「これって主演は佐藤二朗さんだよね??」爆弾 やあやあさんの映画レビュー(感想・評価)
これって主演は佐藤二朗さんだよね??
刑事さんとの会話劇の秀逸さもさることながら、それはもちろん土台にはあるんだけど、視線は知らず知らず佐藤二朗へ吸い寄せられて、というか終始釘付けでした笑
まったく、セリフ量どれだけあるのよ??
映像もドアップの連続で、タゴサクがこちら側に迫ってくるようで、だからといって怖いとかじゃなくてむしろそんな作品じゃないはずなのに自然と笑えてくる不思議。
難点は、タゴサクのあまりの迫力に気圧されてそちらにばかり意識が集中してしまい、せっかくの練られた会話劇の内容が頭に入ってこないことがあったこと。って、これは私の側の問題ですが。これから見に行かれる方はぜひ、タゴサクの存在に負けないように気を引き締めてご注意を笑
ところでこれって、主演は佐藤二朗だよね??
いろんな大人のしがらみがあるのでしょうが、これを山田裕貴主演とするのは逆に彼に対しても失礼なんじゃなかろうか。
いやもちろん山田裕貴さんそのほかのキャストのみなさま芸達者な方々ばかりですがいかんせん佐藤二朗がケタ外れ過ぎた、そんな印象です。
誰しも心の中に(比率はともかくとして)天使と悪魔が同居していると思う。
普段は悪魔なんて自分の中にこれっぽっちもいませんって顔して、私は天使ですって正義面して生きているけれど、そんなはずないよねじつは悪魔だって飼ってるんでしょ、と耳元で囁かれるような、内面を引きずり出されて白日の下に晒されるようなそんな映画でした。
ところで腑に落ちないのは、そもそものきっかけとなった長谷部のやったことって、ネットリンチに遭うほどの大罪なんでしょうかね。
普段の報道を見ていても思うのだけど、わりと軽微な犯罪でも全国ネットで実名報道されるのをたまに見かけます。
他に報道する重大事件がなかったというのは平和の証かもしれないけれど、現代ではデジタルタトゥーによってその人の今後の人生が歪んでいくかもしれないわけで、事件に大きいも小さいもない!というのは某ドラマの名言ではありますが、罪と罰が釣り合わないというのはどうなんだろうと思います。
ひなさま
こちらこそ、いつもありがとうございます。
愛溢れるレビュー読ませていただきました。
レビュータイトル(北村匠海さんのSNSコメかな?)抜群ですね。
私は映画を観るようになったのが最近でして「東京リベンジャーズ」も見たことがないのですが、そんな絆があったのか~。
時代をひっぱる若者たちにこれからも期待!
佐藤二朗さんにもってかれるのは今回は仕方ないかな。
アレはすごすぎた!!!
やあやあさま
3作品連続で共感ありがとうございます🙂
『爆弾』のレビューは95%の人が佐藤二朗さんの話だろうと思って、ちょっとヘソ曲がって、山田裕貴応援スピンオフレビューを書いてしまいました。
タゴサクの人物造形×演者が佐藤二朗さんだと、もう“主演”を喰ってしまうモンスター級の“主役”ですよね。
西田敏行さんや役所広司さんが、映画賞の授賞式で話していたことを思い出しました。
「役者は助演が一番難しいんだよ」🫡
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