ChaOのレビュー・感想・評価
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日本人には早すぎる?
闘病中につきシアターまで足を運べる機会が少ないので、なるべくアニメ以外を観たいと思っているにも関わらず、またアニメになってしまいました。
鳴り物入りの前評判作が打ち切りの危機と聞き、これは今 観ておかねば二度とシアターでは観られないかも?との思いに駆られて鑑賞。
さて、感想は「非常に満足」「大変秀逸な作品」「マイナス点と感じる箇所が一つもなかった」
と思いました。
特に好きなのは「編集の巧さ」ですね。
話のテンポが非常に良い。
それは例えば「ダンボ」辺りから始まるディズニーのお家芸でもあると思うのですが(白雪姫も悪くないけれど、まだダンボほどではない)「多くを語り過ぎず、エピソードが伝わる最小限の描写のあとはパッと場面を切り替える」
そのエピソードを伝えるための「ギリギリの削ぎ落とし」がChaOは実に上手い!と感じるのですね。
しかしながら「打ち切り」に関する世間の評価を読むに「ストーリーの描写が粗い。雑」という声が大半のようです。
それは、国語的な読解力の不足・未熟以外のナニモノでもない気が致します。
う〜む、、、。現代の日本人はアート系アニメなどの作品群を観た事がないのかなぁ???
70〜90年代ってそういう作品が世界的に色々あったし、今もあるのだろうけれど。
日本での嚆矢と言えば、1953年にカンヌ国際映画祭に出品された大藤信郎さんの「くじら」とかね。これはパブロ・ピカソにも大絶賛されました。
他にもチェコスロバキア共和国時代のイジー・トルンカさんとか、カナダのノーマン・マクラレンさん、日本では商業アニメの中に芸術性をしっかり盛り込んでくる南家こうじさんや小原秀一さん(1998年スラムダンクと資生堂のコラボCM)などなど。
また、人物の造形に関しても違和感を覚えるところは一つもなく「この作品はこういう絵柄&世界観なのだな」とすんなり入ってきました。
70年代の幼少期からSF&ファンタシーが好きだと自認しましたが、当時憧れた世界は「肌や髪や目の色が様々で、身体的特徴も様々、動物のみならず植物のDNAを発達させた知的生命体などすべてが自然に共存・共生している世界」でした。
スタートレックもコブラもワンピースもガーディアンズ・オブ・ギャラクシーもみんなそうじゃない?
なんなら、大多数が大絶賛する「千と千尋の神隠し」のキャラ造形には抵抗ないわけ?
千と千尋は受け入れられて、ChaOには否定的というのは非常に不思議ですね。
本作もね。ジブリやディズニーの制作って事で、名のある権威達が「ここが素晴らしいのですよ!」とメディアで大絶賛したならば、評価は180度変わるんじゃないでしょうか。
(そういう作品って、理解出来ていなくても、自分は面白くなかったとしても、高評価付ける層は少なくないですもん)
台詞も一切の違和感はありませんでしたね。アニメ創成期の声優さんって皆様しっかりと演技を学んだ俳優さんでしたし。舞台演劇など、様々な作品に慣れていればおそらく本作品の台詞回しに抵抗は無いだろうと思います……。
本作打ち切りの背景にあるのは
・昨今の「小学生にもよくわかる懇切丁寧なアニメ作品」に慣れきっている人が多い。
・長編文学小説作品を娯楽として愉しむ経験が乏しい。故に余白から適切にストーリーや心情描写を読み取る事が出来ない。
・アート系アニメーションに触れた経験が乏しい。
・舞台演劇等に触れた経験が乏しい。
・島国単一民族の為、真の意味で多様性の理解は困難?
結局「鬼滅の刃」や「アナ雪」や「ハリーポッター」程度の「子供向け映画」くらいしか理解出来ない人が多いのではなかろうか?(上記は子供向けとしては素晴らしいが、いい大人が何回も観るような作品ではないと思う)
カンヌ国際映画祭(アヌシー国際アニメーション映画祭とは、カンヌからアニメーション部門を独立させたもの)映画水準(とりわけアニメーション部門)の作品は「日本人には早すぎる」という事なのかなぁ、と感じてしまいました。
あとは純粋に総作画枚数10万枚超!の凄さは伝わりましたねぇ。
これに近い近隣作品は2010年のREDLINEを少々思い出しました。
この時も声がキムタクだとか、どうでもいいところで散々バッシングあったんだよね。金田伊功さんも知らん連中のさ。
「誰も見たことのない作品を創る」という意気込みやヨシ!
