爆弾のレビュー・感想・評価
全1151件中、361~380件目を表示
緊張と人間味のサスペンス
『爆弾』は、張りつめた緊張感の中に人間ドラマが丁寧に描かれたサスペンス作品でした。
物語が進むにつれて状況が複雑に絡み合い、ただの“爆弾騒動”では終わらない深みがあります。
テンポが良く、展開が進むたびにドキドキしっぱなしで、最後まで目が離せませんでした。
ラストに向かって一気に加速していく感じも非常に心地よく、見終わったあとに「なるほど…」と余韻が残るタイプの作品です。
佐藤二朗の怪演あっての映画
会話劇としての面白さはピカイチ!
後半の失速 この尺内で納得させるのは無理
これまで佐藤二朗がどんな役を演ってもコメディに見えてしまって困った。「さがす」も「あんのこと」も肝心なところでシリアスを装って笑かしにきているとしか思えずダメだった(私は彼が出るだけでもう勃たないのだ)。そして今作も半信半疑で臨んだのだがありがたくも杞憂に終わりその役柄(スズキタゴサク)が演じる演技を佐藤二朗が演じ、真偽混沌となる大正解の大当たりで彼は日本のエセサイコパスの第一人者となったかも知れない。そして伊藤沙莉、染谷将太、寛一郎・・等々周りの役者が贅沢に揃っていてかなり幸せな観劇時間を過ごせた。刑事ドラマの常とは言え、警察組織のディスり方もかなり一線を越えた充実感があり、終始淡々と取り調べを進めていた渡部篤郎のブチ切れる瞬間がたまらない。そして何より秋葉原や阿佐ヶ谷での爆破シーンをよくぞリアルにドカンと描いて見せてくれたVFXチームに拍手。照明スタッフも優秀だったと思う。だが最後に廊下ですれ違う染谷の演技が心残りでもっと前半と同じ普通な感じなら良かったのにと思うと残念。
佐藤二朗を軸とした極上の密室劇
連続爆破事件の話だが、舞台は、ほとんどが警察署の取調室。この狭っくるしい舞台で繰り広げられる爆破予告犯と取調官間のバトル。そして、浮浪者が行き交う炊き出しの現場、シェアハウスに出没する重要人物。
外界の爆破と、密室の心理戦、そして見え隠れする真実。自分が幼少の頃住んでいた野方の警察署が密室劇の舞台というのも心動かされる。
捜査官の誰が、爆弾予告犯の独壇場を阻止するのか。そこに興味が注がれる。
圧巻は、佐藤二朗演じる爆弾予告犯と山田裕貴演じる取調官の一騎打ち。
山田の信条は、「助けられる命は全力で助ける。とりあえず目の前の事件を解決して、腹いっぱいめしを食うだけ」。いまどきの割り切った若者の言いぐさが胸をすく。しかし、佐藤はそんなシンプルな若者の信条さえも容赦なく破壊しようと、穏やかに詭弁を弄する。
佐藤の役は、最後まで正体がわからない。事件の全容はわかっても、この男と他の事件の容疑者との関わりがいまひとつ見えてこない。そこが本作の不思議な魅力。
この極上の密室劇を見逃す手はない。
どっかーん!〇〇〇〇です
どっかーん!夏川結衣です
2025年映画館鑑賞108作品目
11月10日(月)イオンシネマ石巻
ハッパーマンデー1100円
監督は『ジャッジ!』『世界から猫が消えたなら』『帝一の國』『恋は雨上がりのように』『キャラクター』の永井聡
脚本は『イキガミ』『晴れのち晴れ、ときどき晴れ』『神さまの言うとおり』『ラプラスの魔女』『赤羽骨子のボディガード』の八津弘幸と
『亜人』『サイレント・トーキョー』『ブレイブ 群青戦記』『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の山浦雅大
粗筋
酒屋の前で暴力事件を引き起こした酔っ払いのホームレスが逮捕された
野方署の取調室で男は「スズキタゴサク」と名乗る
ダゴサクによると自分は霊感があるという
取り調べをしていた所轄の刑事の等々力は本気にはしていなかったがタゴサクの予言通り秋葉原で時限爆弾が爆発
死者は出なかったものの大惨事に
警視庁は野方署に捜査一課強行班捜査係の類家と清宮を派遣
清宮が等々力から取り調べを引き継いだ
タゴサクは清宮を相手に「9つの尻尾」という心理テストを始め類家はその質問の中から「次の爆発地点」を推理することに
爆破事件は東京都内のあちこちで続出
今度は死者も次次と
警察はタゴサクに共犯者がいると見て捜査を続けるが
佐藤二朗の過剰とも言える怪演
人生の落伍者が一世一代の一芝居を打っているわけだからこれはこれで良い
真犯人の身代わりになっているかといえばそんなことはない
事情は知っているが犯人ではないことを終始それを続けている
この映画はやはり映画館で大きなスクリーンで少し近めの席で観てほしい
なんだいこれ渡部篤郎の無数の皺!などいろいろと気づくことも多い
沼袋交番の名コンビ好き
