので今作も覗いてみた。

【物語】
地元福岡の工場で真面目に働く桑田ヤヒロ(渡辺翔太)は社長にも一目置かれていたが、子供の頃からの「俳優になりたい」という夢を諦めきれず、工場を辞めて東京に出る。

若いときには俳優を目指していた社長に紹介された事務所を訪ね、最初の仕事として「事故物件住みますタレント」の仕事を与えられる。ヤヒロは事故物件に住んだり、「いわくつきの古旅館」のロケに出向く仕事をこなし、怪奇現象に襲われながらも物件の謎に迫ろうとする。

【感想】
本当の怖さはリアリティーが必要だと思っている。
「あるわけないと思いつつも、まさか・・・」みたいな展開が。
それに対し、本作はリアリティーには欠けるので怖さ的にはイマイチ。

ただ、なんでこんな薄気味悪いことを続けているのか、という点においてはヤヒロの「夢を叶えるための下積み」という設定は納得できる。そのあたりのストーリー展開はまあまあで、 主演渡辺翔太他、畑芽育、吉田鋼太郎らキャストも悪くなく、そこそこ楽しむことはできた。

ここまで書いてから、前作の自分のレビューを読み返してみたら意外と高評価。ホラーのリアリティーの無さや、主人公がこんな仕事することの設定がしっかりしているところは前作でも同様だったようだが、異なる点は前作では結構コメディー要素が有って、俺はそれを評価していたみたい(笑)
今作もコメディー要素が継承されていたらもっと楽しめたかな。

泣き虫オヤジ