爆弾のレビュー・感想・評価
全832件中、781~800件目を表示
佐藤二朗映画
呉勝浩原作の映画「爆弾」を見てきた。原作は未読。
映画の好みは十人十色で、今作も色々あると思うのだが、多分、スズキタゴサク役の佐藤二朗の演技は絶賛されると思う。
私も、今作の見所を聞かれたら、「佐藤二朗」と答える。
そのくらいの怪演っぷり。
あの嫌な感じはなかなか出せないでしょう。
相手となる類家役の山田裕貴さん、頑張っていたけれど、さすがに、分が悪い。
日本映画では珍しく、爆発シーンと怪我人シーンが多めなので、ここは好悪が分かれるか。
警察官コンビが、爆弾捜索から勝手に抜け出したり、勝手にシェアハウス?に入って行ったり、女性警官(伊藤沙莉)が取調室のスズキタゴサクを襲撃しようとしたり、といったシーンは、いくら映画とはいえ、現実離れしていて興醒めしちゃいました。原作にも、こんなシーンあるのかな?
最後の謎解き?も、個人的にはとってつけた感じがして、マイナス。
でも、佐藤二朗の、いやったらしいおっさん演技を見に行く価値はアリ。
佐藤二朗の超怪演
本当にPG12でいいのか!?
笑わせる演技の佐藤二朗しか見たこと無かったので、こんなに気持ちの悪い役もできるのかと驚きました。凄かったです。
荒れた皮膚だったり、色素沈着のある歯だったりの細部に裏付けされたところに演技がのって、本当にいる、実在するって思わせられました。
これは他の人物もそうで、喋る前から佇まいとか仕草で人物像が分かるようなリアルさがありました。
登場人物みんな魅力的。
内容もとっても良くって、どんどん引き込まれますし、ヒントはどんどん出てくるけど、真相が見えない感じがずっと薄気味悪いしモヤモヤして良かったです。
ただ、ラストは急に突き放された感じがするし、これで終わり?ってなったので原作読みます。
↑ラストの展開に不満がある訳では無いので、単にあの会話劇をもっともっと見ていたかっただけなのかも、、
オープニングは単品でもかっこいいし、後から効いてくるのも最高でした。
エンドロールは1発目の生活音がよかった、、よかったからこのままインストでよかったのにと、、、みやじは大好きです
佐藤二朗さんのスズキタゴサクに引き込まれる
佐藤二朗さんが演じるとのことで、映画を楽しみにしておりました!
原作も面白く、スズキタゴサク役は本読んでもセリフ量が多くて大変そう、と思っていましたが、観てよかったです。
面白かったポイント
■佐藤二朗さんのスズキタゴサクに引き込まれる
小説でもそうでしたが、スズキタゴサクのサイコパスの思考の中に、自分自身も思い当たることがあり、グサグサ心に刺さるセリフが多くありました。
綺麗事言っているけど、本心ではそう思ってないんでしょう?
と言われているように、なんとなく見て見ぬふりしている自分の黒い感情を、スズキタゴサクに当てられている気がして、惹き込まれました。
スズキタゴサクと刑事のシーンのはずなのに、ときどきスズキタゴサクが自分自身に問いかけているような気がして、ハッとする緊張感がありました。
■取調室のシーンが多いのに、全く飽きない
取調室のシーンでのやりとりが多く、それでも飽きないのは、役者さんそれぞれの演技が上手いからだと思いました。
また、小説だと長いところもあり、離脱してしまう人もいるかと思いましたが、映画はテンポよくポンポン話が進んでいくので、その点もよかったです。
■清宮=渡部篤郎さんは原作のイメージとピッタリだった
小説を読んでいて、清宮は仕事ができて、正義感があり、少し神経質な面もあるイメージだったので、渡部篤郎さんは本当に原作のイメージ通りでした。
見ていて、やっぱりカッコいいな〜とも思いました。
■類家が想像以上に類家
山田裕貴さんが演じている類家も、小説に出てくるイメージそのものでした。
とらえどころのない人間性で、スズキタゴサクを追い詰めていくところは魅せられました。
■等々力役の染谷将太さんの人生諦めている人感がよかった
原作を読んで、等々力は人生諦めているところもあって、それでもまだ頑張ってやっている人、というイメージを持ちました。
その感じがとてもよく役に出ていて、原作ファンとしてはとても嬉しかったです。
あっという間に感じました。
映画館で観てよかったです。
ばくはつ五郎!佐藤二朗!
