爆弾のレビュー・感想・評価
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ストーリーの良さ、演技の良さが光る
何も知らずに視聴。
まず初めの感想といえば、ただただ怖い。
人間の怖さ、狂気さを佐藤二朗が上手く演じている。サイコパスぶりが伝わってきてゾワッとする。
ストーリー展開も分かりやすく、段々と解けていく謎に、モヤが晴れてスッキリ。それぞれの人の思惑や過去、色々が混ざって並行して進むけれどその塩梅がちょうど良くて楽しめた!また想像と違う展開に驚きもあり!
類家VSタゴサクの話からは特に目が離せなかった!
天才と狂喜者は紙一重というのがわかるような、、、。
言っているとこにも、一理あるような人の深いところに入り込んでくるような本当にいい意味で嫌な気持ち。
リアルでありそうなのが、良くも悪くも、、、。
本当に最高で最低で最悪でした!
後味の悪さという所まで完璧。
こういう作品はこうであるべきって所が完璧。
映画館で見たことにすごく後悔し、見れたとこを後悔していない。
この矛盾をひたすらに感じる作品でした。ずっと集中して展開を想像しながらビクビクと見ることが出来た!
色々な人に1回は見て欲しいと思える作品。
見応えあり、でも消化不良…
佐藤二郎ショーの様に言われるが、他の俳優陣もとても良かったと思う。誰かしらの演技で興醒めする事なくハラハラドキドキ出来たのも確か…
何だけど原作を未読なので映画と同じ様に進んで行くのか分からないが、例えば94年のブローン・アウェイ/復讐の序曲をベースに犯人のなぞなぞをクリアする同じの94年のスピードに95年のセブンを足した感じ…
何処となく爆弾を題材にするとその映画の絵がチラついてしまう。
取調室で佐藤二郎ともっと心理戦で周りをあまり映さず何がどうなっているのか分からない感じで進んで行く、ヒリヒリする絵が見たかった。
謎解きも最初は良かったのに途中からあまり謎解き関係なくグイグイ進んで行くのもどうかと思う。
佐藤二郎の変顔ショーがある程度抑えられていたのも良かったし、途中から心が折れて行く渡部篤郎や山田裕貴の暖簾に腕押しだが、熱い気持ちを持った一課のエリートも好演だったが…なんか消化不良。
スズキタゴサク氏は何者か…?
ストーリー展開と役者さんたちの演技力に圧倒され映画の評価としては★5は間違いないのであるが、
鑑賞後、考えてみると
スズキタゴサク氏についてなにもわからないまま物語はおわっている
ワードを織り交ぜた謎掛けができる弁舌、長男氏が遺したであろう爆弾の設置、Xデーにきちんと捕まる周到な演技力(スズキタゴサク氏の)、など、かなりのスキルの高さであるのになぜうだつの上がらなそうな中年男になっていた?
記憶喪失のフリをしながら警察や社会にこれほど報復したくなる何ごとが彼の身に起こったのであろうか
続編があるのであれば、スズキタゴサク氏目線で生い立ちから実行に至るまでの経緯を描いてほしいと願う
それはよくあることだ
等々力(染谷将太)は世間や警察組織が自殺した先輩刑事・長谷部(加藤雅也)を「恥さらし」と切り捨てる中で「彼は怪物ではなく、ただ弱かっただけの人間だ」と擁護した。
タゴサク(佐藤二朗)は「お前らは偽善者だ」と指摘することで優位に立とうとしたが、類家(山田裕貴)は自分の弱さを認め開き直られたことで、スズキの攻撃(見えない爆弾)は不発に終わった。
タゴサクのドラゴンズの帽子を捨て、「怪物」へと完全に変貌するスイッチが入つたシーンはとても切なかった。
想像していたラストとは違った
・ミノリは実在している
・染谷将太は冤罪で捕まった教員の息子
・教員を冤罪で捕まえたのが加藤雅也
・週刊誌にリークをしたのは染谷将太
・加藤雅也息子を誘拐して加藤雅也にセリフを読ませたビデオを撮影した
・加藤雅也息子の死体をバラバラにしたのは夏川結衣にまだ生きていると思わせるため
・佐藤二郎はミノリの父親
・ミノリの後ろをいつもストーキングしていた真犯人は類家
今年一番かも!
よく運動した後に何の気無しに見に行ってしまったので寝ちゃうかな〜と思ったんですがあまりの面白さに終始食い入る様に置いていかれない様にと見続けてしまいました笑
おすすめするにあたってネタバレがどうしても入ります!
