爆弾のレビュー・感想・評価
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佐藤二朗の怪演
原作は読んでませんがこれを書いた作家脚本家の方は凄い❗と思いました。
この役は佐藤二朗しか出来ないと思います。
早口でクイズ形式でまくし立て山田類家奇妙な名前ですが取り調べシーントイレで刑事さんと仲良くなりたいと言いつつ洗脳したり
佐藤二朗顔のアップが汚いと思いつつなぜか見せられてしまった(^_^;)
染谷昇太よく出てるな以外な人と結婚したけど関係ない。
ネプリーグで爆乳発言して固まってた正名さんの全力芝居も良かった。
伊藤沙莉も低い声で早口年寄りには聞き取りにくいかも。
でも本当の犯人は…以外なあの人だった。
最後はスッキリまとまってしまったけどもう少し捻りがあったらさらに面白かったと思いました。
ジロウさんの顔面
終わってみるとジロウさんの顔面が一番の印象
謎解きやビックリネタは もうやり尽くされて どすしても スッキリ解決するようなストーリーでは もう許されないのかもな
ちなみに原作は未読なので 時間に合わせるための駆け足だったのかもなぁ
それでも 面白いと思えるのは 出てくる方々が 兎に角 上手 大演技合戦 自然な演技などクソ喰らえ
冷静に考えてはダメなのだろう
ハンニバルレクターのような天才でもなく 自暴自棄な馬鹿でもない ただただ 何のため?
あの状況で どうやって計画を知れたの?
どうして シェアハウスを 発見させたかった?
と言ったコトを ブッ飛ばすほどではなかったな
染谷さんは 相変わらず良いなぁ
カッコいいし 目が素敵
皆さんの率直な感想が聞きたい
役者の皆さんの演技に魅せられ続けた。
全編に渡り、音響効果に頼らず、役者さんの台詞のみで進む事が多く、緊張感がこちらにも伝わってくる演出が素晴らしかったです。
また、役者の皆さんの力量があっての演出、作品でした。
久しぶりに、素晴らしい作品に出会えました。
キャスティングで多少重要な役どころが察せてしまう分、0.5星を減らさせていただきました。
素晴らしい演技合戦
「原作読んで話わかってんのに映画観て面白いの?」と妻に言われながら映画館へ。
あるのだよ、原作を超えていく映画が。
と自分に言い聞かせないと、なかなかそういう作品には当たらないんだって事実に負けそうになる。
で、本作はほぼ忠実に原作通りなので、ストーリーにびっくりしたり感動したりってことはありませんでしたが、過不足なくしっかり物語を作ってくれたと思います。
でも原作読んでない人にはわかりにくい要素がけっこうあったかも。
そんで、原作の時にはタイガース、件、タンのヒントが出たあたりでいったん読むのをやめていろいろ考えたりする時間があるわけだけど、映画はものすごいスピードで解答がでちゃうよね。その辺もう少し客に考えさせる時間をとってほしかったような。
ま、そんなことはどうでもいいレベルに役者陣の演技がすばらしい。
山﨑、佐藤の二人はもちろん、染谷、渡部、伊藤、坂東みなみないい表情を作っていたと思う。
タゴちゃんの、笑いながら泣いているシーンは圧巻。
こういっちゃなんだけど、本作や「さがす」「あんのこと」あたりの佐藤二朗がとてもいいので、もう福田組は抜けたほうがいいよ。
そりゃホトケは大好きだったけど、いつまでもいつまでも二度見だの突然歌うだの、同じことさせれらるだけだからさ。
欲を言えば鶴久のエピソードはカットしないでほしかった。
おもしろーい
2023年のこのミスで大賞をとった作品の映画化🎥
東京のどこかに“爆発予定の爆弾”が仕掛けられたという前代未聞の事態のなか、
取調室での攻防と都内各地での爆弾捜索の行方を描く、リアルタイムサスペンス。
この作品。。。
バチボコ楽しいじゃん♪
『国宝』がなければ、日本アカデミー確実だと思わせる作品🎥
やや、『ラストマイル』にも似た感じ。
主演は山田裕貴さんですが、スズキタゴサク役の佐藤二朗さんが、
主演を食ってしまうくらいの演技です✿
まさに怪演(「・ω・)「ガォー
静と動のバランスが絶妙です。
脇を固める渡部篤郎さん、伊藤沙莉さん、染谷将太さんも( ・∀・)イイ!!
