爆弾のレビュー・感想・評価
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佐藤二郎ワールド
原作が気になる
前半のスズキタゴサクと警察との駆け引きは、ミステリー要素もあり、頭は良いが狂った犯人像でまるでブラピの『セブン』を彷彿とさせるワクワク感たっぷりな展開。正直ここ10年くらいで1番好きな映画。
後半は一回戦よりも二回戦のワクワク感がない。3回戦の結局爆弾について明かさない感じは嫌いじゃないが、動機や石川明日香とのやりとりがあまり描かれていないため、20倍に薄めた『容疑者Xの献身』という感じ。
「等々力を用意しとけ」というセリフがあったり、タゴサクが初め等々力としか話さないと言っていたので、三回戦でその辺の回収をして欲しかった。
原作が面白いらしいので、気になる上、小説は続編もあるようなので、そちらもチェックしたい。
とは言え、前半の盛り上がりは一級品なので4.5で。
主演男優賞は佐藤二朗に決まった
モヤモヤ
146本目。
120分越え、2本観るのしんどいし、前の方2列くらいしか席空いてないから帰ろうと思ったけど、まあ勢いで。
一番美味しいのは佐藤二朗だけど、ドラゴンズをネタにされてるのは、山田裕貴はどう思ってんのかなあと、いつもの如く余計な事考えてる。
心理戦は面白いけど、何でホームレスが?とは思うけど、まあいても可笑しくはないといい聞かせ、山田裕貴主役だけど、この構成だと物足りなさはある。
追い詰めてる様で、追い詰めてない、五分五分とは言ってるけど、明らかに犯人の勝ちだし、どうなるどうなると期待はするけど、時計見たら嫌な予感。
原作知らないからあれだけど、ここまで長い時間引っ張ってそりゃないよとは思う。
そこまでが面白いのがもったいない。
好きな俳優陣
佐藤二朗さんの演技とクオリティが高いが、後半が微妙。
この映画の見どころは佐藤二朗さんがスズキタゴサクの無邪気な狂気を完璧に演じているところです。佐藤さんはコメディなイメージが強かったですが、この映画で佐藤さんはサイコパスな役も似合うなぁ〜と関心しました。
ただ、ストーリーは前半まではこれからどうなるのかとワクワク感でいっぱいでしたが、後半から「?」となる部分が増え、最後は正直よく分かりませんでした。考察できる方には分かるのかも知れませんが、私には難しかったです。
あと、佐藤二朗さんと山田裕貴さんがW主演なのかと思っていましたが、前半は渡部篤郎さんで、山田裕貴さんは後半からメインになる感じでした。
ですが、各俳優さんの演技、演出のクオリティはとても高い映画だったので、見る価値はあると思います。
爆発の音や、少しグロテスクなシーンもあるので、苦手な方は気をつけてください🙏
後半がなぁ〜
ミステリーとかサスペンスで一番難しいのは動機の設定だと思う。
この映画でも、2回戦の爆弾の場所、知らないんだろってところがピークで、その後の展開については、疑問が多くてついていけなかった。
夏川結衣が、息子殺してから、スズキに頼んで、犯人のフリするには、そこそこ時間がかかると思うけど、数日とか、そんなに先の日にちでタイマーセットしてたんかな。←親父の飛び込み自殺した日時から逆算?
あと、息子が共犯の二人を毒殺する意味は?
口封じなら、犯行完遂後の方がイイんでは?
少なくとも、直前?
息子が母親をシェアハウスに連れ込む理由もわからん。犯罪(復讐?)するつもりなら、尚更。あんな怪しいアジトに親入れる?
まあ、母親が息子の犯行を止めるために息子を殺すのもわからんけど。
それにしても、夏川結衣は何がしたかったん?
あの最後の爆弾は、説明書つけて送られて来たんかな?
キリがないのでやめますが、誰か教えて欲しいくらいです。
とにかくジローさんがすごい
原作より数段キモさと怖さと迫力のあるタゴサクだった。この役できる人他にいるだろうか。くるくる変わる表情や感情の変化、動画の長台詞など目が離せなかった。ほんと、福田作品のどもりキャラとかもうやめた方がいい。。すんごかった。
山田くんの類家も良かった。後半からの活躍になるからどうしてもジローさん主役感が否めないが、無表情ながら目で射殺す、ちょっと頭おかしな役がすごい似合う。今年の山田三部作の中では間違いなくいちばん当たり役!
