A LEGEND 伝説のレビュー・感想・評価
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漢民族のプロパガンダ
考古学者ファン教授は、新疆ウイグル自治区の氷河近くの遺跡で発掘調査を進めていた。そんなファン教授はある時、自分が前漢の武将・趙戦となっている夢を見た。夢の中で騎馬隊を率いて遊牧民族と戦い、敵の軍勢に追われてた美女を救った。そして、発掘調査で発見された前漢時代の遺物に夢で見た翡翠の装飾品を見つけた教授は、それが夢と現実世界をつなぐ鍵であることを知り・・・そんな話。
匈奴という呼び方で現ウイグル自治区の人達が漢民族を襲ってくる、という設定で話が進むが、漢民族が征服して行ったんじゃないの?と思い、政府のプロパガンダっぽくて白けて観てた。
ジャッキー・チェンは完全に中国政府の言いなりみたいで、以前香港映画に出てたような魅力はない。
アクションもイマイチだし、CGで若作りしてたのも、なんだかなぁ、って感じ。
女優2人が綺麗だっただけ。
ジャッキー出てなかったらもっと低い
2つの時代のつながり
漢時代と現代の2つの時代を繋げた物語なのだが、無理がかなりあり、空想で描ける過去だけで良かったんじゃないかと感じた。
特にジャッキーの顔を若返りさせ青年として恋模様を描きたかったのかもしれないが、年相応の恋でも良かったんじゃないかと感じた。
いまだからこそ出来る役もあるんじゃないかと。
まだまだ動くジャッキー様
だいぶ頭髪も寂しくなってまいりましたなw
若かりし頃はあんなモサモサだったのに。
さてそんなジャッキー様の傑作(だよな)「THE MYTH 神話」からのシリーズ3作目。みんな忘れてるだろうが2作目が「カンフー・ヨガ」だ。
前作は現代だけのストーリーだったと思うが(あんま覚えてない)本作は1作目に立ち返り現代編と過去編が交互に展開する。
過去編では若かりしジャッキー様の顔をCGで再現してるんだが、イケメンにし過ぎてて(笑)なんだか韓流スターみたいになってて物凄い違和感。
ジャッキー様のイケメン全盛期は「龍拳」の頃だったと思うのでその顔をキャプチャーしてくれれば良かったのに。
なんてどうでもいい事を思いながら観ていたが、そんな過去編でも主人公が活躍する場面は少ないし、(映像的な見応えは有る。あの馬の数まじ?)現代編ではホントにどうでもいい若手のラブコメがメインだしで正直眠くなった。ヒロインはメチャカワだけどね。(ジャッキー映画のお約束)
こりゃ星2.5だな。
なんて観ながら思っていたが強引に展開するクライマックスで突如大立ち回りを始めるジャッキー・チェン。
動く動く。御年70歳。ま? ワイヤーやダブルも使っちゃいるが、それがなんだ。
スピンキックまで披露していた。凄え。
スタローンも腰がとか言ってる場合じゃないぞ(笑)
そんなジャッキー様の大立ち回りとエンドロールで流れる「THE MYTH 神話」のエンディングテーマ『美麗的神話−Endress Love−』(名曲)のアレンジバージョン(中国語、韓国語、英語のトリプルコラボ!)のおかげで、劇場を出た時には不思議と、
『なかなか面白かったな』
と思えてしまった非常に評価に困る作品。
確かに本作の評価は微妙だが、今年はもう1本「ベスト・キッド:レジェンズ」が控えている。
1年でジャッキー映画が2本観れるなんて昭和の時代以来じゃないか?
という訳なので、ファンならどちらも観よう。
ファン以外にはオススメ出来なかったとしてもだ!