ドキドキハラハラさせる展開もあり、大好きです。
原作読みたくなってきた📚
やっぱり映画っていいですなぁ~(^^♪
不連続の不安感、緊張感
警察署内や都内の街中という
爆発シーン以外は比較的地味な背景が多い中で、
謎解きのストーリーの複雑さ、面白さに加えて、
取調室で繰り広げられるドラマがとてもすばらしく
最後まで集中力が途切れることなく観た。
前半の清宮(渡部さん)のゆったりと構えた受容する尋問から、
後半の類家(山田さん)の急速で攻撃的な尋問への
移行による展開の緩急の対比に加えて、
彼らに相対するタゴサク(佐藤さん)の、
会話の内容、言葉だけでない、感情の徹底した不連続性によって
観る側の予想を拒み、不安感、緊張感を持続させる表現は
クローズアップ多用の画面構成と相まって圧倒的。
最後に残る謎については、
一般通念の価値観から外れた人間に対する社会の受容のあり方
という本作の問いかけに対して、解決していない現代における、
次なるタゴサクの出現の不安感と受け取った。
新たなサスペンス・ミステリーの名作
原作未読。早くから予告編を沢山目にする機会があり、佐藤二朗の怪演を前面に押し出した雰囲気とキャストの名前を見て楽しみに鑑賞。
取調室での対峙、閉塞感と外で事件が起こりまた多くの人が動いている映像と、空気の対比がとても良く作品にテンポを感じた。心理戦の緊迫感の描写が素晴らしい。話しから誰しもイメージする映像が描写され、あたかも過去の映像のように見えていた、それが作り話かもしれないとなった時、舌を出した女子高生、やられた!とこちらも思った瞬間。表現が上手い。タゴサクの話術にイライラしたら負けだ、取り込まれるな、と観客も身構えるあの緊迫感。出演者達の演技合戦は見どころであり、加えてやはり、爆発のシーンはなかなか凄まじい。本当に都内でこれが起きたらと考えるとゾッとしてしまった。
原作が凄いのだとは思うが、スリリングな一級品に仕上げた製作チームとキャストの皆さんに拍手。細かい事は無しで、エンターテイメントを楽しめる作品と言えます。
せめて…
普段サスペンス映画はさほど興味ない方へ★
普段、自分の映画のチョイスは「スカッとする大作アクションもの」「感動もの」が多く、サスペンス映画をわざわざ映画館で観ようとはあまり思わない派です。
が、、こちらの評価が気になり観に行ったところ、
【結論】映画館でわざわざ観る価値あり! です。
①佐藤二朗さんの演技、②惹きつけられる話の展開、
の順に、見どころとなっていますが、
③山田裕貴さんの演技、
もかなり惹きつけられました。
声のトーンや話し方、雰囲気、
ついつい見入ってしまう俳優さんですね。
総じて、おすすめです。
伊勢さん役の俳優さん、いい顔してるなぁと思って観てたら、佐藤浩一さんの息子さんだったんですね!
タゴサクの少女の強かんの話、名前を出したら伊勢さんがめっちゃ動揺してた所が意味が分かりませんでした。分かる方、教えて
動機の説得力がイマイチ
評判が良く、すごく期待して観に行った。が、うーん。もちろん、題材からヒューマンドラマを期待したわけではない。サスペンス+密室劇かな、と。思ったより外のシーンが多く、そこは成功している。静と動のバランスは絶妙なんだけど、問題は密室のやりとりの方だ。
佐藤二朗が圧巻という触れ込みだったが、私にはイマイチだった。この人の演技表現がバリエーションが少なく、正直、飽きた。怪演ではあるが。他人の犯罪を乗っ取って自己顕示を満足させる犯罪の動機も薄く、説得力に欠ける。心を通わせたと思っていたホームレス仲間に裏切られた絶望から、自分を馬鹿にしてきた世間に対する復讐を実行するわけだがそこにもう一つシーンが欲しかった。前半は面白く観れたが、後半は爆発シーンで見せはするが、ストーリーに説得力が薄いので。犯人の長男が仲間を殺す必然性、母の葛藤、佐藤二朗をどう絶望させたのか、が山田裕貴の推察でしか語られないところが、説得力の薄さになっている。もちろん、全てを見せないことが、犯人の不気味さになっているので、そこは作り手側の狙いなのかもしれないが。あ、原作は未読です、!