注意、ネタバレあり
結論は、序盤から中盤までは文句なしの4.0。だが終盤にかけて失速感があり、最終的に3.7という結論に落ち着いた。
前半〜中盤は本当に快調。
観客の期待に応えるように、気持ちいいくらい爆弾が次々と爆発!
取調室ではスズキ(佐藤二朗)と、警視庁捜査一課の類家(山田裕貴)、清宮(渡部篤郎)の頭脳戦が繰り広げられ、見応え十分。
一方、現場では警察官たちが爆弾の設置場所を必死に捜査しており、この“内と外”の緊張感の相乗効果が非常にスリリングで、物語を大いに盛り上げている。
しかし、登場人物が後半になるにつれてどんどん増え、最終的には約15人に。
「あの人は何者だったっけ?」「この人とあの人の関係は?」と混乱しがちで、映画館では一時停止も巻き戻しもできないため、少々情報量が多すぎた印象。
爆弾の爆発プランは3段階構成。
2つ目まではテンション高く進むが、3つ目の爆発は残念ながら不発弾。
ここは『隣人は静かに笑う』(1999)のように、もうひと押しの緊張感が欲しかった。
おそらく「最後の爆弾はあなたの心に仕掛けられています」的な意味合いを狙ったエンディングなのだろうが、やや余韻に欠ける。
💣まとめ
登場人物が多いのは悪くないが、キャラごとの“重みづけ”にもう少し差が欲しかった。どの人物を中心に見ればいいのか迷ってしまう部分があった。
それでも、佐藤二朗と渡部篤郎の取調べシーンは圧巻で、緊張感と芝居のぶつかり合いが素晴らしい。
舞台挨拶で渡部篤郎が感極まって男泣きしたという話にも納得。
犯人の動機が希薄すぎる
最後のところが本当残念、、、
身代わりなるように言われて、今までホームレスとしては普通に生活できる人が急に世の中全てがどーでもよくなる?心情として理解しずらい、、断るでしょそしたら。
いっそのことなんも理解できない怪物か、そりゃどーでも良くなるよなって共感できる動機に仕上げてほしかった。
内容が良かっただけにそこの心情•動機は本当に大事だった。そこさえ丁寧描いてくれてたら満点だった。
中日ドラゴンズ
佐藤二朗主演みたいな宣伝だが、山田裕貴が主演
容疑者役の佐藤二朗、中日ドラゴンズファンという設定で、結構中日のネタが出てくる
山田裕貴の父親が中日、広島の元野球選手の山田和利(残念ながら今年病で逝去)で、これも偶然なのか恣意的なのか…
この山田選手、レギュラーではないものの試合終盤代走や守備交代で出てくる、地味ながら玄人好みの選手(同期が山本昌、1位は藤王2位は仁村弟)であった(しかし顔は出てこない…)
本人も野球をやっていたらしいが俳優業で成功した稀有な例(元西武の工藤公康の息子、工藤阿須加も俳優)
なかなか曲者の役で、佐藤二朗とがっぷり対峙しておりましたよ
山田和利の顔は出てこないけど(失礼)山田裕貴の顔、年々元横浜、ソフトバンクの内川に似てきてると思っているの自分だけ!? オワリ
もじゃメガネvs10円パゲ。
酔った勢いで酒自販機と酒屋店主に暴行し連行される“スズキタゴサク”の話。
連行され事情聴取となるが…「私は霊感が働くんですぅ」「秋葉原で何か起こるかも…」と言って間もなく秋葉原で起こる爆破、スズキタゴサクと対峙することになる刑事、等々力、清宮、類家だったが…。
とりあえずストーリーどうこうより個人的に面白かったのは佐藤二朗さん演じたスズキタゴサクのキャラと見せる表情ですかね!