おまけ
youtubeでメリケンコさんの作ったMVを是非観てくだされ。カッコいいぞ。
試作段階の作品を見せられた感じで、この技術はまだまだ有償鑑賞には届いていないと思った
2025.4.16 字幕 TOHOシネマズくずはモール
2024年の中国映画(129分、G)
漢匈戦争の夢を見る考古学者を描いたアクション映画
監督&脚本はスタンリー・トン
原題は『傳說』、英題は『A Legend』にて、「伝説」という意味
物語の舞台は、漢匈戦争の最中(紀元前3世紀前)のモンゴル高原
漢の武将・霍去病(ショーン・ドゥ)の命令にて種馬を探していた趙戦(ジャッキー・チェン)と華峻(チャン・イーシン)は、匈奴から逃げている謎の女・夢雲(グーリーナーザー)を助けることになった
彼女は父を匈奴の王(レイ・ロイ)に殺されていて、その仇を取ろうと考えていた
一方その頃、現代の新疆ウイグル自治区では、考古学者の房教授(ジャッキー・チェン)が前漢時代の遺跡の発掘に訪れていた
助手の王靖(チャン・イーシン)と、彼に絶賛片想い中の欣然(ポン・シャオラン)たちと共に発掘作業に入っていていて、バイトウ(Adihaimu)という少年が見つけた玉佩が研究を推し進めていた
出土したものは博物館に寄贈されることになっていたが、匈奴には秘密の聖地があるとされていて、それは現在でも見つかっていなかった
物語は、趙戦と華峻が夢雲を助ける中で、彼女を妻に娶りたい匈奴の武将・フドゥナ(アーリフ・リー)と対決する様子が描かれていく
そして、この人物が匈奴の大巫師(メアリー・マ)の末裔・ハーバード(アーリフ・リー)として登場し、現代のヴィランとしてラストを盛り上げていく
コミカル度が高めの現代パートはやや滑っている感じがするが、中国的なお笑いの要素だと思えばOKだろうか
それに対する戦国編は悲恋を中心とした武将たちの熱いドラマになっていて、中国の戦国ドラマが好きな人には良いと感じた
シナリオとしては、房教授と王靖が戦国武将になるのは良いのだが、いっそのこと夢雲と欣然も同じ役者でも良かったように思う
拗れた三角関係が現代パートでも拗れを起こしている感じになると思うのだが、房教授があまりにも歳が離れすぎているので成立しづらい
ラストの書籍のサイン会で夢雲の生まれ変わりを匂わせる女性(キム・ヒソン)が登場するが、そこは夢雲役のグーリーナーダーを配しないと意味が無いように思った
映画は、AI技術を用いて処理を施してジャッキー・チェンを若返らせているのだが、さすがに違和感がありすぎるように思えた
表情がほとんど表現させておらず、出来の悪いCGの不気味の谷にすら届いていない
この違和感が最後まで拭えないので、感動的なシーンも全て台無しになっている感じがする
技術はこれからも進んでいくと思うが、現時点ではまだ実用にはほど遠いのかな、と感じた
いずれにせよ、AI処理をどれだけ許容できるかという作品で、アクションや舞踊シーンが堪能できるところは良いと思う
大平原で撮られた漢軍の進軍シーンとかはすごいと思うし、そこはCGじゃないのねという不思議な感覚はあった
色々と模索している段階だとは思うものの、この映画の進化は進化と呼べるのかはわからないので、何とも言えないなあと感じた
レジェンド
エンドロールのNGハイライトが無い!
夢か現か幻か
玉佩を発掘したことで匈奴軍と戦う漢軍の将軍である自分の夢をみる考古学者と教え子の話。
種牡馬を求めて駆ける将軍が、匈奴に追われる女性を助ける夢をみて巻き起こっていくストーリー。
本人の若い頃よりイケメンなお肌ツルツル若ジャッキーパートは悪辣匈奴vs正義の漢軍、現代パートはちょっとコミカルな教え子同士の恋愛ドラマ?と展開していくファンタジーなロマンティックスペクタクルという感じ。
敵将がコテコテだけど、シリアスな戦いをみせて行き、なかなか面白かったけれど、終盤になって取ってつけた感のあるお宝展開やなぜか戦える教授にう〜ん…。
もう少し現代パートもフリをしっかりして欲しいね。
画面の揺れとかたまにみせるグラフィックの粗さで酔いそうになるので、そういうのが弱い人はなるべく後席での観賞がオヌヌメかな。
半年振りの映画館!半年前もこの作品!
それなりに面白かったけど観たいモノではなかった
化粧バッチリ
ジャッキー映画としては下の下だけど、暇つぶし程度であればまあまあ楽しめる平均的な面白さ、期待値下げれば面白いんじゃないかな
ジャッキー・チェンさんが『THE MITH/神話』『カンフー・ヨガ』に続きファン教授を演じる3作目
全編に施されたCGやVFXの安っぽさは気になったけど、そこは御愛嬌、でもジャッキーさんの若かりし頃を描いたCG映像は酷すぎた
ある意味野心的なのは評価できるけど、1人だけツヤツヤしてきれいすぎるのと、やっぱり細かい表情が全く表現されてないので無表情に近く違和感アリアリだった、CG技術もまだまだだなあとは思うけど、何事もこうやって進化していくものなので頑張って挑戦し続けていってほしいものです
というのもあってか中国本土では昨年の7月公開だったみたいで大コケしたらしく、それも納得の作品でした