しかし、予想を大きく上回るほど心を震わせるまでの効果はなかったので星半分減点(年寄りにとっては「かつてどこかで見たことある」の域は超えていないのだわさ)
でも、この作品が2週間打ち切りってぇのは、日本人の文化度、マジに危機感を抱きます。
まぁ、いきなりシネコン扱いじゃなくてニッチな単館系オンリーの上映から始めれば評価は違っていたかもしれませんね。眼の肥えた単館系映画マニア層中心に口コミが広まれば、まるで違う展開があったのかもしれない、と夢想致しました。
映像と音はよかった
人魚姫の物語をモチーフにしたと聞いていたが、冒頭のシーンからものすごい世界観を提示された。なんだこれ。近未来というか、ファンタジー設定というか。キャラデザもかなりいかれてる。あの巨大な顔の人たちはなんなんだろう。最後まで説明されることはなかったようだが…。ただ、キャラクターの動きや背景、色合いなんかはとてもきれいなのは驚いた。意外と音(音楽も含めて)もよかったし、たしかに人気があるスタジオが手掛けただけはあるなと思う。
ただ、話が今一つに感じてしまう。まずステファンがチャオに恋する流れがピンと来ない。なんで魚に?なんて言っていたのが、見た目がよくなったことでそんなに変わるか!?と。ステファンの両親の事故についてもあまりにも設定というか作りが雑だった。なぜエンジンがかかったままなんだ。
あの映像には少しワクワクさせられただけにちょっともったいない。でも、そんなことは何も気にならないのであれば十分楽しめる映画なんだろうなと少し自己嫌悪になってしまった。
とにかくチャオが可愛い。
歴史的な興行失敗と話題になってたので興味本位で見に行ってみましたが、予想以上に良くてガッツリハマり2回目も行ってしまいました。
この映画は、とにかくチャオが可愛い事に尽きると思います。天真爛漫でユーモアもあり愛情深い、こんな魅力的なヒロイン中々居ません。
クセの強いキャラデザ、書きたいシーンありきの展開など気になる点は山のようにありますが、チャオの可愛さの前には大した事のない様に思えてしまいます。声優も一部で酷評されてますが、個人的にはこの声しかないという感じでした。
またストーリーも尺が足りてないとは感じたものの、意外と?良かったです。序盤のチャオの行動には全て意味があった事が終盤で一気に明かされるのが素晴らしい。相対的にだらしなかったステファンへの好感度も上がり、最終的にはとても綺麗な終わり方だったと思います。
もう上映打ち切りになっている映画館も多く、スクリーンで見れる機会は残り僅かと思いますが時間が許すならぜひ見に行ってみてください。きっとチャオにハマるはず。
ユニバーサルにアップデート
とてつもない尖り、とてつもない詰めの甘さ
設定に惹かれて鑑賞
ん〜…アニメ表現はすごいが…シナリオが安牌取ってる割に上手くいってないなという印象
この際デザイン、ビジュの尖りがエグいのはまぁ趣味があるからとやかく言うのは野暮とは思う…チャオは魚でも人間でも両方めちゃくちゃ可愛いからそこは狙い通り魅力を出せてるんだろうなと
ただ、魚と付き合えるのかとか概念的な話なんだろうけど、ルッキズム的に周りの人間?の等身がおかしくてそっちは気にならないんだと気になった…未だに自分もあれは人間でいいんだよなと悩むレベル
そしてチャオ以外がしんどいくらい魅力がない…チャオの魅力を引き出すことには成功してるからこそステファンの理解してないムーブが不愉快に映るし…
両親にあんな事故があったからスクリューレスな動力を作るって強く過去の衝動に囚われてる割に直後にあった実はここで拾ったあれが…!をステファンが今まで忘れてる意味がマジでわからない…