ストーリーも面白くタゴサクの会話劇にも見えた序盤、タゴサクキャラにも馴れた頃眠気が少しきたものの、タゴサクと類家の対峙の心理戦、頭脳戦で面白さ増し!
すっとぼけてる顔から急に出すマジな表情、タゴサクの舌を出す顔が悪い顔してるんだよなぁ~、タゴサク演じる佐藤二朗さんの表情とタゴサクから出されるヒントを謎解く類家の姿と楽しめた。
仕掛けれた爆弾を見つけ処理をする作品は幾つとあるけれど、そうではなく各所で起こる爆破で負傷する人々達、爆破によって粉々になる街をも見せるとこも本作の楽しめるところですかね!
佐藤さんの本領発揮
「鈴木タゴサク」の一人舞台。
他の役は「鈴木タゴサク」を際立たせる小道具に見える。
「鈴木タゴサク」の気持ち悪さを佐藤二朗さんが余すことなく表現して。
この「爆弾」を連ドラにしたら「今際〜」みたいに盛り上がるのかな、と思える感じになった。
何はなくとも佐藤二朗
類家の瞳の変化
原作を二回読んで鑑賞。スズキタゴサクが最初から怪物なのに対し、類家が始めは隠している刃物を時間と共に鋭利に見せる訳だがその展開が当然より分かる。佐藤二朗さんの怪演は予想していたが、山田裕貴さんの類家。想像以上に話が進むにつれ瞳が変わる。落ち着いてきたのでも冷たくなるのでもない。人格が消えていくとでも言えばいいのか。
原作の厚さにカットも多いだろうと思って読んだのだが、全体としてよくまとめてくれたと思う。ただ原作を読んだ分、映画がハイスピードに感じてしまって意識が遅れそうになった。これは再度観て整理しないと。
普通の外の世界が、取調室の黒で一瞬でリセットされる。このメリハリが良かった。他の登場人物も個性的だ。
ああいつもながら尺が憎い!
✳︎佐藤二朗さんのお名前を間違えておりました。修正させていただきます。申し訳ありませんでした。
アングルの変化が絶妙!
役者の力量がものを言う会話劇中心の作品。
こんなハードルの高い映画なのに導入の会話だけで観客を引き込む佐藤二郎さんと染谷将太さんの静かなぶつかり合いが凄い!
人を小馬鹿にした佐藤さんの話ぶりとそれを受け流しながら会話をする染谷さんの掛け合いにひたすら見入ってしまいました。
その後も佐藤さんの快進撃は続くのですが、それを相手取る役者たちの演技も素晴らしいの一言!
佐藤さんと面と向かう方々は勿論、署内外で活躍する面々の動向から目が離せませんでした。
責任の所在ばかり気にする正名僕蔵さんや、お巡りさんを演じた伊藤沙莉さんと坂東龍汰さんが強く印象に残ります。
特にお巡りさん2人によるコンビっぷりが堪らなく、さりげない会話のやり取りだけでお互いの距離感や関係性が手に取るように伝わりました。
素晴らしい方々です。
また、本作の性質上、物語の殆どが取調べ室で進行してしまうのですが、固定した映像の他に手持ちカメラで撮影された映像も使用している点にも感服。
固定されていない映像が混ざる事で臨場感が増しておりました。
観客を佐藤さんの会話に引き込むための顔のアップ以外、狭い現場でカメラは様々なアングルを模索しています。
アングルを変える事で感情の違いや物語のターニングポイントを伝えようとしていますので見応えも充分にありました。
劇場に行けば、取調べしているのか、取調べされているのか、まるでわからない感覚が味わえますよ♪
全832件中、781~800件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。












