爆弾のレビュー・感想・評価
全816件中、721~740件目を表示
自分の好きな、ミステリーとサスペンスとホラーを詰め込んだ幕の内弁当的作品。役者の得意なキャラクターを適材適所に配置した快作品。
予告編で予想した通り、暗く地味な取調室から始まる物語。被疑者は酒欲しさに酒屋を襲った自称スズキタゴサク(佐藤二朗)。良い方向でも悪い方向でも、狂気を纏った役をやるのに日本一適した俳優だと思います。取り調べるのは等々力刑事(染谷将太)と伊勢巡査長(寛一郎)。自分が手掛けていること以外は興味も関心もない冷徹な役も、この二人にはピッタリな配役だと思います。
酒屋の事件を尋問しているうちに、電車のポイントを切り替えたように話は別の方向に強制的に走り出します。最初の引き金は秋葉原での爆破テロ、それを霊感で予知したようなタゴサクの言動に取調室は凍り付きます。尋問を続けても口を割らないタゴサクに業を煮やした捜査本部は捜査一課の清宮(渡部篤郎)に尋問の担当を代えますが、ここからタゴサクは次の爆破予告をクイズに替えて出題します。
同じく一課の類家(山田裕貴)と共に謎を解いていきますが、終わったと思っていたのは一段階目であって、これが三段階目まで続くと嘯くタゴサクに一同は絶望します。所轄の警察署でも矢吹巡査長(坂東龍汰)と倖田巡査(伊藤沙莉)のコンビが独断で地回りをしてタゴサクの住んでいたであろうシェアハウスを発見して踏み込んでいくのですが、コナン慣れしている自分は気付いちゃったんですよ、トラップの存在に。
予想では床下に張られた細いワイヤーに倖田が足を引っかけて爆発というものでしたが、絨毯の下にあった踏み込みスイッチを矢吹が踏んでしまうというオチでした。吹っ飛んだ左足は元通りにくっ付いたのかな? それにしても警察をあざ笑うかのように翻弄するタゴサクとのやり取りを、逆に楽しんで弄ぼうとする類家のキレ芸は圧巻でした。結局タゴサクは主犯ではなかったというのに物足りなさを感じましたが、推理好きとしては楽しめる作品でした。
小説と違って映画の観客には推敲する時間ないのですよ
原作ありで相当に評価されたとか、その映画化ですが、さて映像化して吉と出るか凶と出るか内容によるでしょうが、本作の場合は少々無理があるような。セリフの洪水から観客が推敲する時間がないのです、本でしたらテンポは読者にあるわけで、ましてや「これ誰だっけ?」となっても読み返せるわけで。さらに追い打ちをかけるように登場人物の多いこと、もう訳わかりませんとなりがちで。
映像化する者の技量と言うより、ミステリーの謎解きの構造的な問題でしょう、やはり映画化向きとは言えない作品と言えます。そんな場合は映画化において視点をがらりと変えるとか、思い切った翻訳を施すとかの手はあるのですが、原作ファンからはお叱りを覚悟しなければなりませんがね。本作はそんな飛躍をせずに忠実(原作読みませんので分かりませんが)に映画化のよう、だから前述の不満に繋がってしまう。しかし、だからこそ、本作は映像化によって役者の演技を堪能させることが出来た!