佐藤二郎演じるスズキタゴサクが警察に軽犯罪で捕まり事情聴取していく中話は爆弾事件の情報を握っているという方向に進んでいきます
当初霊感によって爆発場所が分かるというスズキタゴサクですがだんだんと彼が犯人だとわかって行く部分が面白い所ですがここまで話さないとなかなか説明が難しいですね😓
そして爆発現場の警察たちの動向も一緒に描かれ次の爆弾次の爆弾と情報を小出しにしていくスズキタゴサクと事情聴取をする刑事との駆け引きの見応えは圧巻です!
もともと会話劇が好きな自分なのでドンピシャハマったのもありますがこの見応えのあるストーリー 俳優の演技は是非一度見て頂きたいです!
面白いんだけど、ちょっと。。
時間があったので、映画ドットコム評価4.0でちょっとよさげだったので観に行きました。自分の感想は表題のとおりです。面白いんだけど、ちょっと「画竜点睛を欠く」っぽいんですよね。なので、自分の評価は4.0です。この手のレベルまで行っていたら、いつもは、もう0.5は加点するですけど。。。
ちなみに、原作は一切未読です。
以下は、余計なコメントです。
1.類家刑事は、山田裕貴さんだったんですね。最初、遠目で見たときは、滝藤賢一さんかと思いました。。。
2.山田裕貴さんが主演ということらしいですね。自分的には、(実質)佐藤二朗さんだと思っていたんですが。ビジュアルのせいかな!?(佐藤さんごめんなさい)。エンドロールの順番も、佐藤二朗さんは20番目ぐらいだったし。。でも、この映画は(被告役は)佐藤二朗さんでないとできないような気がしました。長い台詞、言い回し、ニュアンス、ふてぶてしさ、(演技としての)不潔感、嫌らしさ、etc さすがです。
3.最後の方でできてた台詞の「能力を思うまま振るいたい」は、まんま「海皇紀(24巻)」の台詞かと思いました。
4.「電車に飛び込まずに首吊って死んでくれれば良かった」という輩(石川明日香)が、電車事故をバンバン起こす爆弾を仕掛けるなよ! と思いました。娘に迷惑かかるだろうに!!
5.裁判結果まで出せよ(被告の発言までで終わるのでは、消化不良です)
6.ちなみに、「長谷部有孔刑事の不祥事」は男なら誰もそんなには否定しないと思います。あらゆる生き物には「種の保存」の本能があり、命に関わるようなストレスがたまると、あらがえないでしょう! ある意味、排泄行為ですからね!
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
久々に楽しく遊びに興じた
映画を観てもあまり感想を残そうと思わないタイプですが、とても面白かったので。
内容の整合性や設定は?など粗を探せば見付かるっちゃ見付かるとは思います。
それでも、刑事たちとタゴサクの心理戦と言葉遊びの謎解きはとても良いものでした。なんでこんな知識あるんだタゴサク……と思いながら類家と一緒に頭を悩ませました。不気味なタゴサクと、それに翻弄される知性派刑事たち……とてもゾクゾクしました。最後の方のタゴサクの怪演はどこか見てはいけない妖怪に会ったような気持ち。件を持ち出したときは、あぁ、厭な予言をする己のことを重ねてるのか……とタゴサクを見ていたけど、正直ただ予言を与える件よりもよっぽど厭な存在だと思う。
惜しむらくは、等々力もうちょい出張っても良かったのでは?という薄さは感じたかな……。
あと、オチはどこかで見たな……とは思った。仕掛けたと言われた爆弾は、見付けない限りその爆弾に怯え続けなくてはならない……。映画館では、「最後の爆弾を見付ける続編あるのかな!?」と言ってる人も居たけど、アレは在るかも分からない最後の爆弾を探し続けろ、って事では……?と思いながら見ていた。引き分けとは言っていたけど、実質刑事組の負けだよなぁ……と。
タゴサクと石川さんの関係はどこか容疑者Xの献身を思い出した。タゴサクは石神さんほど献身ではなく、石川さんは花岡さんのように善良ではなかったけど。だからああなったんだろうなぁ。なんだろう……、自己愛と欲の果ての爆弾と、他者への愛の容疑者Xの献身みたいな気持ちになった。
小説も気になるので読んでみようと思いました。
追記:最後の爆弾云々、やっと思い出しました!!スッキリしたー!!ネタバレになるから言えませんが!!去年観に行ったので比較的記憶が新しいはずだった…!
主軸何?
