爆弾のレビュー・感想・評価
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映画館で観て正解
佐藤二朗◎ 結末は不発弾
佐藤二朗のクセのある演技にもかかわらず自然と話に没入させるところはさすが!山田裕貴の抑制の効いた演技も光る。しかし、これは原作の問題だと思われるが、夏川結衣一家の設定はこの作品のテーマをボヤけさせていると感じた。社会構造の矛盾と闘いながらも邪悪な者を追い詰める警察官 山田裕貴 VS やっていることは無茶苦茶なのに、どこか観ている者の心を揺さぶる発言をし続けるクソ底辺者 佐藤二朗。この二者対決に徹底して欲しかった。作中、佐藤二朗の爆破予告を映像配信するシーンをピークに、シェアハウスでの種明かし以降、観客たちの関心熱量が引き潮になっていくのを肌で感じた。
今年に入って映画館で新作を10本ほど鑑賞しているが、エンドロール中に退席する姿を多数見掛けたのは、今作が初めてでした。
本当の敵は姿を現さず 僕たちを欺き続けた
気になるタイトル けど予告だけじゃ中身どんなのか分からない
原作未読というところで見に行ってきました〜
見ていてずーっとハラハラしてました
まさしく爆弾がいつ爆発するか分からないみたいな感じの不穏さと事が起こった時のインパクトある画面で
いやーー佐藤二朗こえーー(笑)不気味なんだけど…どこか憎めないところが読めない!!
ほぼ座っているだけの画面なのに緩急がありました おまえの正体は一体何なんだよ!(笑)
ドアップになったとき何が起こるか分からなくてこえー
コメディよりこういう役や渋い役のほうが好きだなぁ
問い詰める側も山田裕貴、染谷将太いい感じでした
どちらもバックボーンが明かされないから会話劇の中で情報を知るしかないというのは不気味な感じ良かった
爆弾はあんなところに仕掛けて予想より早く爆発したり不意に買われたりして爆発しないの?
小ささと爆発比例してる?足りる?というかよくそんな量手配できてたな
カウンセリングの人が小銭欲しさに週刊誌にネタを??
多分細かい疑問点はありますがそれを忘れさせてくれる勢いあったかと
意外?と直接的な気持ち悪い描写あったな
白いの見せなくても良いから(笑)
でも自慰であくまで自分の世界で完結してギリギリ人間らしさをみせたいって部分だからいるのかもだけど
SNSで拡散云々お前らも共犯みたいな最近の流れはありましたが入れるならもう少しあってもよかったのかな?
結局タゴサクはなんなのよー😱
誰しも心に爆弾を持ってて一線を越えてないだけでタゴサクみたいなのがいれば爆発してしまうのか〜?
ネタバレ読んでから観るのもアリかも❓
狂気との駆け引き
実写邦画で今年一番満足できました
原作未読で鑑賞しました。
前半の先が読めない感じと、後半の種明かしの虚しさが心にくる作品でした。
役者さんの演技はもちろんそうですが、説教くさいメッセージ性がなくとも、自然と観客にも違和感を持たせる言葉と事実に、皮肉が効いていました。
登場人物に深掘りし過ぎない点や、種の部分も簡単には想像できないようになっていた点も良かったです。
ただ、前半の画ブレが酷かったのと後半の畳み方が雑になってしまっていた点が勿体無いなと思ってしまいました。
グロ苦手な人は注意ですが、万人が楽しめる良い作品だったと思います!
スズキタゴサクvS警察 佐藤二朗の演技が絶品でした。
・個性派演技の俳優「佐藤二朗」の演技を思う存分味わえる映画でした。映画「あんのこと」の刑事役、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の比企能員役よりもはるかに上回る超絶演技ぶりが際立っていました。
・佐藤演じる「スズキタゴサク」という正体不明の人物が、自販機を蹴っ飛ばして店員に殴り掛かったことから「器物損壊」「傷害」容疑で、取り調べとなったが、警察とのやり取りの中で「これから爆弾が爆発します」と話し出し、爆弾のあり場所と爆発時間について、まくしたてるように話す言葉の中に「ヒント」があり、警察当局も、警視庁、警察署から現場の交番巡査までが、言葉を解釈して右往左往される様は、なかなか面白い演出だったと思います(爆弾の発見は出来たり、出来なかったりします)。
・警察当局側では警視庁捜査一課の類家刑事(山田裕貴)が、スズキタゴサクの「ヒント」を割とよく解釈できておりますが、あの難しい「ヒント?」をよく解釈できるものかと感心しました(原作もあり、エンタメ映画なので、できるのでしょうね)。
・映画後半は、夏川結衣演じる「石川明日香」の家庭の崩壊から今回の爆弾事件につながるストーリーが出てきますが、後半の映画展開が今一つ掴みずらい感じがしました。
・最後に残された「爆弾」がいつどこで爆発するのか、という余韻を残すラストは良い終わり方だったと思います。
会話劇の妙。
タゴサクの前に並ぶコース料理たち
原作小説を読んで、鑑賞しました。
みなさん演技がすごいですが、佐藤二朗さんにとにかく引き込まれます。
あんなに素晴らしい怪演をされる俳優さんを、ただアドリブでふざけさせるだけの監督さんがいるみたいですね…。
山田裕貴さんと染谷将太さんも原作のキャラクターがそのまま映像になったようでした。
佐藤二朗さん演じるスズキタゴサクに挑む、さまざまな警察官たち。
そんな警察官たちを、一品ずつ食事を楽しむように翻弄していくタゴサク。
取り調べを受けるタゴサクは、上品に食事を楽しむ大人というよりも、初めてのお店にワクワクしている子供のようでした。
仕方ないことですが、序盤の駆け足感や小説にあったキャラクターの掘り下げ(娘と電話する課長、清宮のパズル、等々力の捨て石発言やシェアハウスでの臨機応変な対応など)が削られていたことは残念でした…。
原作を知っていても、俳優さんたちの演技を楽しめる作品。
小説の最後の一文で映画が締め括られるの、大好きです。
どちらがオリジナルでも超絶面白怖い! 続編も作ってください!!