言うまでもなく佐藤二朗と言う名バイプレーヤーの独壇場が見せ場とすることが出来たわけです。いえ、彼だけでなく山田裕貴も渡部篤郎も染谷将太もスリリングな熱演が観客に十分に響きました。ただ、あまりに登場人物に相応しい役者を揃えすぎ、それぞれに見せ場を用意せざるを得なく、なにしろ映画ってのは時間に制約があるからこそ、漫然と拡げすぎてしまった。寛一郎や伊藤沙莉は主役級の役者であって脇にキャスティングすべきではなかった。却って散漫となったのはそんな豪華過ぎるキャスティングのせい。だって、もし脇役らしい役者にサラリと演じてもらえれば割愛すべきシーンを省略出来、主題にもっとフォーカス出来たはずでしょ。
ここまで描いても2時間17分必要なわけで、辻褄あわず、伏線回収もなく、不完全燃焼まで完遂してたら、3時間超えとなってましょうね。取り調べ質と言う密室劇と爆発の大掛かりなパニック描写を交互に提示し、その塩梅が見せ所ですが、それは現在のことであって、過去となる長谷部及びその家族のハナシのフラッシュバックのトーンをもう少しタッチを変える工夫が欲しかった。爆発CGもハリウッドと比べるのも失礼ですが、煙ばっかしで貧相なのが残念です。それにしても、そういった過去の悲劇に基づく復讐にしては、規模が大きすぎ理解がついていけません。ラスト近くの急展開も納得出来ない脆弱を抱えてますよね。
さて、前述しました佐藤二朗という役者、「あんのこと」「変な家」と実質主役級の作品の多いこと。ひっぱりだこと言っても過言ではないでしょう。本作では殆ど座ってばかりの演技で、強烈なアップに支えられたモンスターぶりは近年の出色なのは間違いありません。昔の「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター並みの怪物役を圧巻の汚らしさで演じきった。とは言え、のらりくらりと言葉を弄する事が頭がいいだけで説明つくのか怪しげで、所詮エンターテインメントの小細工と思ってしまったら本作は楽しめませんよ。
原作、キャストの熱演がモンスター級
佐藤二朗さんは暫くコミカルな役が多く昔から演技派なのを知っていた私としてはむず痒かった。しかし今回スズキタゴサクという謎が多く不可侵な役柄を画面いっぱいに浴びれる作品に挑戦されていて、多彩な俳優さん達の演技合戦を観ることがとても幸せに感じるあっという間の137分でした。
今期の助演男優賞は佐藤二朗さんで決まりですね。
山田裕貴さん演じる類家も同じぐらい個性的でスズキの一興一投足の仕草を見逃さず、後半の一対一の闘いは見逃すことができない凄みがありました。
二人の言葉遊びの謎解きや心理戦は相手がどんな反応をするのか、全て挑発的で本当に面白い。
また、脇を固める渡部篤郎さんや染谷将太さんも思った以上に出番が多く相変わらずの安定感に酔い痴れました。
沙莉さんと板東さんが外で一般市民を守るべく爆弾探しに奮闘する姿に緊張感が絶え間ない、久しぶりに素晴らしい傑作を拝見出来た。
究極の選択を問いかけてくる本作は全ての方にお勧めしたいです。
点と点が線になる快感
スズキタゴサクのヤバさにニヤニヤが止まらない。
暴行と器物破損で取り調べを受ける酔っぱらい。
損害額を弁償する変わりに、警察のお役に立ちます。これから起こる事件を超能力で予測します。
そして予測した通りに次々起こる爆破事件。
小気味良くまくし立て、小バカにした態度で警察を手玉にとるスズキタゴサク。
目的も人物像も読み取れないスズキタゴサクの不気味さといったら、かなりヤバい!!
正直、佐藤二朗のアドリブありきのふざけた役柄はもう見飽きたといった感じであるが、今作の佐藤二朗は、本気でゾッとするハマり役。
緊張感あふれる展開に呼吸するのを忘れそうになるくらいw
また、タイトル通りの爆破シーンが素晴らしく、描写もかなり生々しい。不謹慎ではあるが、容赦ない爆破っぷりがある意味爽快にすら感じる。
警察vsタゴサク
取調室での戦いが、本当に目が離せない。必見です!!
ラストが意外とサラリとしており、もう1衝撃を期待したかったところだったが、全体を通してドキドキワクワクが止まらない、なかなかの衝撃作でした。
これは、オススメしたい一作ですね!
やっと
最近、佐藤二郎の無駄遣いが多かったがやっと本領発揮❗️
素晴らしい👍
脚本の妙で最後までどわ〜っていきます
全てがディズニーぽくなった続き物ばかりのハリウッドより邦画の方が面白い!