後輩が先輩を慕っているんだか慕ってないんだかあのやりとりが良い
沼袋とか野方など地方の人にはいまいちピンとこない地名がよく出る
長谷部を演じているのが加藤雅也だと気づくのに時間がかかった
息子役の片岡千之助の祖父は十五代目片岡仁左衛門で自分としては世代的に片岡孝夫の方が馴染みがある
娯楽映画として十分に楽しめたが細かいことを言えば腑に落ちないことが多々多々あったことは間違いない
何よりもたかが手淫でここまでの大騒ぎになることがいくらなんでもありえない
久米田康治の『行け!南国アイスホッケー部』じゃあるまいし大袈裟な
帰宅途中の女子中学生に体液をかけたとならば話は別だが未公開でこっそりやっていたところを同僚に見られただけの話じゃないか
室内とはいえ場所が場所だけど
原作には続きがあるらしい
腑に落ちない点も続編があれば納得できるのかな
本編には関係ないが映画の宣伝を兼ねて『ネプリーグ』に出演した『爆弾』出演者チームの正名僕蔵の「爆乳」発言はありえない
時間ギリギリのヤケクソならともかく時間たっぷりで自信満々に答えてあと無言になるのが気持ち悪い
セクハラ上司とかそんな役しか来ないぞと
そもそもなんで正名僕蔵なのか
これも本編には関係ないがプレミア試写会?に出席した時のドレスアップした伊藤沙莉がとても綺麗でびっくりした
この映画の爆発シーンより
仕事も順調だし結婚もして幸せだと化粧のノリも良くなるのか
あることはあるんだろうけど化粧品のCMがもっとあっても良い気がする
顔は赤点笑顔は満点伊藤沙莉素晴らしい
ますます好きになっちゃった
配役
酔っ払い酒を買うにもお金がないので腹を立て自販機を破壊し怒った酒屋の店主を殴り逮捕されたホームレスの自称スズキタゴサクに佐藤二朗
警視庁捜査一課強行班捜査係のモジャモジャ眼鏡の類家に山田裕貴
取り調べで9つの質問に答え続けるも終了前にキレてしまいタゴサクの手の指を折ってしまう警視庁捜査一課強行班捜査係の清宮に渡部篤郎
直属の部下には厳しく類家に対しても好意的ではないが交番勤務の倖田にはなぜか優しい野方署の課長の鶴久に正名僕蔵
捜査一課の2人が来る前にタゴサクを取調室で取り調べし彼になぜか気に入られた野方署の刑事で長谷部の元相棒の等々力に染谷将太
野方署の巡査長で取調室で供述内容をパソコンで記録している伊勢に寛一郎
沼袋交番勤務の巡査長で後輩の倖田とコンビを組む矢吹に坂東龍汰
沼袋交番勤務の巡査で先輩の矢吹とコンビを組む倖田に伊藤沙莉
マスコミを騒がせる不祥事を起こし責任を取り辞職しホームから走行中の電車に飛び込み自殺する長谷部有孔に加藤雅也
有孔の息子で理系の大学に通っていた石川辰馬に片岡千之助
有孔の娘で今は母と二人暮らしの石川美海に中田青渚
有孔の元妻で夫が自殺したために鉄道会社からの請求額支払いで生活が苦しい石川明日香に夏川結衣
等々力の後輩刑事の井筒柾に遠藤史也
職質受ける金髪の若者に星野翼
辰馬のシェアハウス仲間の和久に仁村仁弥
辰馬のシェアハウス仲間の山脇に吉田カルロス
辰馬のシェアハウス仲間の梶に門田宗大
爆弾の説明をしている技官に竹崎綾華
スズキの回想に登場する雪積もる日に陵辱された挙句に殺された少女のミノリに平田風果
捜査一課の課長に小沼朝生
野方署の班長に西沢仁太
刑事の風間健介に岡雅史
刑事の助友康弘に酒井貴浩
刑事に小澤雄志
刑事に麻絵
刑事に安藤彰則
刑事に吉田晴登
刑事に松木研也
刑事に岡田地平
警察無線の声に堀丞
新聞配達店店主に加藤満
アジア系外国人の新聞配達員にローハン・ジーテンドラ・ケムラニ
レポーターに佐藤委子
レポーターに坂本麻子
取材記者に大森寛人
捜査一課の捜査員に樽田泰宏
捜査員に卯内里奈
鑑識に平山よう
警察官に片山健人
警察官に金平武蔵
警察官に山根彰真
警察官に浮田恵梨子
警察官に平野目乃美
グラビアアイドルに七瀬なな
コンカフェ嬢に齋藤美雪
コンカフェ嬢に宮崎葉
学生の細野ゆかりに岐津舞
訳わからん
タゴサクが辰馬の計画をのっとったとして、明日香から相談されて警察に捕まるまで三日ぐらいしかないはず。
三日の間に爆弾計画も爆弾の仕組みも理解して、自分で秋葉原、東京ドーム、代々木に設置する。動画を自分で撮り直して時間が来たら公開出来るようにする。
辰馬に爆弾を仕掛けて床に起爆装置をセットする。
刑事とのやりとりの台本を考えておく。
これだけの理解力と行動力あったら天才じゃない。ホームレスなのどうして。現在もホームレスなのかわからないけど。
機械にも強いんだ。
明日香は息子を殺しておいて爆弾の事は警察に言わないのか。タゴサクに相談して何をして欲しかったのか。
結局ばれるのに。娘を守りたいと言って結局最悪の結末。
長谷部はなぜ電車で自殺を?
