爆弾のレビュー・感想・評価
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最後の爆弾は……
劇場の私たち観客の誰か(の心)に届けられた、という解釈がより美しいでしょうか。
名前しかり、徹底してスズキタゴサクの背景を見せないところ、また「not創造主」という点から彼を1キャラクターとしてではなく「媒介」の象徴として理解・鑑賞をしてました。
※いろいろと違いはありますが象徴性という意味の本質として日本版ジョーカー(ダークナイト)と言って差し支えないかと。ヒース・レジャーにタメを張れるほどの佐藤二朗さんの怪演!
お話としてはもちろんなのですが、役者さんたちの演技も光る大変良作品として心に残りました。
配信されたら改めてまた観ます!二朗さんサイコー!🤩
私たちの心に潜んでいる"不発弾"
とある男が酒屋の店員に暴行し、自販機を壊した騒ぎを起こして警察署に運ばれた。
名前は「スズキタゴサク」
彼の容姿は何の変哲もない中年男性といったところで、一見おとなしい態度を見せるが、どこか無邪気にこちらに話しかけてくる。
警察官の等々力は、タゴサクに対して、被害に遭った酒屋に示談を持ちかけるも、どうやら手持ちの金もなさそうだ。
そんなタゴサクは賠償する代わりに警察に捜査協力を持ちかける。
「このあと、秋葉原で何かが起こりますよ」
不審に思う警官の等々力だったが、その直後、秋葉原内で爆弾が爆発する事件が発生。
タゴサクは自身に霊感能力があると告げ、他にも同様の事件がこのあと起きると予言する。果たして目の前の男は本物の能力者なのか?はたまた別に真犯人がいるのか・・・?
この映画の核心は、「タゴサク」という存在と、彼が仕掛ける「爆弾」というメタファーにあると思う。
まず、キーパーソンである「タゴサク」は、冒頭から既に捕まっている。にもかかわらず、彼は爆弾が仕掛けられている場所のヒントを出し、クイズ形式で捜査官たちを弄ぶ。
彼は、人の心に潜む「欲」を見抜くのが恐ろしく上手い。
例えば、伊勢捜査官の出世欲を瞬時に見抜き「手柄」をエサにする。清宮捜査員の心の内の憎悪を感じ取り、最終的に彼に「容疑者への暴行」という不祥事を起こさせる。人の「欲」を引きずり出し、その後に最悪の「結果」をもたらす。
人間自体が容器で、負の感情は「爆薬」として考えるなら「タゴサク」自身がその「火付け役」として立ち回る。
その姿は、まさに「妖怪」のようだ。爆発を予告する姿は「くだん(件)」であり、こちらの心を正確に読むところは「サトリ(覚)」でもある。
タゴサクの姿は坊主頭で地味な服に身を包み、おどおどしていて、なおかつ言葉使いは異常なほど丁寧語だ。会話の内容も、事件に関係のない話を盛り込んで長文で話す。会話の内容も姿も「特徴がない」のですぐに存在を忘れそうになる。
姿を隠してセリフだけ聞くと中性的で性別がわからないようにも感じるので、姿形が掴めない。印象に残らない。
のっぺらぼうのような外見とは裏腹に、彼の内面から発せられる「悪臭」は、我々が隠し持つ「心のすね」を刺激してくる。
思えば「タゴサク」という単語は「農民や田舎者を嘲って言う言葉」という意味だ。
劇中でも自分を過度に卑下したり見下すような言動を繰り返していたが、その名前を反対にして考えて見れば、東京という大都会の人間たちを自分の掌で踊らせて嘲笑っていたのかもしない。
一方で、映画で執拗に描かれる「爆弾」は、単なる物理的な脅威ではない。
それは、我々の「腹に一物」、つまり「妬み、憎しみ、嫉妬」といった、普段は理性のフタの下に隠している負の感情のメタファーでもあると感じる。
日々暮らしていると、世の中の無情さや理不尽さによって「不満」が蓄積し、それが時限爆弾のように変わっていく。
彼が爆弾を「無作為にばらまく」行為は、彼なりの歪んだ「平等性」の証明だったのかもしれない。