佐藤二朗の怪演は良いです(さがすには劣る)
渡部篤郎、染谷将太、坂東龍汰もよかった
なんか、主軸がどこなのかわからなかった
清宮が取り調べしている間は
化物vs人間という対立で、タゴサクの異様さがわかるし、それを一歩引いて紐解いてる類家もよかった
でも類家が直対するようになってから、類家の推理のテンポが早すぎるというか、「それ全部推測ですよね?」とひろゆき的感情になってしまった
類家の激昂みたいなのが急に出るのも、なんで今急にキレてんの?と置いていかれる
類家がどんな人なのかいまいち掴ませてくれないから、お怒りポイントがわからない。口先だけでどういう葛藤があるか語られても、それだけでは伝わらない
観客の倫理観になにかを訴えたい、という姿勢は何となくわかるが、そこをイマイチ説明しきれてない。それっぽく話すだけで厨二病っぽいなあと思った。説教したいのかしたくないんだか、よくわからない。
倫理を問うなら説教的なところはさすがにもう少し時間を割くべき。それを問わずタゴサクという怪物を描くならそれに振り切るべき。中途半端
あと、主演の扱い悪すぎない?
これ本当に山田裕貴主演か?ちょっとかわいそうに思えた
タイトルなし(ネタバレ)
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泥酔トラブルで取り調べを受けてた二郎が、突然予言をする。
町で爆弾が爆発するかもね、とのこと。
そして実際にそれは起こり、その後も繰り返し起こる。
二郎は雑談っぽく、爆発の日時に関するヒントを出して来る。
なぞなぞみたいな形で。これを山田刑事が解く。
でも最後は山手線の駅複数で同時爆発、多数の死傷者が出る。
実は単純に二郎の単独犯という形ではなかったのやが、
詳細に関しては複雑なのでここでは伏せることとする。
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評価がものすごーく高い作品なので見に行った。
でもその真の良さを分かるには2回見らんとアカンと思った。
二郎の出すヒントが多すぎて、とても頭がついて行けない。
山田刑事のようには行かんかったわ。おれがアホなだけ?w
犯人の事情に関しても今一つハッキリ理解できんかったし、
1回見ただけでは、大まかな流れしか分からんかった。
それでもまあまあ面白かったけどな。
舌戦が見どころだと思う
スズキタゴサク、佐藤二朗の演技の気持ち悪さ。タゴサクが最後に廊下で見せた顔が本当の浮浪者(身元不明)の本性なのかなと感じると同時に、頑なに名前を呼ばなかった類家(山田裕貴)に取り調べのあいだずっと負けていると感じていたのかなと思った。
自分の言葉で感情を露わにし、簡単に操れる伊勢や清宮は名前を呼んで友だちだと言いつつ下に見ていたのに、最後に引き分けだという言葉を使うまで類家の名前は呼ばないところにタゴサクの人となりが見えたように思う。
清宮からバトンタッチして態度をガラリと変えた類家を演じた山田裕貴にゾワッとしてからの舌戦はまた見たい。
原作を読んでないので等々力の立ち位置がなかなか掴めなくて序盤入り込めなかったぶんを佐藤二朗が顔芸で、坂東龍太伊藤沙莉コンビが動き回ることで補っていた。
疲れる。でも面白い。
とても面白かった。佐藤二朗の怪演が光っている。
"逆 容疑者Xの献身"という感じで展開も良かった。
殆どが取調室というシチュエーションでこれだけの物語を作れるのは凄いと思う。真剣に見ると疲れるけど、それも心地よい。
ここまで不快になった映画は初めてです(褒め言葉)
タイトルを見て、これは貶しだと思った人はごめんなさい。
私にとってこの映画を「不快」「嫌な気持ち」と評するのは、申し訳ございませんが私の語彙力が追いついていない証拠です。
それくらいに不快で、良かったです。下記そういった表現を褒め言葉としてレビューさせていただきます。
ずっと、頬のあたりが生暖かい作品でした…。
すっごい嫌な気持ちになる不快な映画(褒め言葉)を見たなあというのが、一番最初に出た感想でした。
佐藤二朗さんという役者さんをお恥ずかしながら始めて見たのですが、ここまでの演技を出来る人は天才だと思います。彼の表情、喋り、全てに惹き込まれるというか、聞きたくないのに見せてくる、見たくないのに聞かせてくるんですよね。
ちゃんとあとから自分が読んで「ああ、こういう映画だったな」と思い出すためにもしっかり記しておきたいんですけど
ただ普通に事件現場で自慰してる(そういう描写があるので、苦手な人はお気をつけ下さい)特殊性癖の警察官・長谷部が、どっかでそれをマスコミバレしたのか…電車飛び降りしたっぽい…?え、全部の戦犯こいつじゃん!みたいな映画です。真犯人ではないですが…。