ついでに言うならあのイジメ描写も子供に親いないじゃんてイジメさせるのも不快ならば青年になりいい人風になってあの時はごめんなーって軽々しく言わせるのも不快、一応博士が作ったロボットが二号のデザインで…も分かったけど繋がりがなさすぎて分からないし…総じて回答のはずの過去話が繋がらなさすぎだなと感じて割と冷めていた
てか両親もスクリューの動力切ってからやりゃいいのにそらそうだわで亡くなってゴーグルだけ浮かぶは表現を控えたつもりかもだけど甘さを感じた、それならなぜチャオには流血させたんだ…
美術がすごいのは認めるけど妙なこだわりが細部まで行き凝り固まった作品って感じでしょうか…エンディングで作画ドヤられても乗れてないからしんどく感じました…
作画10万枚…には正直感じられない‥。出るのが20年遅かった。
作画枚数が売りの劇場アニメといわれてどういったアニメを期待するだろうか。きっと大半のアニメファンはカメラが忙しなく動き回る派手なアクションや、ジブリ映画のようにたくさんのモブキャラが四方八方にぬるぬる動き回るのを想像するのではないか。
ところが本作Chao、素人のアニメファンからみるとたしかに動いてるところは動いてるけどモブキャラは多くの場面で静止してるし、視点、カメラの移動もだいぶおとなしい部類である。
千と千尋の神隠しが作画11万枚だそうだが、あの映画での油屋の従業員たちの動きのようなカットはほとんどChaoには見られなかった。
確かに劇場版アニメのクオリティではある、それくらいはさすがにわかる。
だがフリーレンやジークアクス、呪術廻戦のように毎話のように劇場版品質の作画のリッチなアニメが各クール最低1本、多いと3、4本はあるのが今のアニメ界である。あるいはアイドルもののアニメのような手書きと見分けがつかないレベルのセルルックのCGでぐりぐり動き回るアニメがいまや何本もある。
そう我々は目が肥えすぎてしまったのだ。ただ10万枚作画枚数あります、ではもはやウリにはならないのである…。
レビューでほぼ大半の人が称賛している背景美術、これはほんとうに素晴らしかった。マンガやゲームの背景だったら100点満点だろう。しかし背景美術というのはある意味当たり前だが、キャラ作画のようには自由には動かせないのだ。この緻密な背景美術を見せるためなのか、カメラがグリグリ動くようなカットがあまりなかったのはアニメとしては良し悪しだと思う。少なくとも自分には物足りなく感じた。
ストーリーに関してだが、前半は意外にも楽しめた。70~80点くらいあげてもいい。押しかけ女房ヒロインものは多くのヒット作がある王道ものというのを差し引いても、ステファンが不満は見せつつも建前上はチャオを受け入れているため、性急なくらい話が進むテンポはいい塩梅だったと思う。
問題は後半で、多くの人が指摘しているツッコミどころのロボット暴走と、ステファンの両親の件が足を引っ張っていて非常にまずかった。後半だけだと20点か30点ってところ。
ロボットがらみのエピソードはあまりに唐突に脈絡なく登場するうえ、室内で打ち上げ花火を爆発させて部屋を吹き飛ばすようなチャオを相手に、遠隔操縦も監視もできないロボットを貸すというありえない矛盾が発生している。ロボットがらみの話は全部削除すべきか、あるいは友人でロボット博士のロベルタをリストラして、ステファン自身がロボットの専門家という設定にするのが自然だったはずだ。であればいきなり新規技術のプロジェクトリーダーになって短期間で技術を実用レベルに完成させるという無茶苦茶ぶりも一応筋がとおる。ステファンの作っていたロボットをうっかり起動させてしまったチャオが、という展開ならそこまでボロクソには言われなかったはず。
両親のエピソード自体は短いシーンなのだが、そこに至るまでの経緯がよろしくない。なぜかステファンは忘れていた過去を思い出す場所にたどりついていて、不自然すぎる展開に観客が置いてけぼりを食らってるところにツッコミどころしかない両親の話がでてくるのでよけいひどさが目立ってしまう。両親の死因は幼体のチャオを助けようとしてほかの船と事故にあった、くらいのチャオとの関連性があれば、ご都合主義であってもまだ自然な流れになったのではないか。