タゴサクは、登場人物、そして我々観客に「選別」を迫る。
爆弾(感情)を起爆させるか、踏みとどまれるか。それは「理性がある=人間」「理性がない=獣」という紙一重の境界線でもある。
劇中で「タゴサクを殺そうとする人たち」は、ギリギリのところで誰かに止められる。この「踏みとどまれるか否か」こそが、人間と獣を分ける決定的な違いとして示されている。
女性警官の倖田や警察署に集まる暴徒と化した人々、石川明日香は受け止めてくれる人はいるが、タゴサクにはいなかった。もしタゴサクの身近にそうした人がいたら今回の事件は起きなかったのではないか。
では、なぜ彼はこんなことをするのか?と考えたときに感じたのは、「何者でもない、何もない人間」が、「真犯人になることで何者かになれる」と信じたからなのかもしれない。
物語の途中、YouTubeに動画を残し、全世界に公開して人々を扇動したのも、歪んだ承認欲求の現れに見えた。
この映画は、「世の中はクソだ」と諦めたくなるような現実を突きつける。
だが同時に、「感情があるからこそ、誰かを守ったり、引き戻したりできる」という、わずかな「人間賛美」も描いている。現場で最後まで爆弾を探そうとしたり、一般市民を必死に引き留めようとする捜査員たちの懸命さなどがその一例だ。
タゴサクという「無」の存在を突きつけられた我々は、いかに世の中が残酷でも、「人間として踏みとどまれるか?」という重い問いを突きつけられる。
まさか邦画で
初投稿です
「セブン」や「ダークナイト」みたいなのができるとは思わなかった。(単に映画見てる本数が少ないだけだったり)
スズキ タゴサク=ジョーカーとは見る前には想像もつかなかったけど、あの見た目や人を小馬鹿にするような口調は充分タメ張れます。
あと最近見た映画に引っ掛けて一言
「最初の爆発が起きた時、既に勝負は決まっていたのかもしれない」
オチを知ったうえで見返したくなる作品
佐藤二朗さんの演技が凄過ぎる。
二朗さんのために書き下ろした役では?と思うくらいのハマり役でした。
考察する余地が多いのも面白い。
・タゴサクの人を食う才能は、何もかもぶち壊したくなったことで発現したのか、それとも元から持っていた(けれども猫を被っていただけな)のか。
・事件の全貌も、あくまで類家の推測であって真相は分からずじまい(これは“引き分け”になっていることから、おおむね合っているのだと思いますが)。
・真の動機にミスリードは無いのか。タゴサクが語る言葉の中に見え隠れする本心?と思われる供述はどこまで正しいのか。
・自分でも「よく分からない」相反する行動をする人たちの行動原理は何だったのか。
これらの考察が視聴者に残されているので、オチが分かった上で見返しても楽しめる作品だな~と感じました。
爆弾の謎解きが本作の主題では無いためか、映画ではあまり時間を割かれていません。
その結果、視聴者置いてけぼりで、警察全員が名探偵みたいに爆速で謎を解いていくのは笑いました。
映画の帰り道、駅の自販機がちょっと怖かったのはわたしだけでしょうか笑
がっかり
原作は小説という事で、小説にありがちなあからさまに読者に謎解き感を与えるためだけの不自然で無理な描写(しかもかなり稚拙)を実写化したもの。
鈴木が自らを真犯人としてでっち上げるのであれば、クイズの中で自分と明日香との繋がりを結びつける「長谷部」(明日香の夫)の名前を自らは絶対に言わないし、その息子が住んでいるシェアハウスに向かわせるような事もしない。爆弾犯になりきればいいだけで、刑事に意味深な事を言う必要はない。
また何の思想もないただのホームレスが、何の罪もない一般人が死傷するような爆弾テロに突然加担するような事はない。小説上、読者にミステリー感を出すための演出であり、実写化するとリアリティーがない。
バクダン岩って知ってますか?