一番最初に出てきた等々力もよくわかんない男でした、上記の2世みたいな感じで終わったけどな、何!?なんか動機とか理由付けにしては強烈すぎて、あっそこ深堀りするわけではない!?あくまでエッセンスとしてそこ扱うの!?みたいな感想になりました。娘さんが可哀想で可哀想で…もう…。
あと爆発して普通に足ちょんぱで血がぴゅぴゅ!みたいなのとか、あっ結構攻めてますね…という、そういう不快感もありました。
トロッコ問題のような幼児の命とホームレスの命を天秤にかけ、爆弾設置場所の読みが外れホームレス側の方で爆発し、子供が死ななくてよかったですね。の発言だったりと……
そもそもあまり「考えさせる映画」ではないのだと感じました。
途中、スズキタゴサクの身元を割るためのワードに、ホームレス、ドラゴンズ、長谷部家族全員離散、スタイリスト、髪を切る、シェアハウス等たくさん散りばめられては居たのですが
考察する暇もないくらいに畳み掛けてくるんですよね、休む暇がない映画だなぁと。
そういえばOPで髪を切っていましたね。あれがすごく印象に残っていました。
いうてカタルシスがある訳じゃないというか、作中、駅のホームの自販機の飲料に爆弾しかけれてる!ってなって、結局回収出来ずに負傷者死亡者多数出して
結局まあなんか意外なとこから一応真犯人は出てきますが……最後の最後で、「最後の爆弾は、まだ見つかっていない(ガコンッと自販機から飲料の出る音)」の終わり方ですが
ええ~気持ち悪い!と思ってしまったので、一瞬私は作品に答えが欲しいタイプなのか?と思ったけれど
よくよく考えたら、幽霊も貴方のほらすぐそばに!\きゃー!/~ここでエンドロール~……的なよくあるホラーな感じ、
自分の身近にもそういうことが起こるかもしれませんよ、な終わり方って個人的にすごい不愉快(褒め)だと思うんです。
なので、この最後の爆弾も見つかっていない=だから貴方の傍にも爆弾はあるかもしれない、いつ爆発するかはわからない、みたいな不愉快とか……
この足チョンパや血の描写、謎な自慰と不快感を、とにかく詰め込んで煮詰めたようなこの作品、もう、気持ちが悪い(褒め)としか言いようがないです。
もうむしろ、この映画見てあの映画館にいた全員が不快感を抱いてくれたらもはやもう何故か私が嬉しい!皆キッショい気持ちになって欲しい!くらいの勢いでした。見終わったあとは。
あと、個人的には登場人物の誰にも共感できなかった映画でした(笑)そこもちょっとあったかもしれないです。
内容だけだと星3なんですが、インパクトがあり過ぎてオエッッッッ!みたいな心に残る映画としてはまあ加点して星4にしました。
心の奥底の私がこれに星5はつけたくない!になっていて、これを感想として昇華するのどう言語化したらいいんだと一日悩みました。
友達に見て欲しい誰か私にこれについて説明して!!みたいな気持ちと
こんなキッショい映画に金払って見るな時間の無駄だ!!みたいな気持ちが同時にきています。私の頭の悪さがただただ露見しました。
でも私の感想で「いやそうでもなかったよ?」みたいなこと言われてもめちゃくちゃ私自身が嫌な気持ちになるので、なんかもう、嫌な気持ちになった人だけ私に申告してくださいって気持ちの映画だったし
私は多分この映画を不快です!!!て言って感想を書くのがこの作品のひとつの顛末なのではないかと思うくらいには、不快でした!!もう!!悩んでるんだったら見てください!!(笑)
越えた一線と人の業
原作未履修での視聴。
CMで見て気になってはいたけど期待を遥かに超える作品だった。
佐藤二朗さんの怪演が光る田吾作は底知れなさが凄まじく、観ていて最早怒りを通り越してずっと寒気というか恐怖を感じていた気がする。そこに関わっていくことになる警察の面々達もそれぞれに個性があり、それぞれに業というか闇を感じ、どんどん惹き込まれていった。
何よりも脚本が素晴らしい。
息もつかせないどんどんと進む事態に固唾を呑んで思わず息を潜めるように食い入るようにみていた。類家が作中で言っていたが、誰かが壊そうと思えば簡単に壊せる薄氷の上の日常とそれを忘れて安寧に胡座をかく平和ボケした民衆の愚かさが酷く身に染みる作品だった。
類家の事を名前を言わずに苛立たせてはライン越えしまくったり、一線を超えてしまった田吾作しかり、色んな人達の色んな"一線"が印象に残った作品だった。
見ごたえ充分
犯人がターゲットについて早口に語る場面
映画館のお客さんから反応が聴こえた。世間の声だなぁて思った。
渡部篤郎さんのココロの形びっくりした。
ドラゴンズ、山田さんのお父さんかぁて、思考が脱線。
期待を裏切らない見応えあり満足。
追記
元警官のスキャンダルは小物だが、それによって世間に晒された息子が悪になってしまった経緯はわかる。
鈴木容疑者の初めの方に語った「俺の事なんてわかってない奴らが勝手にきめつけて」みたいな話。ストーカーの話が嘘かどうかは置いといて、大きな事件を起こして世間が自分を知ろうと見てくれる、そう願ったのかな?
