「舌戦が見どころだと思う」爆弾 椎さんの映画レビュー(感想・評価)
舌戦が見どころだと思う
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スズキタゴサク、佐藤二朗の演技の気持ち悪さ。タゴサクが最後に廊下で見せた顔が本当の浮浪者(身元不明)の本性なのかなと感じると同時に、頑なに名前を呼ばなかった類家(山田裕貴)に取り調べのあいだずっと負けていると感じていたのかなと思った。
自分の言葉で感情を露わにし、簡単に操れる伊勢や清宮は名前を呼んで友だちだと言いつつ下に見ていたのに、最後に引き分けだという言葉を使うまで類家の名前は呼ばないところにタゴサクの人となりが見えたように思う。
清宮からバトンタッチして態度をガラリと変えた類家を演じた山田裕貴にゾワッとしてからの舌戦はまた見たい。
原作を読んでないので等々力の立ち位置がなかなか掴めなくて序盤入り込めなかったぶんを佐藤二朗が顔芸で、坂東龍太伊藤沙莉コンビが動き回ることで補っていた。
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