タゴサクさんは刑事から化け物って呼ばれてたし、頭もこの日のために丸く整えてきたみたいやし、顔もゴツゴツしてるし、完全にドラクエに出てくるバクダン岩を意識してると思ってた。最初に秋葉原を爆破したのもゲームとアニメ=ドラクエで、ドラゴンズの帽子も被ってた。名前もタゴサク=バクダンで同じカタカナで最後まで身元が分からなかった。もうこれは僕はリアル・バクダン岩です!って自白してるようなもん。だから最後は十円ハゲの所から岩が露出して、バクダン岩と化したタゴサクが笑顔で自爆するんやと思って、エンドロール終わりの大どんでん返しを待ってたのに、俺の推理は外れた。タゴサクさん、今回は俺の負けです。
渡部篤郎が心を折られるぐらいまでは良かった。
その後、モジャモジャ頭に交代して怒涛の反撃タイムかと思ったらそうでもなく、ミステリー系の映画によくある、最後は何かゴチャゴチャしだして、誰が真犯人でも別に何でもええわって感じになってしまった。
こういう系の映画だと、ユージュアル・サスペクツがとんでもなく完璧でクールなオチだった気がするけど、あれは事件後の取り調べで、今回は事件真っ最中という難しい設定に取り組んでたと思う。
佐藤二郎に何もかも翻弄されて取りつかれる。
酔った男が酒店の自販機を壊す。警察に連行されて取調室。名前はスズキタゴサクと名乗り、それ以外は忘れたと証言。スズキは霊感で刑事の役に立つと言い「10時ぴったりに秋葉原方面で何かが起こる」と予言、秋葉原で爆発事件が起きる。そしてスズキは「ここから3回、次は1時間後に爆発する」と言い出します。警察から問いただされるが「私が爆発を起こしたわけじゃない。霊感が働いただけ」と持論を展開。そこから早期の爆弾発見と犯人特定に焦る警察。単独か複数かそもそもスズキタゴサクとは何者か。
取調室での警察とスズキタゴサクのやり取りが不気味で陰湿な展開となっていきます。
佐藤二郎の魅力全開といったところです。
特筆する点は、翻弄されているそれぞれの刑事、警官が様々描かれています。スズキタゴサクに共感していく等々力と類家、制度と建前を守ろうとすろ清宮、出世欲のみの矢吹、仲間を想う倖田。それぞれの立場で事件に翻弄されながらも取り組んでいく群像劇的が描かれる点です。よくできた作品です。そして肝心の真相となります。邦画でありがちの実は純愛、人間愛、家族愛といった感動物語なのかと思いました。ところが見事にうらぎられ振り切った真相となっていました。
スズキ「生きて行くのが嫌にならない?馬鹿に囲まれて嫌では?私って悪ですか?」
類家「そうだ、うんざりしている。この世界が滅んじゃえと」
後半のこの会話が、ラストシーンのトイレにいる類家の背中で終わる意味に繋がっている。
真相にたどり着いたがスズキタゴサクは消えない。
満足度の高い作品でした。
原作は続編の裁判展開があるようですが、続編があれば期待できると思います。
面白かった
誰にでも潜んでいる心の中の悪魔を認識させられる気がした。
私も最初は早く見つけて!爆発する前に回避して!と願っていましたが、最後辺りでは、これ映画なのだし、もっと派手に!と言うか丸い所全部行っちゃって良いんじゃない!?
なんて怖い事考えていました。
後で自分で自分が怖いと思いました。
それと俳優さんですが、今まで俳優として佐藤二朗さんの事は好きじゃありませんでした。
しかし、今回はすごく良かった!
この映画を面白くさせたのは間違い無く二朗さんの演技(個性)だと思います。
山田裕貴さんは相変わらず素敵でしたが、二朗さんの素敵さは断然上回っていました。
おもしろかったような。
心に何も残らないような。
暇つぶしにおすすめ。
追記
催眠術で記憶を消されました。だったかな?
すごく面白い設定と思いました。
政治家お得意の記憶にございません。で無罪。というかうやむやに。
「催眠術で記憶を消された」という、政治家がよく使う「記憶にございません」とちょっと違う無責任的な記憶喪失っぷりなところ。
人がたくさん死んでるのに超無責任。
実際にこの手の犯罪で使ったらどうなんだろう?
そこらへんがけっこうおもしろかったです。
面白かった
<レクターとスズキの背景が違うとどんな展開になるのだろう>
最初の数分で、「羊たちの沈黙」のような話を日本バージョンで作りたかったのかなと思った。
流れは似てるけど、レクターとスズキの背景が違うから
結果、これはこれで良いかんじに面白かった。
はたしてスズキは才があるのだろうか。
逸脱した天才に憧れている普通の天才?
それは類家が推測していたから類家寄りに自分が見ていたからだろうけど。
普通の天才だと思っていたら逸脱していた
という続きがあるなら爆弾2を期待します。
やっと、日本の映画界も、いや、最終OK出すPとかが、
ぬるい映画はつまんないと気づいたのかな。
「羊たちの沈黙」とどうしても比べてしまう
巷のインフルエンサーがお勧めするほどの面白さは感じられなかった。
理由は、警察の「真剣さ」とか被害者の「命の重み」みたいなものが軽い感じがしたから。
多分、理由の一つはスマホのせい。
スマホが出現した時代の映画の(物語の展開)は非常に高速化してしまった。
この映画内では犯人の証言はスマホで一瞬で関係者に伝達、共有され、また警察の判断の正誤の結果はすぐに分かるようになってしまった。
つまり本作には登場人物の(時間経過による微妙な心理の変化)を描く時間的な余裕が殆ど無いのだ。
本作の登場人物が問題に直面した際に抱える葛藤や迷いなどが表現されることはなく、あるのは「犯人の出すクイズにうまく答えられなかった刑事の悔しさ」みたいなものばかりだった。
ではスマホがない時代の映画ではどうだったのだろうか?