古代と現代がクロスオーバーするストーリーは悪くはないけど、古代パートはCGジャッキーがイマイチなので、現代パートの方がダントツ面白かった
相変わらずジャッキー映画に出てくるお姉さんたちがメチャクチャ綺麗で眼福でした
シン・ランを演じるポン・シャオランさんがメチャクチャ綺麗、特にダンスシーンでの美しさはシビレましたし、コメディエンヌぶりも発揮していてすごく好感が持てました、でも吹雪の中の氷河行にマイクロミニで臨むのは自殺行為では・・・観ている方はイイんですけどね(笑)
そして夢雲を演じたグーリー・ナーザーさんも綺麗な人でした、でもこの人は美形すぎて冷ややかでちょっと魅力に欠けたかな、しかも終始 若かりし頃の斉藤由貴さんに見えてちょっと面白くもありました
珍しくエンドロールのNGシーンが無くてちょっと寂しかったです
今と昔(夢)の話し
要素が多過ぎて、渋滞している
予告編を見ていたときには中国版の『キングダム』かな?くらいに思っていたのだが、現代版のパートはどちらかというと『インディ・ジョーンズ』に近い部分もある。時代劇パートでは本格的な殺陣のついた立ち回りと、中国の雄大な自然をバックにしたロケーションが見られるかと思うと、CGを多用しためっちゃファンタジーな場面も登場する。さらに、純愛的なストーリーもあればラブコメ的な展開もあり、クライマックスでは誰もがイメージする「ジャッキー・チェン映画」にもなる。とにかく、詰め込まれたさまざまな要素が多過ぎて、渋滞している感じ。で、そこに輪をかけるように英語字幕ではHun (匈奴)とHanが出てきたりしてややこしい。
現代ものと時代ものは基本的に同じ役者が演じているのだが、ジャッキーの現代版は貫禄のある教授で、時代ものも(キングダムの大沢たかお的な)大将軍かと思いきやCGで30代くらいの顔つきになっているのがなんとも……。とはいえ(CGの助けも大きいだろうが)70歳でしっかりアクションしているのはさすが!
期待値低めで鑑賞推奨
スタンリー・トン監督のジャッキー作品は本作で10本目だが、個人的にはこのコンビ作で好きなのは『カンフー・ヨガ』ぐらいしかない(『ライド・オン』もトン監督作と思って列挙していたが、コメントで間違いを指摘して頂いた…情けなや)。要所要所で良いと思えるポイントはあるのに、オチが投げっぱなしだったり全体的に微妙だったりなものが多い。
そんなわけで本作も中国本土では評判が悪いと聞いていたので、期待値低めで鑑賞。結論としてはやっぱり微妙な出来。まず同じく微妙な出来だった『THE MYTH/神話』と同じ系譜すぎて新鮮味がないし、肝心のアクションもイマイチ。まあジャッキーの実年齢を鑑みれば止む無しなんだろうけど、『THE MYTH/神話』中盤での1人対数百の騎馬隊的な凄さもないし。
そして本作最大の売りにしている若き日のジャッキーもあんまり似てなく、何より彼自身が演じていないのが辛いとこ。これも年齢を考慮してのダブル起用なのだろうけど、だったら無理して登場させなくてもいいのでは?と思ってしまった。ラストの某女優のカメオ出演も合成まる分かりなのが残念。クライマックスの氷河神殿のバトルで「らしさ」を感じさせたのが唯一の評価ポイントか。
ただ色々と愚痴めいた事を書いてきたけど、映画の面白さをジャッキー作品で知った者としては、やっぱり新作が公開されれば観たいと思う。たとえそれがトン監督作だろうと。
ホンモノとニセモノ【22点】
昨年7月中国のIMAXで鑑賞。
巨額の予算で制作されたが本国では大コケ。
ジャッキー・チェン出演作としてはワースト級だった。
この映画の質と興行的失敗は監督とプロデューサーの責任が大きいと思う。残念すぎる点がいくつか↓↓
・監督自己満なファンタジーストーリー。
監督過去作『神話』『カンフーヨガ 』と似てる所が多い!おとぎ話のような物語にボケ〜となってしまう…。
・中国最先端と謳っていたAI技術による若返りと顔交換がクオリティ低すぎて興醒め。
表情は不自然で、動きが全然「ジャッキー・チェン」そのものとかけ離れている。
・''ホンモノとニセモノ''を前面に出した自信ありげな宣伝。
「ウイグルの大自然で何百頭という馬を使って撮影しました!」「最先端AIで27歳のジャッキーを登場させます!」全く正反対のことを宣伝している。何百頭という本物の馬を使って撮影出来るならあんなクオリティの低いテクノロジーを使わないで欲しかった。作品の質が一気に底まで落ちたと思った。
戦シーンのアクションも正直パッとしないし、ラスト15分くらいのバトルシーンもオマケみたいで消化不良。
この映画が中国の観客に受け入れられず大赤字となったのも当然だ。
書き出したら映画と製作陣に対する悪口が止まらなくなるのでここら辺で終わります。スタンリー・トン×ジャッキーのタッグはこれが最後であってほしいと願います。
Ps.エンディングで登場するキム・ヒソンのカメオシーンも扱いがひどいというか残念に思う1つだった。せっかく登場させているのに彼女だけ合成だからだ。韓国でそのパートだけ撮影してるから仕方ない演出だが、最後までテクノロジーに頼る監督のやり方に納得出来なかった。
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