主役の、佐藤二朗演じるスズキタゴサクと共通する心性を有している山田裕貴より、渡部篤郎が、人間の弱さを上手く演じていたように思う。染谷将太は安定の上手さ。
佐藤二朗って助演なの…
祝日の17時からの回でしたが、ほぼ満席でした。CMもよくやってるので期待値高そう。
佐藤二朗が出てくる時の高揚感はすごい、どうなるんだろ、この人、何なのとか。
でも知りたいことは何も分からず終わってしまった感がある。もしかして続編ありとか。
犯罪に至る動機が薄くてちょっと共感が得られなかった。途中で何で?となってそのまま終わった感じ。原作読むともっと理解できるのかな…
余韻フェチとしては★3つくらいですが、皆さんが書いている通り、佐藤二朗の怪演は久々に楽しく★3.5にします。
被害者と加害者、あるいは孤独と仲間
原作未読です。
エンタメ性は抜群で、そもそも爆弾が次々と爆発するというカタルシスと、それによって人が死ぬという残酷性をフィクションで観れるという劇物めいた快感がとても強い作品だと思います。しかも、それでしっかり多くの人間が死んでいくところは最近の邦画ではなかったな、というところでした。公園でホームレスやボランティアが死んだところだけでも残酷(そこでスズキが清宮に突き付ける「幼稚園児じゃなくて安心したでしょ。命は平等だと言っておきながら」という言葉も相まって)ですが、続けて、都心の各駅で自販機が爆発して更に多くの死人が出て東京が文字通り大パニックになるという構図は新鮮でした。なんだかんだ言って、最近の作品では爆弾を未然に防げたし、あの「ラストマイル」でも死人は真犯人だけだったというオチだったので、ここまで自己実現のために周囲を巻き込む犯人を出したのは、エンタメ的にも凄いことですが、現実社会に照らした時、余程リアルな描写だと思いました。
坂東さん演じる交番勤務の警官の片脚が爆発で吹っ飛んだのは、個人的にこの映画の白眉だと思うところです。スズキは、言葉巧みに刑事たちの罪悪感や野心を煽り、篭絡し、罠に嵌めては嘲笑っていくのですが、その根底には、自分をバカにして見下してきた世間や大衆への激しい憎悪が見受けられる訳で、取り調べ中に急に激昂(演技も入っているでしょうが)する内容からもそのことが把握できます。その「理不尽」という言葉が、目の前で交番勤務の善意ある警官に襲い掛かった瞬間だったと思うため、上記のシーンを上げさせていただきました。
そこに至る「クイズ勝負」も刑事たちが総力戦でたった一人のホームレスに立ち向かい、時には勝ち、時には大敗北を喫するという王道展開で構成されていて、やはり王道展開はエンタメの肝だな、と思いました。基本的には、今回の勝負は見た目的にはスズキ一人に警察だけでなく大衆までもが躍らされ、自己嫌悪を抱かされて、大混乱に陥った訳ですから、完全にスズキの勝利のようにも見えますが、スズキは最後に「この勝負は引き分けです」と真面目な顔で告げます。それは何故でしょうか。
前年の「ラストマイル」でも同じことが描かれていましたし、もっと言えば先日見たばかりの「愚か者の身分」でも同様だったのですが、個人的にこの作品は「みんなから無視され続けた者が、無敵の存在となってみんなに復讐しに来る」というテーマ性が込められていると思います。スズキの正体は最後まで不明だし、本当の意味で思ったことが分かることはないのですが、恐らくホームレスになってしまうようなことがあり、そこで出会った夏川さん演じる石川にすら利用されることを悟り、彼女に失望することで「もうどうでもいいや」と振り切ってしまったのでしょう。
この作品が上記2作品と違うなと思うところは、目的が煩雑な割に殺意によって研ぎ澄まされているところだと思います。「愚か者~」は、社会に見捨てられた底辺の若者たちが反社も含めた大人たちに歯向かっていく物語ですが、その目的は「普通の暮らしを普通に送りたい」という平凡さがありました。「ラストマイル」も、社会全体に大きな影響は及ぼしましたが上記のように人は殺さず、かなり目標を絞った捨て身の犯行に出ていることが分かります。そこに切なさもあった訳ですが、今回の作品については、本当に「社会全体」への敵対行動となっていて、本当に無関係な人も殺しまくっているところが全く違うなと思いました。