大勢に迷惑かけるし何より家族に賠償金の請求が。そんなの知ってるだろうに。
マスコミにリークした医者をなぜ訴えないのか。
みんな頭おかしい。
時系列や整合性がはっきりしてないと何か冷める。
何でやねんと思ってしまう。
タゴサクと刑事のやり取りがやりたかったのはわかるけど。
タゴサクは謎の人物で人間の形をした超越したものという風に捉えればいいのかな。
これは見るべき映画
新鮮
佐藤二朗さん演じるスズキが奇妙でとてもいい。
福田の作品ばっかり(別に嫌いとかそういう訳では無い)出てるからそれとのギャップがあるしアップのシーンの目の奥で何を考えているのか分からない口だけが動いてるシーンはとても好き。マイノリティであろうASD感ある演技とてもいいなと思った。人間誰しも思うであろうダークな部分を言っていて最近自分自身が考えていることとちょっと近いなと思った。
内容的にはたまにツッコミどころあるなと思ったところもある。ただまあそこは作り物だしいい所でまあ補えたなと思う。
楽しみ方はやはりどこが爆破されるのか予想する事かな。ただもうちょっと爆発するのかなとか物足りなさもある笑
あと一人では見ない方がいいかも笑
今年は爆弾映画の当たり年
感動も、怒りも、達成感も、何にも残らない映画でした。
かと言ってつまらなくは無い。
取り調べ室に出て来る俳優陣の演技が賞賛されるんだろうけど、それを言っても何だかなあって気がする。
タゴサクが最後の爆弾の時に言ってた。ターゲットにあげられる最初の方にこの映画のメッセージがある様な気がしました。
ここまでの事は起きないにしても、不満の溜まった世界を爆発させる奴は実世界でも出て来るかもね。
類家が言った様に壊す方が簡単だから。
それにしても、
桐島です。
ワン・バトル・アフター・アナザー
爆弾
今年は爆弾映画の当たり年ですね。
うーん
オチが…
原作未読で映画鑑賞。
予告見て面白そうだったので、期待大。
出演俳優陣が豪華で引き込まれました。
が途中出てくる女子高生暴行殺人事件や、現役刑事の不適切な行動事件など本編とは別の事件が出てくるが、サラッとしていてよく分からなかった。特に女子高生暴行殺人事件は、若手刑事が関わっている…?関わっているなら、なぜそれをスズキが知っていたのか…かなり疑問でした。
そしてオチが弱い…取り調べを山田裕貴に代わってから九つの尻尾ゲームをやるのかと思ったらやらないし、謎解き感も薄れるし、爆弾見つからないの…でモヤモヤして終わってしまったのが残念だった。
予告見て
駆け引きが色々あり、心理戦の所もあり、
とても面白かったです。
佐藤さんの演技が素晴らしい👏
色々伏線が貼られていて、真犯人へのたどり着きが、
少しあっさりしていた所が
少し?でした。
続きがある含み方の終わり方
それも良かったです。
爆弾は何処?気になる!
佐藤二郎の演技がすごい
佐藤二郎の役作りもすごかった。
ヒゲは特殊メイクなのかな?
佐藤二郎の話し方もすごくて、なんだか引き込まれる話し方でした。
爆発シーンはやっぱりすごくて、爆発するかもという緊張感がすごかった。
ただ長谷部なんとかって警察のスキャンダル(事件現場?でオナってた)は、文春とかが記事にして、奥さんの生活がぼろぼろになるのはよくわからんかった。
原作があるから仕方ないけど、変えれたら良かったのにな。
指を折るシーンは、痛そうだった。
後最後矢吹がめっちゃ高い焼肉奢ってっていたのもよくわからなかったし、後伊藤沙里は、伊藤沙里がすごかった
どの役してもよくわかるなぁ
最後の爆弾は……
劇場の私たち観客の誰か(の心)に届けられた、という解釈がより美しいでしょうか。
名前しかり、徹底してスズキタゴサクの背景を見せないところ、また「not創造主」という点から彼を1キャラクターとしてではなく「媒介」の象徴として理解・鑑賞をしてました。
※いろいろと違いはありますが象徴性という意味の本質として日本版ジョーカー(ダークナイト)と言って差し支えないかと。ヒース・レジャーにタメを張れるほどの佐藤二朗さんの怪演!
お話としてはもちろんなのですが、役者さんたちの演技も光る大変良作品として心に残りました。
配信されたら改めてまた観ます!二朗さんサイコー!🤩
全1151件中、361~380件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。