キャラデザについては見ているうちに慣れたし、不快キャラである鼻くそ大使も1シーンしかでてこないのでまあ許容範囲ではあった。ダンジョン飯のようなファンタジー世界で人間、ドワーフ、エルフのように体型もデザインも違う種族が一括りに人類にされているのといっしょと考えればまあそういう世界観なんだろうと納得できるしね。
しかし気になったのはあの世界、キャラクターデザインで多様性を出しているといいつつ、顔デカ3頭身属のステファンの叔父叔母、痩身で長身の針金属であるロベルタ達のように同じ種族同士でカップルになってたり、あるいは作中のテレビ画面に映るのは見栄えのいい普通体型人属が多めだったりとか、顔デカ属がいるのにバリアフリーが考慮されていない映画館の座席だとか、種族間での格差や断絶が垣間見えた気がする…スタッフはそこまで深く考えてないかもしれないが。
良かった点もあげておくと、チャオのデザイン自体はたしかにいいものだった。変身前のデザイン、少ないカットではあるが下半身が見えたカットがやたらエロチックに描かれていてちょっと目覚めそうになってしまったw 変身後もエラやヒレなどの人魚ならではの機構が残ったデザインで人間との差異がいいアクセントになっていたし、なんだかんだいいつつ、観客としても美人やかわいい子やエロチックな女性のほうを好きになってしまうものなのだ。
そしてなにより気に入ってるのは上映時間が90分ってところですね
滑りっぱなし。テレビ放送だったら5分で切る。
絵や色合いの割りに割りとテーマは重め。
きっかけ
当サイトで尖った映画やでぇ~!!と記事になっていたので観てみる事に…
あらすじ
人魚と人間のラブコメ。
感想(ネタバレあり。イヤな方はここから下は飛ばして下さい。)
結果から言わせてもらうと、興味深いと言う意味でとても面白い映画だった。
ストーリーは愛を軸に人魚人と人間の溝、環境問題、後、人間の浅ましさや醜くさをテーマとして扱っているように感じた。
最初は主人公ステファンとチャオのポップなカラみで入り、ステファンの過去が段々と明るみになると、上記のテーマを織り混ぜてストーリーは進行していく。
同時にステファンの過去が明るみになることにより物語の伏線を回収していく感じは気持ち良かった。
ただ、なんかテーマが多すぎてとっ散らかってるように感じたのも事実。もっと的を絞ってやってもいいのではとは思った。
後、ポニョを観てから観たせいか、なんかポニョっぽいなと感じた。
まとめ
絵がポップで奇抜な映画だと思っていたが、タイトルでも書いたが、絵や色合いの割りにテーマは重いと感じた。やはり尖っている!!
でも、見終わった後は爽やかな感じで終われるのでとても面白かった。
こーゆー映画はカップルで観てあーでもない、こーでもない、と言った意見を言いあいたい!!
そんな映画でした。皆さんも是非~
ギャグ仕立ての人魚姫アニメだった
スタジオ4℃の制作だから公開前は期待した部分もあるがキャラデザは酷いので流石に考えた。
公開したら史上稀に見る大爆死との評判で見るの止めようかなと思ったが、なんか見れる時間に上演してくれる映画館があったので怖いもの見たさで見てきました。
キャラデザはどうしようもない位最悪。あくまで個人的意見ですが受け入れられない。
酷いのは主人公達だけじゃない、サブキャラや通行人などその他大勢すら酷すぎる。2頭身もいれば10頭身もいたり2頭身なんて殆ど歩く頭。気持ち悪い。
それと驚いた事に舞台は上海だ。海は近いけどあまり海ってイメージが無い。何故上海?上海が悪い訳じゃ無く何故上海なのか?人魚姫があのキャラなのも中国風???