犯人が最初から捕まっていて、更なる事件が起きる。
暴行罪で逮捕されて取り調べを受ける中年の男が予言と称して語る未来の事件。
それは爆弾テロ事件という形で現実となり、男は更なるテロ事件が起きることを語った。
警察は事件を未然に防ぐべく犯人の男と駆け引きの問答を繰り返していく。
序盤から取調室と外部を往復して場面が切り替わり続けるという構成。
犯人は既に逮捕済なのに更なる事件が起きる為、警察は犯人に次の爆破事件が起こる日時と場所を白状させようとするのだが、中年は警察をからかうような態度を取り、そのうちに第二の事件・第三の事件が起きてしまうのだった。
一体、その一連の事件の裏側に何があるのか・・・・・・。
主人公と思われた刑事は序盤にいきなり尋問役を外されてしまい、現場の捜査へ移行するのは「え?」な感じです。犯人と直接対峙するのは別の方。
しかも、人間関係の説明が構成的に上手くない。過去の不祥事だったり、それに対して警察内部がどういう対応して、どういう人間関係だったのかが不明瞭残念。
大怪我を負って意識不明の警官のその後も結局語られず・・・・?
俺の頭が悪いだけなら、この映画は最高傑作だ。
ただの酔っ払いが怪物になるまでの映画。
話すだけでどんな冷静な刑事でも取り乱す悪魔の男。
佐藤二朗という名バイプレイヤー。
本当に演技がすごかった。
オチはあまり納得いってないけど、ハッとさせられるシーンがいくつもあった。あのゲームのオチは…身震いした。これこれ。この魅力が映画の本質だよね。
ーーーーここからネタバレーーーー
ただ、物語を俯瞰してみると、
スズキタゴサク(佐藤二朗)はそんなに頭がキレる男なのか?
石川啄木などの謎の出し方を含め、そうは見えない。狂気がそこまで滲み出したが故の行動であれば、一回は落ち着くだろうが。
暴き方も難解だし、結果的には解決したように見えてはいるが…一個一個のパズルがとても難しく全てを理解できなかった。
とりあえず、良かった点を整理したい。
•スズキタゴサクの、倖田(伊藤沙莉)に向けてのあの発言、本当に気持ち悪かったし、完璧な間。
•類家(山田裕貴)の、「ドラゴンズの選手の名前なんだけどね」の後の発言。「え!?」ってなった。上手すぎる。
いまパッと思いつくのはこの2点。どの演技にも申し分がなかったので、全演者には100点を贈りたい。ただ、物語をもう少し分かりやすくしてもらえたら、一切の文句もない映画だった。
俺の頭が悪いだけなら、この映画は最高傑作だ。
田吾作
田吾作が最後までリアリティがなかった。演技しているな、という感じがずっと続くだけ。自分は横から割ってはいっただけだから、わざと演技してる風な感じを出したのだろうと思った。でも、一方で、刑事と頭の良さを競っているところが、リアリティがない。原作がそうなのかもしれないが、もっと自然な感じで犯人を演じた方がよかった。狂気を感じるように演じたのかもしれないが。あと、辰馬がもう少し、登場して欲しかった。
いい意味で★-1
エンドロール流れる中、
面白いかったけど徒労感、モヤモヤ感…
セブンを観たときと同じようなものを感じた
この後味の悪さで★5にはならない
いい意味で★一つ減らすわ
原作には続編あるようなので読んでみたい!
佐藤二朗さんがよかった
映画館で予告をみて面白そうと思って見に行きました
佐藤二朗さんがとにかくすごかった
狂気のようで本当はそうじゃない
ストーリーがそういう風に展開するとは思わなかったです
この作品は配役がとてもうまいなと思いました
山田裕貴さんを始め警察官役の皆さんもそれぞれの想いがよく表現されていました
最後の方は謎解きに飽きてきたぞと思ったところで違う展開になるという
そこが面白かったですね
人が騙される心理が描かれている面白い作品だなと思いました
この映画の後は自動販売機でジュース買いたく無くなりますね(笑)
全311件中、61~80件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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