そういう意味では、あの『羊たちの沈黙』に匹敵するほど、原作小説と映画、どちらも半端なく面白い。どちらを先に味わっても、既視感や違和感であれれ?となったり、なんか違う、自分の見たいのはそういうのではないのに…というズレが生じない。
原作は3年前に初読、映画公開の3週間前に再読。併せて、小説の続編『法廷占拠 爆弾2』も読了。原作初読の時に抱いたスズキタゴサクのイメージは、この3年間ずっとイラストレーター南伸坊さんの描くいがぐり頭のおむすび顔だったので、佐藤二朗さんがむしろシャープに見えてしまった(笑)
爆弾で人が死んでも、公園の遊具でこどもが軽い怪我をしたと聞くのとさして変わらない反応。自分を憎む殺意を「自分に対する強い欲望」だとして恍惚を覚え、射精までしてしまう無邪気さ(我々にはおぞましくて邪気だらけにしか見えないのに〝無〟邪気と表現することになる矛盾)。
「命は平等、社会的弱者を救うために法律(福祉)がある」と正論を説く清宮の心を「こどもとホームレスのどちらのほうが大事だったの?」と突きつけることで、見事に砕いて見せたスズキタゴサク。
類家も等々力も、そして映画を見ている我々の多くも、タイミングや状況によっては、どこかで「こんなくだらない世界、壊れてしまえばいいのに」と思ったことはある。
だから、映画の序盤に出てくる「でも爆発したって別によくないですか?」というスズキタゴサクの台詞が潜在的に刷り込まれ、自分自身への猜疑心となって不安な気持ちを抱かせることになる。
【1回戦から3回戦までの主な爆発場所や犠牲者】
1回戦 秋葉原、東京ドームシティ、代々木の路上生活者向けの炊き出し現場
スズキタゴサク 〇 清宮 ×
2回戦 阿佐ヶ谷や山手線の各駅
スズキタゴサク 〇 類家 × 「また、あなたの負けだ」(by タゴサク)
3回戦 野方警察署(明日香のフェイクと見つかっていない最後の爆弾)
スズキタゴサク △ 類家 △ 「今回は引き分けです」(by タゴサク)
因みに、原作小説の続編でラストのほうでスズキタゴサクがこんなことを言ってます。
「そうそう。類家さんにもぜひよろしくお伝えください。また、私の勝ちだと」
(4回戦? スズキタゴサク 〇 類家 ×)
ぞくぞくっとしませんか。
また、見たいと思いませんか。
この映画、「続編もみたい!」と私は声を大にして言います。
なので、大ヒット祈願して口コミ拡散に努めたいと思っています。
佐藤二郎vs刑事 口舌の応酬がみどころ
予告編の佐藤二郎の怪演が強烈だった。それが興味を誘ったのだけど、そう思ったのは俺だけじゃないないのかも。今週公開された本作の興行成績が予想外の好調さ。こんな地味なキャスティングで、TVドラマの劇場版でもない実写作品がなぜクチコミもほとんど関係ない公開初日からこんなに客も呼べたのか不思議で仕方がない。予告編が効いたとしか思えない。
それはともかく、クレジット的には主演山田裕貴となっているが、最後まで観ても中心は佐藤二郎だ。
【物語】
酔った勢いで自販機を壊し、止めようとした店員に暴行を働いた中年男(佐藤二朗)が、警察で取り調べを受けていた。スズキタゴサクを名乗るその男はおかしなことを口走る。「俺には霊感が有って、事件を予知することで刑事さんの役に立ちたい」と言い、「10時に都内で爆発が起こる」と話す。刑事は信じなかったが、予言通りに秋葉原で爆発事件が発生する。その後も東京ドーム前、九段下付近の新聞店と男の予言通りの爆発が起きる。
警察は男が事件に関与していると確信する一方、「まだ爆発は起きる」という男がほのめかすため、男の謎めいた言葉を解明して次の爆発を阻止しようと躍起になる。 しかし、男は必死になる刑事を楽しみ、あざ笑うかのような態度を取り続ける。
【感想】
構成は予告編から想像できるとおり。 進行の軸は取調室でのスズキと刑事の対峙。スズキの言葉に翻弄されながらも、言葉の意味を探り、指示を受けた署外の刑事が街を奔走するミステリー作品。
ストーリー展開、結末もまずまず面白かったが、見どころはやはり取調室の中だ。
人を喰ったようなスズキのふるまいを演じた佐藤二郎の演技が出色。それが本作の全てと言ってもいいだろう。スズキと対峙する刑事役の渡部篤郎、山田裕貴も良い。特に山田裕貴のいつもとは違う人を見下したような冷淡な刑事の演技には「おおっ」という感じだった。
いずれにしても、スズキ対刑事の言葉のバトルを楽しむ作品。
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