そして他の役者さんたちもみんな良かった。渡部篤郎さん、染谷くん(原作イメージはもうちょっとオヤジだったけど)、伊藤沙莉ちゃん。
山田推しとして、彼が春頃原作を絶賛していたから、夏前には早々と読んでから臨んだ。原作も面白かったし、映画でカットされたディテールを補完しながら見れたので読んだことは後悔していないけど、先が見えない状況でみたらさらに興奮したろうな、というのは否めない。究極の二択。
全体的になぜ、が大きくカットされてた印象でそれはちょっと勿体無い。あと、類家の推理も大分カットにより等々力の方が活躍した様に見える?なぜ、に疑問を持った人は原作読むと良いと思う。
原作もだけど、警察が血気盛んすぎて、頭に血登って他の可能性をちゃんと検討しないキャラが多すぎて、ちょっとそこだけは無理を感じる。少しでいいからそっちにも人回そう、とか折衷案はないんかいな。まあ一刻を争う事態なのと、一つの決断で凄まじい数の人を動かすから仕方ないのかな。。責任取れんのか、責任とります、何度も出てきた台詞だけどあれだけの事態になってどう責任取ったのかな。
でもとにかく夢中になってみれる映画でした。良かった!
無事見れたから次は原作続編を読もうっと!(懲りない)
爆弾・東京同時多発爆破計画・ゲーム
爆弾
爆発予言をする男に警察は翻弄される。
爆弾を作った人、爆破した人、爆発唆した人、爆弾に隠れた人、爆弾あると予言した人、探す人、ゲームにした人。
誰が悪いのか、悪くないのか、一番悪いのは誰か?
犯罪者は誰か?
佐藤二朗の快演で、
誰もが悪意を意識してしまい、
犯人を取り逃がす…
続編が楽しみ…
レビュー126
( ^ω^ )
爆弾
「このミステリーがすごい!2023年版」で1位を獲得した呉勝浩の同名ベストセラー小説を実写映画化したリアルタイムサスペンス。
東京のどこかに“爆発予定の爆弾”が仕掛けられたという前代未聞の事態のなか、取調室での攻防と都内各地での爆弾捜索の行方を同時進行で描き出す。
酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された正体不明の中年男。
自らを「スズキタゴサク」と名乗る彼は、霊感が働くとうそぶいて都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告する。
やがてその言葉通りに都内で爆発が起こり、スズキはこの後も1時間おきに3回爆発すると言う。
スズキは尋問をのらりくらりとかわしながら、爆弾に関する謎めいたクイズを出し、刑事たちを翻弄していくが……。
スズキとの交渉に挑む刑事・類家役で山田裕貴が主演を務め、
スズキタゴサク役で佐藤二朗、
爆弾捜索に奔走する巡査・倖田役で伊藤沙莉、
スズキの過去を探る刑事・等々力役で染谷将太、類家の上司・清宮役で渡部篤郎、倖田巡査の相棒・矢吹役で坂東龍汰、スズキの見張り役を務める刑事・伊勢役で寛一郎が共演。
「キャラクター」「帝一の國」の永井聡監督がメガホンをとった。ロックバンド「エレファントカシマシ」の宮本浩次が主題歌を担当。
爆弾
2025/日本
まさに傑作!最後までハラハラの展開が終わらない!
タイトルにも書きましたが、個人的な感想でいうと想像のはるか上をいく傑作でした!まずストーリーや演出が素晴らしい!登場人物のキャラクター性がいちいち面白いですし、共感も持てました。もちろんフィクションですが変なリアルさ(撮影場所がリアルに散らかっていたり、汚れていたり、役者の細かい不潔で異様な感じとか)と説得力を感じ、途中から引っかかること(映画を観ていると必ず毎回、そんなやつおらんやろとか、タイミングや演出に無理があるとか)がほとんどなく没頭して映画を思う存分楽しめました。
佐藤二郎の怪演を初め、山田裕貴の目線や表情、伊藤沙莉の心情や人間臭い部分、渡部 篤郎、染谷将太を含めた脇役たちが振り回され、次第に壊れていく流れ、このジャンルの映画でいうとここ数年ではトップクラスの面白さと満足さでした。セリフも一字一句無駄のない流れだったので、是非大ヒットしてほしいと思うそんな映画です。最後の意味深な変にスカッとさせていない終わり方も好きで素晴らしかったです。ちなみに所々グロテスクなシーンがあるのでその辺が苦手な方はご注意を。
禍々しい疾走感
圧巻の佐藤二朗 vs 山田裕貴!!