一方で、スズキからしてみれば自分がこうなったのは、世間が自分を見下してきたという劣等感から来る憎悪によるものかと思います。だから、無関係であっても社会の一員というだけで自分の敵になってしまうのだと思いました。それは、実際に爆弾を作って仕掛けた石川の息子たちや、SNSで自分の動画を拡散する浅薄なネットリテラシー所持者である学生等にも向けられました。犯人の一人が好きだった秋葉原を攻撃したり、最後に大惨事を引き起こす切っ掛けになった自販機を、発端となった暴力事件時に壊すことで皮肉と示唆を込め、動画を拡散する若者を嘲笑するように「あなたたちのおかげで爆弾が爆発する」と軽はずみな行動に重すぎる責任を結び付けたりと、普通に暮らしていれば自分よりも器用に生きて自分を見下してきた相手を徹底的に見下そうとします。
ただ、そこには「人間は下らない」という主張以上に「もっと俺を見ろ」という強烈な自己顕示欲が見て取れます。取調室に殴りこんできた倖田からの視線を受けて喜び、「射精しちゃいました」とまで言えてしまうところからも、とにかくスズキは人から見てもらうことに飢えているのだということが分かります。自分が向けられる憎悪すら餌にして喜びに変換できる非人間性の前に、倫理観はあまり意味はないかのようにも思えました。
しかしその一方で、この映画はスズキと対照的に警察関係者を描くことで、「誰かと一緒にいること」の大切さを説いてもいます。スズキによって無意識的にホームレスやボランティアよりも幼稚園児を選別させられた上に「お前は歪んでいる」と突き付けられた清宮は心が折れ欠けますが、そこで類家は彼を叱咤し、「他がやるより清宮さんがやった方が良い。それが無理なら俺をサポートしてください」と不器用ながらも激励していますし、交番勤務コンビと伊勢の関係性からも、ラストシーンなど含め多くの掛け合いから心の繋がりが見受けられました。
それが如実に表れていたのは、染谷さん演じる等々力が、死んだ先輩刑事の失態を受け容れていた心境を後輩に告げたシーンです。曰く「この人のためなら一線を越えても良いと思えた」というようなニュアンスだったと思いますが、つまり、法や規律を超えた先に人間関係はあるということだと思います。最終的には、もう一人の犯人だった石川すら娘が抱き締めに来たのですから、そのメッセージ性は明確だったと思います。その点、社会に憎悪ばかりを向けているだけで繋がることが出来なかったであろうスズキには理解できない感情なのだと思います。
物語のラスト、スズキは類家に共感してもらったことで笑い泣き(本当にこれが出来たのはひとえに佐藤さんの熱演あってこそだと思います)した後、その類家から「石川は信頼するアンタに告発して欲しかったんじゃないのか」と突き付けられ、「根拠のない憶測ですね」とコミュ障じみたことを言います。続けて類家が「俺は現実から逃げないよ」という感じのことを言われると、一度は言い返そうと振り向くも、真正面から自信満々に言う類家に何も言えずに去っていくことになりました。等々力からも「俺はこの世界をつまらないと思ったことはない」という感じのことを言われて、本当に納得したように「なるほどです」と頷きます。こういうことがあっての「引き分けです」だったのかも知れないと思いました。
スズキの社会的正体は不明でしたが、個人的には、社会に無視され続けてきた結果、承認欲求が肥大化したホームレスが、ふとした切っ掛けで自己実現の機会を得て、多くの人間を巻き込んで承認欲求を満たそうとした。それだけの憐れな存在だったのだと思いました。
個人的には、もっと類家とスズキのクイズ勝負が観たかったので、☆半分を削らせていただきました。
それでも、総評としてエンタメ性は抜群でありつつ、ちゃんと現代社会に通じるテーマとメッセージ性を持った稀有な作品だと思いました。
こりゃ佐藤二郎の主演映画だね。
全1174件中、681~700件目を表示
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