劇場公開日 2025年10月31日

爆弾のレビュー・感想・評価

全1120件中、201~220件目を表示

5.0リアルタイムで爆発する緊張感

2025年11月20日
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鑑賞方法:映画館

ずっと気になっていた本作を、ようやく鑑賞することができた。
原作は「このミステリーがすごい!2023年版」に選ばれた呉勝浩氏の同名小説。
“スズキタゴサク”を名乗る人物が東京に仕掛けた爆弾の存在を予告し、刑事たちを翻弄していく――その展開をリアルタイムで追うサスペンス映画だ。

序盤からほとんど息つく暇もなく、緊迫感は最後まで途切れない。
次々と起こる爆発、翻る状況、時間に追い詰められる警察。
観客の心拍数を確実に上げてくる演出が続き、まさに「爆発しまくり」の体感型スリラーだった。

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kazu

4.5まさに爆弾のような主人公

2025年11月20日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ドキドキ

重厚で波のように次々と襲いかかってくる展開に圧倒されました。簡単に言えば、ホッとする場面がなく、常に緊張感を強いられるサスペンス。それだけに飽きがなく、冒頭を観てしまうと、最後まで鑑賞を中断できないような作品。

原作は読んでいないのですが、きっとすごいんでしょうね。
映画では描ききれなかったところがいくつもあるでしょうから。

この作品をエキサイティングにしているのは、ススキタゴサクのキャラクター。平時は穏やかそうな、ちょっと抜けた人柄でありながら、口が立ち、時に鋭く人の心を抉り、突如として感情を爆発させる、まさに「爆弾」のような主人公。これが、波長の高低差が激しい展開を生見出していて、息つかせないでしょうね。そしてこの人物を怪演した佐藤二朗さんのインパクトもたまりません。

原作では本作の続編が出ているようで、気にならずにはいられません。

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yutes79

5.0スズキタゴサク氏は何者か…?

2025年11月20日
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悲しい

知的

斬新

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カフェモカを頼みがち

1.5ツッコミどこ満載

2025年11月20日
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鑑賞方法:映画館

難しい

犯人がヒントを出して警察が解いていくという良くあるパターン。
謎解きが秀逸かというとそうでもない。
ストーリーはツッコミどこ満載で、言いたいことはいっぱいあるが書ききれない。
最後に刑事の思いつきのような推測で全真相解明とし、お粗末。
納得できないことばかりで、犯人達の動機は全く分からず。

室内の会話がほとんどで、ストーリーのクオリティからしても、映画にするほどのものではないと思った。
見終わってスッキリしない映画でした。

佐藤二郎は悪くなかったけど、私は「マメシバ一郎」のジローちゃん役が好きです。

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暗黒大魔王

4.5それはよくあることだ

2025年11月20日
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悲しい

驚く

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manabu

3.0良くも悪くもフジテレビ

2025年11月20日
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鑑賞方法:映画館

興奮

好きな役者がこれでもか!とキャスティングされ、
そこそこクチコミも出揃った頃、見に行きました。

ドラマの映画版みたいな造りで テンポ良くストーリーが進んでいく

染谷・坂東・片岡と、注目している好きな役者が
キャスティングされていたが なんか 水で薄められて
せっかく劇場で鑑賞するのだからもっとゴリッとドロッとした芝居が見たかった。

佐藤二朗使うんだから 取調室のシーン…なんだったらあれだけで1本
煮詰めた台本で見てみたい。

こんな私はヘンタイなのであろうか…

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虎吉

5.0想像していたラストとは違った

2025年11月20日
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fufufufufu

4.5上質なサスペンス

2025年11月19日
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鑑賞方法:映画館

途中ちょいグロもあるので苦手な方はご注意を。

人間心理を深く掘り下げてくるので
観た人によってそれぞれ
感じ方や立ち位置が変わってくるのかなと思いますが

私の場合は山田裕貴くんの気持ちに一番
共感して観ていました

上質なストーリーに
上質なキャスト陣

それぞれのキャストが
それぞれきちんと輝いていて
よく出来てるなぁと思います

思わず巻き戻したくなってしまうくらい
すごくいいことをちょいちょい言っている
考えさせられる映画です

もう一回観たいなと思います

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きみまろ

4.5演技が光る!