例えば「羊たちの沈黙」では変質者のレクターの証言に警察はヘリや車を使って長距離を右往左往させられ、無駄な時間を費やしながら事件を追っていった。その間に状況は刻々と悪化する方向へと変化していった。
また(変質者に幽閉された政治家の娘が感じる死の恐怖)を思う存分感じることができたのも(命というロウソクの火が時間とともにジワジワと消えてしまう)というような時間的な焦燥感を観る者に与えたからだろう。
本作「爆弾」では犯人の供述の後すぐに犯行現場から電話が鳴ったり、メールが送られてきて供述や警察の推理の答え合わせが行われる。これが観ている僕としてはあまり面白くなかったのだ。
映画内で爆発により死傷し人たちに対する悲しみの感情は殆ど湧かない。何故なら、その人たちは物語を描く作者の都合で死んでいっただけに過ぎないから。
本作はそういった「命の重み」や「警察官の深い葛藤」をそんなに感じる事がなかったから、そんなに高くは評価できない
でもこれがスマホ時代の物語の作り方の一つなのかも知れないとも思う。
謎が次々と出題されて直ぐに答え合わせが行われることに人の脳内はドーパミンを放出し満足する時代なのだ。
かく言う僕もそうだ。話題の映画を観て、直ぐに解説動画を漁り答え合わせをしているから。
悪意の質
チェンソーマン3回目と迷いながら本作を視聴。
取調室内の少人数の静かなやり取りはさながら舞台演劇の趣があり、それが物語りの半分を占めるのに面白いという良質なミステリーかつサスペンスで、本日はこちらを選んで大正解。
物語りの中心人物の鈴木は冴えない見た目とは少し違い、滑稽なしぐさで楽しそうに饒舌に人を煙に巻きながら、人々を不幸に落としていく。まさに舌禍。
おそらく人は誰しも善と悪の両面を持ちながら、社会に適合するため自己を律してバランスを保っている。少し悪いことをしたり、少し人の悪口を言うのは刑事でも例外ではなく、犯罪を犯す者との違いは悪意の量と質の違いなのだろう。
私は悪かという鈴木の問いは、鏡で自分の顔見てみろという我々への皮肉であった。
その鈴木は取調室で一貫して悪人を演じていて、静かなサイコパスを演じる時も、類家とのバトルで高揚し大声で怒鳴り散らした時も。唯一素の自分だったのはホームレス時代の過去で、優しさに触れたと思った明日香からも裏切られたと察し、肩を落とし帽子を脱いだ姿が印象的だった。同情はしない。
鬱屈した物語りの最後、最初に取調室から退場した等々力が、鈴木から嫌味を言われたのに返した言葉「でも俺は不幸だと思っていない」(確かこう)がしっくり来た。私がこの物語りで一番共感できたのも彼だった。
結局 田吾作はなんの罪で捕まったのか?
Drレクターシリーズが好きな私。そちら系の映画なのかなと思っていたが、少し違った。結局鈴木田吾作は爆弾を作ったわけでもなく、仕掛けたわけでもない。殺人も行ってない。結局は何の罪になるのだろうか?逮捕されていたが何の罪で逮捕したのかいってほしかったな。
是非あの天才系刑事さんと踊るのキョンキョンの天才犯罪者と対決してほしいな。
しかし自動販売機のペットボトルに爆弾?は実際にやられそうで怖い
面白い!小さい子は注意、R18級の死体祭り、性的なシーンも
自分は佐藤二朗が好きで、子供は山田裕貴が好きなので、
中学生の子と一緒に見に行きました。
PG12だから鬼滅の刃いけるならいけるっしょと思いましたが甘かった。
ちょっとこれは中学生には衝撃的すぎるんじゃないか。
これからお子さんと見ようと思ってる方、死体いっぱい出ます。
体の一部か吹き飛んだりする演出や、性的な演出もあるので個人的にR18かなあ。
ホラー好きな自分にとってはめっちゃ面白かったです。
のまれるのまれる。ぐいぐい。
常に緊迫した状態が続くので中だるみどころか気が休まる暇がない。
2時間ずっと緊張状態なので人によっては心臓が痛いのでは。
心臓に疾患のある方注意。ドキドキしっぱなしで心臓負担かも。
2時間半あっという間。
佐藤演じるスギタタゴサクのいる舞台は取調室。
全然画面が変わらない。ずっと取調室なのに釘付けにさせるのがすごい。
佐藤二朗の演技か?カメラワークもか?目が離せない。
それと対になる、東京のあちこちで翻弄される警察、市民。