私の今年のこの手の邦画ではベスト1かなぁ
万人向きではないですが、ぜひみてもらいたい。
ただ昼メシ前とかはやめたほうがいいかなりきわどい画面があります。
まさに「佐藤二朗」劇場だが、ラストの展開には理解が追いつかない
何と言っても、佐藤二朗の怪演ぶりが圧倒的で、彼の強烈な個性がなければ、この映画は成り立たなかったとさえ思われる。
一見すると愚鈍そうだが、高度な知性を内に秘めているようでもあり、卑屈な態度でおちゃらけていたかと思ったら、威圧的な態度で凄みを見せるなど、二律背反の独特なキャラクターは、まさに佐藤二朗の独壇場と言っても良いだろう。
それだけでなく、沈着冷静に取り調べをコントロールしようとしながら、犯人の術中にはまって「心の形」を露わにしてしまう渡部篤郎や、相手からの挑発をかわしつつ、意表を突く切り返しで犯人と渡り合う山田裕貴、あるいは、手柄を上げようとして犯人に取り込まれてしまう寛一郎も、それぞれに個性を発揮していて、彼らと犯人との「言葉による攻防戦」から一瞬たりとも目が離せなくなる。
また、取調室内での息の詰まるような会話劇だけでなく、それと並行して描かれる、外回りの巡査や刑事による捜査の様子も、物語にテンポやアクセントをもたらしていて、その成り行きにグイグイと引き込まれた。
その一方で、ラストの展開については、どうにも理解が追いつかず、置いてきぼりを食らわされる。
夏川結衣が演じる母親は、息子のことを殺してまで、その犯行を止めようとしていたのに、どうして、自分自身が爆弾を持って警察に乗り込むようなことをしたのだろうか?証人である佐藤二朗を爆殺して事件の真相を隠蔽しようとしたり、自暴自棄になって苦しい人生を終わらせようとしたのかもしれないが、自分が爆弾事件の犯人になったら、せっかく立ち直った娘が、再び世間から非難されることになるのではないだろうか?
あるいは、佐藤二朗の犯人にしても、自分自身を真犯人に仕立てることが目的のはずだったのに、どうして夏川結衣が事件に関与していることが分かってしまうようなシナリオを描いたのだろうか?これでは、夏川結衣を庇おうとした佐藤二朗の「想い」が台無しになってしまうし、しかも、始めから、その爆弾を爆発させる気がなかったのてあれば、夏川結衣による爆弾騒動そのものが必要なかったのではないかと思えてならない。
と、頭を悩ませてしまったのだが、よく考えてみれば、スキャンダルを起こして自殺した刑事の息子が事件の黒幕だったのなら、父親は無実の罪を着せられた訳ではないので、息子の動機は「逆恨み」ということになり、あまり同情することも、納得することもできなかった。それどころか、彼が恨みを晴らそうとするのであれば、まず真っ先に、父親のことをマスコミに売ったカウンセラーか、父親のスキャンダルをセンセーショナルに騒ぎ立てたマスコミ関係者を狙おうとするのが自然なのに、いきなり、全都民を標的とした無差別テロを企てるというのは、いくらなんでも思考が飛躍し過ぎているのではないだろうか?
せっかく、俳優陣の迫真の演技と、手に汗握るサスペンスの面白さを堪能できていたのに、最後の最後に、物語のオチに納得することができず、釈然としない気持ちが残ったのは、本当に残念としか思えなかった。
役者さん皆んな凄い!
佐藤二郎さんがぶっ飛び過ぎたキャラだったわけですが
キヨミヤ、ルイケ、トドロキたち。
みなさん非常に素晴らしい演技をされていて
とにかく見応えたっぷりでした!
とても面白かったわけですが、
でも、どこか展開が非現実というか
なーんか私理解できずで★4という感想です。
きっと映画という枠におさめるため
カットされたところも少なくないのかもしれません
ん?ただたんに私の実力不足か!
とにかく理解が追いつかなかっただけなのかも!
ま、もしそうだったとしたらやはり▲1ですよ。あはは
だって?ハセベ(でしたっけ?石川の旦那)は何に興奮?
メディアにつつかれ、鉄道会社に訴えられる流れになれば
なんでも良しだったとして。も、ですよ?
その流れからの息子なに?
なんでそんな特大テロみたいな犯行することになる?
目的は何?息子のゴールってのはなんだったんだろう。
ハセベの異質ぶり。と、その露見からの家族の苦悩
少し描写はあったけど、こんな大それた犯行になる?
そうか、ストーリーにアンバランスさを感じて
どうにも私にストンと落ちてこないのかも
結末までみたら「無邪気」はどこいったのさ?
サリさん取り調べ室きて写生するのはたしかに無邪気よ。
でも、タゴサクの立ち位置って、
真犯人になりたい嘱託犯人でしょ。
無邪気関係なくね?