2025年11月19日
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知的

ドキドキ

原作など一切読まずに観ました。純粋にエンタメとして面白かった!物語にはちょっと無理があるよな…ってところもあるし、結末もよくあるパターンではあるんだけど、役者の皆様の演技がその物語を何倍にも良くしている。だから無理なく物語に引き込まれる。ここまで役者がプロフェッショナルな映画も久々に見た。駆け引き、心理戦、本当の姿…大人の映画ですね、子供は見てもつまらんと思う。あと個人的に加藤雅也が凄く老けていて最初分からなかったし、ちょっとショックでした。

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ラインバッハ

4.0佐藤次郎より染谷将太推し

2025年11月19日
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予告編が面白そうだったが、予告がピークかもとも思った
けど評判の良さで観に行きました
尋問室での犯罪者と刑事の頭脳バトル映画です
爆弾事件の容疑者に佐藤次郎、IQの高そうな若手刑事に山田裕貴、その上司に渡部篤郎、所轄の刑事に染谷将太、巡査に伊藤沙莉などそこそこ上手い俳優を配置している
容疑者役佐藤次郎の正しい使い方と世間では言われてるようです
楽屋ネタ映画でお馴染みの福田監督作品のイメージからすればそう思われるかもしれません
「さがす」(佐藤次郎の演技最高)での演技と比べれば圧が強過ぎる気がしました
兎に角クセが凄い、クド過ぎる
分かっていたことだけど
最初は容疑者と若手刑事のバチバチバトルを期待してたが、実際は渡部が8割ほど対峙しておりちょっと肩透かし気味
容疑者の海千山千に苦戦します
しかし、若手刑事が尋問を担当してから流れが変わり始めます
上司が対峙してた時から天才故に容疑者の精神状況や行動心理が読めていて、すぐ終わらせると言って臨む
果たして結末は如何に

尋問室の中だけでなく、所轄の刑事や巡査たちの活躍も見逃せません
特に良かったのが所轄刑事の染谷将太が良い味出してました
個人的には佐藤次郎や山田裕貴を差し置いていたと思います
アカデミー助演男優賞でも良いくらいの出来でした

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水饅頭こわい

3.0原作を読みたくなった

2025年11月19日
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鑑賞方法:映画館

続きがありそうな作品でした。
これは本の方が面白いのでは?と思うような表現が多かったので、原作を読んでみたくなりました。
得意な雰囲気ではなかったので、あまり感想がありませんが、1つ言うとすると

あの、、、染谷くんがかっこよかったです。

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なこ

5.0今年一番かも!

2025年11月19日
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grand Thick

4.0面白いんだけど、ちょっと。。

2025年11月19日
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ConicalSpoon436

3.5そんなことで

2025年11月19日
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悲しい

知的

驚く

豪華俳優陣による熱演で
力作で終始楽しめたけど、
事件の発端がこんなことで
大騒ぎすることか?
男同士の笑い話で済ませる
ことだと思うのだけど。
自暴自棄になって
地球なんか爆発してしまえ的な
映画としてはかなりの良作。
観る人達みんな傷つける
ことになるけど。

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のぶきち

4.0佐藤二朗ありき!

2025年11月19日
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鑑賞方法:映画館

ん~フジが製作に入っていて浮かんだのは踊るシリーズスピンオフの真下正義の作品のリメイク?と思ったのは私だけかな(笑)
ストーリーは置いといて佐藤二朗の演技はピカイチで渡部篤郎やいとうさりもよかった。
演技で星4かな。

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あさやん

4.0没入感を味わうには、鑑賞者の協力も必要?

2025年11月19日
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興奮

知的

ドキドキ

作者且つ原作ファンのため、何度も読み返した上での鑑賞でした。勝手に思い描いていた登場人物の見た目・体格・話し方とは違ったものの、一つの作品として新たに楽しむことが出来ました。

取調室の攻防の逼迫感は、正直なところ周りの鑑賞者達の没入感にかかっていると感じました。

私の場合は、咀嚼音や飲み物を啜る音などが随所から聞こえてきてしまいレビューほど入り込めなかったのが残念。

作品自体は、"観て良かった"

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niro

4.0小説を読んでから、鑑賞しました

2025年11月19日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

驚く

映画化されるのを知って、配役を把握して読みました

原作小説の冒頭(…いや半分以上?)は、スズキタゴサクがひたすら喋ってます。彼の話の無駄と愚痴の中に、ヒントを入れてくるので、ボーッと読んでると疲れました
同じあたりが映画でもボーッとしてきて、眠くなりました
(私が午前中に受けた、人間ドックの胃カメラの緊張のせいかもしれません)