しかもいつの上海なのか?今風だったり昔だったりイマイチ上海って感じじゃ無い。ちゃんとロケしたんだろうか?主人公ステファンからフランス租界の建物をインスパイアしたらしいがなんだかチグハグな印象。
動きは無駄に細かくて良すぎるが本当才能の無駄遣い。
なんかもう少し受け入れられるキャラデザと不自然なほどギャグ仕込むとかじゃなくもう少し普通とかミュージカル風とかなんかできたんじゃ無い?と思わなくも無い。まあ時代を先取りし過ぎたんじゃ?と思わなくも無いがキャラデザだけは駄目だ。
なんか色々やり過ぎて乾いた笑いしか無かった。
後半はシリアスだがやはりキャラデザが…
それでも今年公開の個人的には今年最低映画だったルパン3世よりは良かった気がする。キャラデザを除いて。
内容的には人間族と人魚族が暮らしている世界。
お互いを受け入れようと思いつつ受け入れらない感情が渦巻く上海。海の事故で両親を失ったステファンは人魚族が船のスクリューで怪我が絶えないのでそれを何とかする為に船舶会社でスクリューに変わる推進装置を発明するが会社には受け入れられず船掃除をさせられる羽目に。その頃船舶会社の社長と人魚族の王との話し合いが決裂し怒った王が豪快に海に潜りステファンはその時の波に巻き込まれて海に投げ出された。
気がついたらステファンは何故か人魚姫に懐かれていた。
結果的に人間族と人魚族の融和になるからと結婚の話にまで発展。融和ついでに新型推進装置の開発も承認される。そして人間と人魚のありえないドタバタの新婚生活が始まるのだった…
あとエンドロールに作成中の動画への拘りを感じるがなんか自慰行為を見ている様な嫌悪感さえ感じた。
ハズレ?→からの良作!
お盆休みは嬉しいがすることもなく
国宝も鬼滅も近畿地方も鑑賞済み。
上映スケジュールを眺めていたら「Chao」が!
公開2日目なのに観客は私を入れて3人。
それはそれでストレスなく鑑賞できるので良し。
最初にジュノー、その後にステファン
キャラが好みじゃないかも。途中退席も??
しかしチャオが登場した瞬間、一気に好感へ!
その後、登場するキャラも魅力的なんですよね。
タレントばかりの声優がという声もありますが
パンフレットで青木監督のコメントを読むと
チャオに関しては人間界に慣れていない
キャラクターなので、声もどこか慣れていない
感じが欲しくて、2カ月くらいたくさんの声を
聞いて悩み抜き、山田杏奈さんを
選ばせていただきましたと。
それがドンピシャで違和感なし。
もちろん他のキャラの声も違和感なし。
キャラクターデザインに関しても
監督からいろいろなビジュアルの人が
混雑する世界観にしたいという要望が。
こういうデザインって通常の作品では
絶対に欲しがられないらしいです。
もっと普通のキャラクターが求められるのに
STUDIO4℃だからこそ振り切ることができたと。
とこちらもパンフレットに。
結局のところなぜチャオがステファンに
求婚したのか、その理由を知ってほしい。
観客3人→ハズレ?→からの良作!
シンプルなラブストーリーだけどグッと入ってくる
タイトルなし(ネタバレ)
人魚と人間が共存する上海。
人魚界のアイドル取材を任された記者の青年、すんでのところでアイドルを捕まえることができず。
が、代わりに見つけたのは、伝説の男ステファン(声:鈴鹿央士)。
人魚と人間が共存する社会を築くきっかけとなったのは、彼が人魚王国の姫チャオ(声:山田杏奈)に求婚され、結婚したことからだった・・・
といったところからはじまる物語。
強烈で独特のルックを持ったアニメで、製作のスタジオ4℃作品では、過去に『海獣の子供』を鑑賞している。
『海獣の子供』も個性豊かな描写だったが、本作ほどの灰汁はなかった。
本作では、中盤まで中心となる上海の街の描写がキョーレツで、目眩を起こしそう。
色彩は「豊か」というより「過剰」。
人物造形も奇天烈(といっても、ディズニー『不思議の国のアリス』のキャラクターを範としているように思えるが)。
ですが、ストーリー的にはオーソドックス。
チャオに恋される理由がステファンにはわからない。
が・・・
というのは、トム・ハンクス&ダリル・ハンナ『スプラッシュ』の焼き直しみたいな感じ。
全体が中年になったステファンの回想記のような態で展開するので、チャオに恋される理由を思い出すのは「大過去」。
こういう大過去形式の脚本は、あまり褒められないなぁ、と少々思った。
ステファンから過去の物語を聞き出す青年の話は、余計といえば余計かな。
私的今年No.1映画
ChaOの第一関門としてはキャラデザ。予告時点で酷評だったものの、好きなキャラデザだ!と思えてたのでそこのハードルは無かったです。
第二関門は声優さんが芸能人ばかりな点。
発表されたときは大丈夫か?と不安になったものの、実際は何の違和感もなくスッと馴染んでたのでこちらも問題無し。
山田杏奈さんの声可愛かった!