100歩ゆずって持ち前の性格が無邪気すぎるから、
それを隠せなくてトドロキが無邪気を感じた。とでも?
いやいやないないもっと別の言葉でてくるでしょ
まず爆弾を爆発させることが出来て、
これほどメンタルコントロールして
知的会話が出来るタゴサクは優秀すぎる。
そんな人がどんな事情でホームレスしてるのよ?
タゴサクを「謎な人」ってことで、
ゴリ通ししきっちゃうところはなんか違和感。
あれ?やばいもう一回見るべきかな。
何にもわかってないや。
役者さんの演技が凄過ぎて、終始圧倒されて
気づいたら映画終了。だったかな。でも面白い!
やばい。どなたか解説してくれません?
スズキタゴサクニハカカワルナ
主演は、山田裕貴さんだがこの作品において流れを支配してるのはスズキタゴサク(佐藤二朗)である。単なる酔っ払いの暴行と器物破損、10万円も払えず刑事に貸してくれと懇願。多分、こっからスズキタゴサクに取調室も客席ものまれてたと思う。
スズキタゴサクを取り調べるする刑事もスズキタゴサクのペースに引き込まれないように藻掻く。ただ、彼から情報を引き出さなければ事態は進展も解決もしない。それこそがスズキタゴサクの罠。自分とゆー人間に警察を釘付けにさせる。
取調室パートと爆弾捜索パート、もっと外部の情報は断片的でも良かったかも。取調室パートは十分濃い描かれ方してるけど、スズキタゴサクの霊感(爆弾の爆発)の真偽は、あの取調室に居る刑事たちの反応でもっと魅せても良かったかな。
プログラムも隅々まで読み、これは原作読むしかない!と思い始めた。その上でもう1回劇場で観たい。目の前にスズキタゴサクが現れ、短く刈った髪と無精髭で、狂気と狂喜の笑みを浮かべながら話しかけてくるに違いない。
二朗さんまくれるか!!
いや〜!
「国宝」が同じタイミングでなければ
二朗さん「最優秀助演男優賞」
獲れたでしょうね〜くぅぅぅ!!
相手がアイラブ流星君なので、本当〜に、
くぅぅぅ!!です。
主演は山田君ですが、主役を喰う迫力と、
存在感でした。
でも考えてみたら二朗さん、実際には
アレ、通常運転なんですよね凄いw
ガーデンホールでの舞台挨拶。
篤郎さん泣いてましたもんね。
二朗さんと篤郎さんの関係性を知り、こちらも感慨深くなりました。
(篤郎〜いきなり泣くから二朗さん、
ちょっと戸惑ってましたけど(^。^)
とは言え山田君も良かったですね。
先日の「木の上の軍隊」でもその演技力を証明しましたけど、本作でもミステリアスなネゴシエーター的存在の類家を熱演。
「木の上」では堤さんと、今作では二朗さんとタイマン。
(未見ですが「ヴェートーベン」では古田さんともガッツリ絡んだご様子)
実力派に引っ張られ、俳優としてキャリアアップして行く彼の姿をリアルタイムで見られる事にワクワクします。
今後追いたい俳優さんの仲間入りです。
他にも大好きアイラブ染谷君
(等々力が地味にやり手でカッコ良かった)や坂東君(3つのホクロが萌え)も適役。
沙莉ちゃん夏川さんの実力派俳優も
今回も安心安定。
沙莉ちゃんは彼女のチャームポイントのあの声が倖田というキャラに合っていたと思います。
夏川さんもあの柔らかい見た目に騙されました。
(明日香がクズでした)
正直、その演技には当たり外れはあるものの、タゴサクに喰われちゃう伊勢をプライド高めのおぼっちゃま寛一郎君が演ったのが妙に説得力あって良かったですw
注目の中田青渚ちゃん、凄い設定wの加藤さん、僕蔵さんらバラエティに富んだ俳優陣も役目を全う。
二朗さんのパワーが皆んなに伝染した力強い作品になっていました。
(個人的には類家を染谷君で見たかったよーな)
タゴサクは何者なのでしょう。
得体の知れないタゴサクが、次は何を言い出すのかと、ずっと集中して頭フル回転で観ていた。
しかし、彼の問いかけは答えの出ないものばかりだった。
自分の中の綺麗事を見抜かれているようで動揺した。
ただその中で唯一「命の重さは平等か」の問いは、残念ながら平等じゃないよねコレは私でも分かる。。
原作には続編があるのだとか。
「あいこ」で終わったラスト。
又タゴちゃんに会えるのか?