原作未読。
メインは取調室内での対話劇であるため、画面の変化には乏しいのだが、
それでも魅せ切るのは巧みな脚本と俳優陣の演技によるものだろう。
演技は指・手の使い方や表情で視覚的に、
声の強弱で聴覚的に訴求してくるので、全く飽きない。
むしろ、佐藤二朗演じるスズキタゴサクは巧妙な話術で爆弾のしかけられた場所の
ヒントを出すのだが、そこはちゃんと紐解かないと解明できない。
そして、解明できるのは山田裕貴演じる類家のみ。
この構図が実に面白かった。
事件の全貌が少しずつ明かされていくと、
各登場人物との知られざるつながりが見えてきて、なるほどと感心させられた。
ただ、人物像というか人物の深掘りが今ひとつなされていないし、
爆弾犯グループの動機や、既にしかけられた爆弾以外に
どうやってタゴサクが爆弾をしかけたのか、、、などなど、謎のまま終わってしまった。
しかし、ミステリー作品で、ここまで爆弾が爆発する映画もなかなかないのではないか。
もはやテロレベルなので、めちゃめちゃ恐ろしい。
佐藤二朗は本作が代表作になるのではないか。
山田裕貴も染谷将太も渡部篤郎も伊藤沙莉も素晴らしかったが、
佐藤二朗は圧巻の演技で、今まで見たどの佐藤二朗よるも素晴らしかった。
ラストはどう捉えるか、、、
小説では続編があるので、映画もぜひ続編をつくってほしい。
佐藤二郎さんの怪演だけでも高評価になる作品。
原作買いましたが、
先に映画を拝見。
純粋に面白いし、
佐藤二郎さん無しでは
ここまで高評価に
ならなかったのではないか。
というくらいの迫力と無垢な悪意の表現。
その他刑事については鈴木に比べて
存在感が抑え目に見えるキャラクターも多いですが
狙ってかどうかは別として
それは今回の作品では成功している印象です。
クイズの精度が微妙な面も
鈴木が飽くまで真犯人の中にいなかったなら
納得です。
本来なら自分の身の上も諦め、
慎ましく現状を受け入れていたとき
さした石川の一つの『帽子』という
形の光。
それすら
鈴木からすれば
思い込みの可能性があるとはいえ
石川に利用されるのだと地に落とされ
何もかもどうでもよくなった。
その時に、純粋で無邪気なただの悪意
そのものになったのだと。
純粋無垢な『悪』を
怪演した佐藤二郎さんを見るだけで
本当に見る価値があります。
是非劇場で。スクリーンで見る価値があります。
ダークなエンタメとして一級品
ほぼ取調室と容赦ない爆破シーンのみで2時間超えの尺を緊張感持続させ見せ切りエンターテインメントとしてお見事。
カッティングの妙など永田聡監督の演出力も見事だが、何と言っても役者陣の素晴らしさが絶大だ。
その中心はもちろん佐藤二朗がクローズアップされるわけだが、懐疑的な面が無いわけでなく熱演とはいえギリギリのラインの表現で、その内面の深い闇のような恐怖までは体現できていない表面的なものに感じた。
むしろ対峙する山田裕貴、渡部篤郎、染谷将太、寛一郎、伊藤沙莉が彼“スズキタゴサク”の闇を浮き上らせる訳で、この映画の魅力はこの部分に集約されていると言って過言ではないだろう。
実際のところ犯行の真実、動機、謎のミステリー部分は全く腑に落ちないし、「なるほど!」「そうきたか!」と思えないもので、正直、加藤雅也や夏川結衣パートをバッサリ無くすぐらいの大胆な原作改変があっても“無し”とは言えないぐらい、映画的な部分と小説的な部分の難しさを感じた。
いかにも今どきな言葉遊び的で空虚な論破煽り合戦と無是非で容赦ない爆破シーンだけで充分に成り立っているので、謎解きはスズキタゴサクの謎だけがより深まるだけのシンプルなもので映画としては良かったと思う。
どうせなら山田裕貴の類家の描き込みを深め、天才vs怪物のバチバチした対決感をもっと膨らませるべきだったのではないか。
あと最後に素晴らしい役者陣のなかで、個人的に1番輝いて見えたのは正名僕蔵で、まさにキレッキレの何時もながらの怪演であり、なんなら彼がスズキタゴサクを演じていたらどうなるだろうと夢想するぐらいだ。
全812件中、661~680件目を表示
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