ジュノーもポンコツだけど愛ある声色がよかった。(エンドロールで確認したお名前は存じ上げなかったけど太田さんって方)
私的No.1の理由は圧倒的に作画!!!
アニメ映画って最近はAIで作成された?って感じの動きやタッチだけど、ChaOは全然違った。
Studio 4℃さんの過去作品は申し訳ないことにノータッチ、ChaOで初めて見たけど言葉に表せないくらい良かった。
調べたら原画総枚数10万超えらしい。
そりゃあ………ってなりました、圧巻。
エンドロールでその原画が流れてたのがめちゃくちゃよかった、もっと細かく見たい。
物語は普通っちゃ普通だけど映像作品として最高傑作でした。
酷評吹っ飛ばして一旦皆様見てほしい
原画配ってる劇場があったらしいから行きたかったな………………
アニメーション技術と主題歌が素晴らしい
うん、それ以外はアカン…というのが正直なところです。
キャラデザについては、まぁ好みはあると思うんですがとりあえず見れば慣れると思います。
世界観はよく分かりませんが、なんとなく見てるうちにそういうものなんだとこっちの思考落とし込まれてくる。
ストーリー展開はなんとも雑というか強引というか…。なんか始まりからして、これはいつどこの誰の話なのかよく分からないまま進んでしまう。
そしてどんだけ背景を見せつけたいんだという…そこは確かに美しいんですが、そんなに尺いらなくない?
これ本当に何年もかけて作ったの?
ステファンとチャオの恋愛模様にも、あまり素直に同意できない。
声優に関してはもう、メインどころ全体的にダメダメです。
観てる最中に、下手すぎて唖然としたり、中の人そのまま過ぎたり、色んな理由で現実に引き戻されてしまう。
これで4割くらい損してると思います。
アニメーションの高度な技術といい、キャラデザインの尖り方といい、コアなファンの評価を得るべき作品だと思います。
なのに声優を芸能人で固めたのは、悪手でしかないと思います。そういうコアなアニメファンこそ、芸能人声優嫌がるのに。
なにこれ!?ネット民的に言うならド変態(いい意味で)
2025年映画館鑑賞78作品目
8月23日(土)シネマリオーネ古川
通常料金1900円
監督はOVA作品『バットマン ゴッサムナイト』 #4「闇の中で」の青木康浩
脚本は『海獣の子供』『火の鳥 エデンの花』の木ノ花咲
キャクターデザインは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』で原画を担当した小島大和
時代は20××
舞台は近未来の香港
人魚と人間が共生する社会とそれ以前の過去
人魚王国の姫に告られ結婚するさえない青年の話
彼本人が忘れていた幼少期が発端になっていた
姫はしっかり覚えていたが青年は忘れていた
冒頭マスコミ関係者の青年が登場するが主人公ではない
彼はインタビュアーで妻と幼い子供2人と船上生活をしている主人公ステファンの若き日の話を聞く形となっている
独特の色使い
独特のキャラクターデザイン
いやそれは独特というより毒々しい
見た目にものすごいインパクト
昨年は『ルックバック』に衝撃を受けたが今年のこれはそれ以上の衝撃
大胆に細長くスマートな友人
大胆に丸く巨大な社長
2頭身で顔がでかい叔父叔母など
カメラマンもクセがある顔立ち
ステファンの自宅近くをオシメに上半身裸で歩く幼児など鳥山明のようにどうでもいいモブキャラにも力の入れよう
アニメとはディフォルメでありその極端な域に萌え要素は微塵もない
頭が硬いつまらない大人では到底描けるわけがない童心がたっぷり残っている自由すぎるクリエイターだからこそ生み出せるキャラクターたち
芸術の域に達している
人間に心を開くと徐々に人間の姿になる魚人
そういう設定
だが個人的には美女?の姿より魚の姿の方がいいかな
『魔神英雄伝ワタル』の渡部クラマと同様