嬉しい様な嬉しい様な。。
タイトルの出し方がカッコ良かった!
佐藤二朗さんのみ…。
佐藤二郎さんは佐藤二郎さんでした
面白かった…
タゴサクさんの佐藤さんは、この役になりきって、振り切った変態ぶりですが、正直ちょっと怪演が鼻につくところまでやりすぎてます。(笑)
とは言え、レクターにはまだ及ばない。
この映画で一番素晴らしい!と思えたのは、類家の山田さんでした。
頭脳キャラが立っていて、むしろ早く対決しろよ!と焦らされながら観てました。
だからこその、後半からのタゴサクと類家のやりとりはスタートからワクワクします。類家の挑発に怒りを露わにするタゴサクの感情表現や、主導権を取ったり取られたり、と何が真実なのか、腹の探り合いと会話劇はほんとに楽しめました。
ただ、途中まで現場からの情報や証拠で推理が進むのですが、最後の方は、タゴサクの証言だけからの室内での、類家の推理が冴えるにも程がある。(笑)
あと、爆弾自販機に入れたら、売れて出てしまうんじゃないのかなと。
タゴサクが何故頭がいいのかは、全く背景無しです。
そのあたりの突っ込みで星半分減点しました。
容疑者Xの献身と夏目アラタ、不能犯、をちょっと思いだしました。
まあ、とはいえ面白かったので、おすすめします。
良い意味で疲労感がある
舞台挨拶が上映前にある回で見ました。
話はそれますが、イケメン揃いで、9割くらい女性でした。山田さんが、膨大な量のセリフがある。と見逃さない様に見てください。というコメントから、気持ちが入り。神経使いながら一字一句逃さない様にと思っていたら、いつのまにか佐藤さんがいうヒントを見つけたくなって、結果すごい疲労感。体調のすぐれない方は、良くなってからご覧下さい。しかしながら、カメラワーク、セリフ、音、もちろんそれぞれの俳優さんたちの演技、最後に映画の終わり方もなんとも言えない。爽快感の様な、疲労感の様な、素敵な映画でした。キッチリハッピー!を望む方はオススメしません
とにかく佐藤二郎!!
さっそく観てきました
久しぶりに鳥肌がたつほどの緊張感漂う映画でした
怪しい酔っ払いスズキタゴサクを捕まえたところ
取り調べ中に秋葉原で何かがおきますと語りだす
それが連続爆弾事件の始まりだったという話
この映画の1番の見所は佐藤二郎の語り
支離滅裂な感じで謎かけをしてくるのだけど
その語りがなんとも心地よいのだ
抑揚のついた語りだと思えばお経のようにも感じる
その語りに取り調べチームが引き込まれていく
その過程がなんとも恐ろしいのだ
ラストの展開や動機には思うところもあるんだけど
タゴちゃんにはきっと大事な事だったんだよね
ああ…なんとなくタゴサクの気持ちがわかってしまう
そんなところも恐ろしいです
とにかく佐藤二郎の語りは必見!!
皆で佐藤二郎に酔いしれよう
概ね面白いんだけど
どうみてもスズキタゴサク(佐藤二郎)が爆弾を造れるとは思えないから黒幕は画面に出てる中でこの人じゃないかと思われる人が出てきますが最後にひっくり返される。
黒幕が起こした犯行は凄まじく理由があの程度でいくらなんでもここまでやるかという疑問が湧きました。
野方警察署の等々力(染谷将太)が捜査一課の類家(山田裕貴)に捜査担当が変わる時に等々力がスズキのことを「無邪気」で「爆弾を造れるとは思えない」と伝えたのがヒントになる。
スズキが捜査一課の清宮(渡部篤郎)に「あなたの奥さんが凌辱されて無残に殺されたらどうしますか」と言い深い怒りに満ちた清宮の表情は迫力があった。
警察関係の登場人物は皆活躍するけど特に体を張った巡査の矢吹は市井のヒーローだと思いました。
展開も良く楽しめるけれど最後の最後に「3番目の爆弾」が出てきてうやむやになるのが残念。
佐藤二朗という怪物
全816件中、721~740件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。








