「誰も進まぬ道を行く」事故物件ゾク 恐い間取り セッキーかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
誰も進まぬ道を行く
地方の町工場で働く主人公(ヤヒロ)は、タレントになることを夢みて上京した。お金のないヤヒロは、家賃の安い事故物件に住み、その様子をカメラに収め、公開することにした。
本作は、実話を元に描かれているらしい。エンドロールでは、実際に撮影された心霊写真が公開される。これが、本作の最も盛り上がるシーンとなっている。
本作を一言で言うと、小学生向けのお化け屋敷である。大の大人が、真正面から本作に向き合うと笑いが込み上げてきてしまうかもしれない。
本作で出てくる怖がらせのネタは、すべて古典的なもので、既に使い古されたものである。いわゆる「お化け」が出るぞ、出るぞと出てきて、主人公がぎゃー、この連続である。もし、ヤヒロがタレントとして何がなんでも売れなければならない状況であれば、霊的な現象に出くわしそうになった場合、まずカメラを手に取るであろう。本作では、カメラになるスマホをライトとして使用するのである。
ストーリーもありきたりなものなので、特に感想はない。
主人公がタレントを志すきっかけになった言葉をそのまま本作に送りたい。
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