佐藤二朗さんがハマり役
ニコニコしながら殺気立つ、ヘラヘラと受け流しながら膨大なセリフをまくしたてたり…
キャストひとりひとりが、いい仕事してます
山田裕貴さんは『木の上の軍隊』に続いて鑑賞。このところ映画出演が続いてます、引出しの多い役者さんですね

原作『爆弾』より、続編『法廷占拠』の方が、かなりテンポも良くて一気に読めます
これも映画化に向く内容です、映画化待ってます

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オパーリンブルー

3.5ドラゴンズ

2025年11月19日
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「代々木」のくだり、「ダークナイト」のフェリーのシーンを思い出しました。他にも「羊たちの沈黙」や「ダイ・ハード3」を彷彿させる描写や設定があり、とても映画的な作品だと感じました。ただ、前半こそ張り詰めた緊張感に引き込まれましたが、途中から要素が増えてきて散漫になってしまったような印象も。それにしても、中日ドラゴンズ、東京ドーム、プロ野球ニュースといった固有名詞が連発するのは日本映画にしては珍しく、良いことだと思いました。

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ハチ

4.5久々に楽しく遊びに興じた

2025年11月19日
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怖い

知的

ドキドキ

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くま

4.0スズキタゴサクの怪物性

2025年11月19日
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興奮

知的

驚く

 スズキを聴取する刑事たちの奮闘、現場で爆破を未然に防ごうとする刑事たちの奔走を描きながら、事件の裏側に隠された現代社会の闇を炙り出していく本格的なエンタメ作品である。

 まず、スズキと刑事たちの緊迫感に溢れた心理戦が面白く観れた。映像的に地味になりがちな室内劇を、まるで”なぞなぞ”のような含みを持たせたやり取り、キャストの演技力で上手くカバーしながら飽きなく見せた所は見事だと思う。

 中でも、スズキを演じた佐藤二朗の、やり過ぎとも思える怪演は圧倒的で、画面に異様な迫力をもたらしている。人のよさそうな面持ちとは裏腹にどこか狂気を隠し持ったキャラクターというのは、常々この人に抱いていた個人的なイメージなのだが、そのあたりが本作では見事に発揮されていたように思う。

 そして、彼と対峙する3人の刑事、染谷将太、渡部篤郎、山田祐貴も夫々にタイプの異なる刑事を演じていて良かったと思う。クールな染谷、冷静沈着なベテラン渡部、飄々としながらも頭が切れる山田。のらりくらりと交わす”したたか”なスズキに翻弄されながら、彼等は事件の真相に迫っていく。

 とは言っても、染谷と渡部は言わば前座のようなものであり、真打は山田演じる類家刑事である。後半からいよいよ二人の対決となるのだが、面白いのは刑事と罪人という対極の立場にいながら、二人は決して正反対の人間ではないという所である。ある意味で二人はよく似ている。そして、そのことを類家自身がスズキによって気付かされる…という場面が、個人的にはクライマックスだった。要は最後の一線を超えるかどうか。二人を善と悪に分け隔てるわずかな差はそこだけだと思う。

 そして、翻って見ればスズキや類家のように思考する人間は今の世の中には結構いるのではないか…と気付かされる。非常に恐ろしいことであるが、彼等を身近に感じてしまうのもまた事実である。

 この取調室のシーンの一方で、映画は爆弾探しに奔走する現場の警察官の姿も描いていく。こちらは伊藤沙莉と坂東龍汰が演じる若い巡査コンビを中心に展開されるが、そのやり取りは動きの少ない取り調べの合間に巧みに挿話されていて上手くメリハリがつけられていると思った。こちらにもドラマチックな展開が用意されていて面白い。

 映画は終盤にかけて、いよいよ事件のからくりが解明されていく。途中で幾つかヒントが登場してくるので、ある程度は想定の範囲内であったが、予想外の事実もあった。
 例えば、スズキが何故、染谷扮する等々力に執着していたのか分からなかったが、全ての真相を知った後だと溜飲が下がる。

 確かに細かく考えると、色々と府に落ちない点もなくはない。それはスズキ自身に謎が多く、それらが劇中で全て解明されていないからである。しかし、そこはそれ。多少のご都合主義を補って余りあるスズキの怪物性が、映画の鑑賞感を忘れがたいものにしている。

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