魚だけど子ザメちゃんと違い靴を履く
鯛靴のダジャレ以来のビジュアル
マスコミたちにマイクを押し付けられるシー社長が面白かった
バナナの皮で滑りまくってエレベーターにそのまま入るシーン好き
面白いのは次の場面でそのバナナの皮が社長の額に乗っているのが笑える
大使が小指で鼻をほじりながらステファンに感謝する場面も呆れるのも通り越して逆に面白い
声当て専門じゃない芸能人が多く参加している
声優専門以外絶対に認めない連中は「客寄せパンダ」と詰るが少なくとも客寄せになってないし奴らはアニメファンでありながらその言動で日本のアニメ全体を侮辱していることに気づかない愚か者である
ステファン役の鈴鹿央士はこの作品同様見た目にインパクトがある
逆に顔が小さすぎる
山田杏奈も違和感がなかった
彼女はうまいからね
特に魚のときが
山里やくっきーもあのキャラにハマっている
実際のところ興行成績的には振るわない
しかしカリオストロの城もナウシカなど上映時は客入りが悪くてものちに高評価された名作は邦画洋画合わせると枚挙に暇がない
爆死だと煽っているネット民は可哀想な人たちである
同情はしないけど
イオンシネマは土日上映しなくなった
平日のみなら願わくば朝早くではなく割引がある夜間にしてほしいものだ
完全にずれている
なんやかんやでハッピーエンド
エンディングテーマは倖田來未
声の配役
超凡船舶会社で働くサラリーマンのステファンに鈴鹿央士
幼少期のステファンに田中あいみ
人魚王国の姫でかつてレイティン3号と呼ばれたチャオに山田杏奈
ステファンの上司のシー社長に山里亮太
ステファンの友人のマイペイにシシド・カフカ
ステファンの友人で発明家のロベルタに梅原裕一郎
人魚王国の国王でチャオの父のネプトゥーヌスに三宅健太
ステファンを取材する記者にジュノーに太田駿静
ジュノーの上司で魚人の編集長に土屋アンナ
人間と魚を繋ぐ大使のオメデ大使にくっきー!
水難事故で亡くなるステファンの父に岡野友佑
水難事故で亡くなるステファンの母に川上ひろみ
ステファンの幼少期の友人にホーミイに猪股速十
超絶癖ツヨラブストーリー!!!
なんというか……最初は戸惑いしかありませんでした。
絵柄だけでなく、ありとあらゆるものの癖が強すぎて、どう受け止めていいのか……。
ただ、頭で理解するのを諦めたあたりから、その狂気にグイグイと引き込まれて、最後の方はボロボロと涙が。これ以上ない愛おしいラブストーリーですよ。
動きまくるアニメーションの快楽もすごいですが、美術やレイアウト、普通では理解できないストーリー上の仕掛けの数々など、見どころ十分。
そうはならんだろ! 的なツッコミポイントも少なくないですが、スイッチが入ってるので全然気になりません。
Don’t think, feel! の心構えで見てください。
ストーリーも真面目に作ってくれ…
アニメーションは素晴らしいよ。動きもすごいし、あれだけ書き込んである背景にキャラクターがちゃんと馴染んでるのも他の作品では見たことない。
だが、このストーリーはなんだ?
いや、わかるよ?コミカルに描けば本当は解決が難しい問題を適当に解決してもそれほどリアリティを崩さないよな。でもこれほとんどそんな感じじゃん。本筋くらいちゃんと描こうよ。ストーリーあってのアニメーション。アニメーションはストーリーを伝える手段だと私は思う。
最後チャオを探しに行くきっかけもチャオを心配したよりも社長からの評価を気にした結果だし、いくら幼少の記憶とはいえ、現在の仕事内容にまで影響している両親の死、その記憶に関わる「レイテン3号(?あってるか微妙)」というワードを忘れますかね。
映画館で見たから「意地でも最後まで見てやる」って気になったけど、VODで見てたら20分くらいでタブ閉じてるかも。
全113件中、21~40件目を表示