エキストラすごく多い。爆風や負傷者や死者やおびえる人たち面白がる人たち、実際爆破事件があったら、こうなるだろうという想像を見事に再現している。
取調室と爆破が繰り返されるんだけどそのコントラストがすごい。
静と動がすごい。
佐藤二朗、山田裕貴はもちろんすごいとして、この人だれだようますぎると思ってた刑事、エンドロールガン見してたら渡部篤郎さん。
渡部篤郎さんの出る映画あんまりみたことなかった。
これからは渡部篤郎さんの出る映画もチェックしたい。
芯をしっかり持ちながらもスギタタゴサクに翻弄される演技が見事だった。
ラストがちょっと不発だったかな。結局もやもやするようなエンディングだった。
ドカーーーーーーーン!!!!!からのスンッ…。ていうラスト。
続編があるならそこでタゴサクの人となりをもっと知りたい、完全解決してほしい。
どこかのコメントで「自販機使うの怖くなりました~」「ネタバレすな~」みたいなやり取りを見たのだが、見終わった後、ああ、そういうことか。と妙に納得。
この映画見た後は、たしかに自販機ちょっと躊躇しちゃうかも。
佐藤二朗ますます好きになった。気持ち悪い役もこなせる俳優さん大好き最高。
「あんのこと」もいいし、「さがす」もいい。でもこっちが好きかも。
気持ち悪くて最高に大好き。
単純に面白かった
山田裕貴って、本当に上手な俳優だと思います。『ミステリと言う勿れ』っぽさがあります。類家(山田裕貴)や久能整のようなキャラ、結構好きです。山田裕貴の髪型や輪郭から醸し出される雰囲気が滝藤賢一っぽかったと思ったのは私だけでしょうか。
スズキタゴサク(佐藤二朗)さん、こんなに頭いいのにホームレスにまで落ちる理由がわからない。頭のいい犯罪者って、『羊たちの沈黙』を思わせます。あそこまでの気持ち悪さは無いですけど。
警察官が、現実にはあり得ないであろう単独行動をして、二人とも大失敗という展開も良い。警察のような縦社会で単独行動なんてあり得ないでしょう。単独行動してはいけない理由があるんです。
ちなみに、辰馬が危険物取扱者乙種6類取ってましたが、これだけじゃ爆弾作れないし、そもそも危険物取扱者は爆弾作る知識はありませんね。こんな超高性能の爆弾は作れないと思います。
自分も「喰われてしまいました」😅💦
滅茶苦茶面白ぇ‼️って、マジで思いました。
原作は未読ですが、今年初めからの番宣で散々観せられて、興味を持たずにはいられなかった映画「爆弾」。
上質の「クライムサスペンス」として、素直に楽しめましたね。
特筆すべきは、「ススキタゴサク(演:佐藤二朗)」の、素晴らしい演技。
独特の口調で警察組織を煙に巻く言動が本当に素晴らしくて、尋問している警官に「…お前、喰ったな」と言わしめた通りに、自分もその世界に「喰われ」ていました😅💦(笑)
それに対する、最初は先輩刑事の記録係として傍に居た「類家刑事(演:山田裕貴)」の、自分が尋問官になった瞬間からの、スイッチが入ってから(目の色が一瞬で変わるのが、滅茶苦茶カッコいいっス‼️)の、緊迫感が半端ない取調室の駆け引きは本当に面白かったです。
周りの共演俳優さん達の豪華さはさることながら、それに見合った延期合戦の応酬は、マジでシビレて感動しましたね。
「映画なんて…」と思いつつ、映画館に行くのを躊躇しているあなた‼️
「本当に面白いの❓」って猜疑心の塊になり、映画を観ようとしないあなた‼️
騙されたと思って、是非映画館に行って映画を観て下さい。
そして「スズキタゴサク」に喰われてみて下さい。
マジでこの面白さに「喰われます」(笑)
確実に満足出来る作品に出会えると思います。
ネタバレ有りの個人的な感想
まず、大前提としてめちゃくちゃ面白かったです。
引き込まれてるし、展開もワクワクしました。
ただ、見終わって思った事は、解決出来なかった事の多さです。
これがこの作品を面白くしてる要因でもあると思いましたが、類家と轟が推理できても、現場での判断ミスなどによりふざけないなどと言った妙やリアリティが満足度を高めていると思いました。
最後に鈴木の本当の動機は何でしょうね。
本当に強烈な承認欲求なのか。
きっと出るはずの続編に期待です
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