不思議の国でアリスと Dive in Wonderlandのレビュー・感想・評価
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自分自身に真摯に向き合えるか
と言う事を問われた様なアニメでした。
不思議の国のアリスのリメイクっぽい感じですがそれだけじゃ無かった。
作画もPAワークスだし綺麗。
物語自体もそんなに悪くない。
不思議国の国のアリスと言う古典と言うか使い古されたコンテンツと言うかそう言う事に拒否感を示す人もいるかも知れないけど、そういうもんだと思って見ると別の見方もできるかも。
単純にアリスと同じ体験をしてそれが楽しかったとかそんな次元の低い話ではない。
と言うかバーちゃん、なんて物を作ろうとしてたの?ヤバいよこのテーマパーク。
就職活動で何社受けても内定貰えず苦労しているリセが主人公。
富豪の祖母が長年の夢だった不思議の国のアリスを題材としたテーマパークを作りようやく完成したが開園を見る事なく逝去。リセは祖母から開園前の実地テスター第1号として招待されていた。
テーマパーク自体は実態のある本物だが売りはVRを使用して物語に没入する体験だった。
ワイヤレスイヤホン型のVR装置を起動すると目の前には不思議な世界が登場。まもなく例のウサギが飛び込んできて色々聞き取り調査とVRでリンゴに変えられたスマホをウサギに奪われて追いかけて…
まあ予告通りワンダーランドでアリスと遭遇する。
こうして二人?の謎に満ちた冒険がはじまるのだった。
A Lice in Wonderland
『不思議の国のアリス』はほぼ知らないけど、P.A.WORKSは一番好きな制作会社なので。
予告でお淑やかに見えてたりせの印象を、冒頭の飴を詰めるカットだけで修正された。
就活トークやみんなが寝た後に洗い物をしたりと、りせの状況や性格が掴みやすい導入は見事。
チャプター制も、唐突な場面転換を自然に見せるのに一役買っていたと思う。
(各イラストもめちゃくちゃ良かった)
異世界ではなくVR的なもので、しかも深層心理まで反映する謎技術というのは意外。
しかしこの辺に理屈を求めてはいけないのだろう。
逆に重さや水に濡れた際の描写などは、「現実じゃないから」で済ませられる。
中盤まではコロコロと変わる展開にワクワクしたが、特にピンチなどもないので途中からやや退屈。
クライマックスが会話のみで、しかもりせが透明なため表情すら見られないのも残念。
キャストに関しては違和感のある人はゼロだった。
原菜乃華は叫びだけはイマイチだが、スライダーを抜けた瞬間の気の抜けた「おぉう」が好き。
マイカピュはプロでは出ない独特のアジでアリ。
そしてちょい役の友人達が好きな声しかいなくて幸せ(『色づく世界の明日から』繋がりが多い?)
キャリーさんがキャリーさんを紹介してて笑う。
動きや表情はPAらしさ満載だし、キャラデザも魅力的で、色彩も豊か。
ただ、物語の中で映像的な盛り上がりに欠けていたのが惜しかった。
肩の力をぬこう
原菜乃華さんと間宮祥太朗くんと松岡茉優さんと戸田恵子さんの声を聴いてみたくなって鑑賞。
原さんは普段より低めの感じでしゃべっていた。りせさんという、物語後半では自分がなくなって、姿が消えていってしまうキャラの声を演じてたからでしょうね。
それより、マイカ ピュさんがすごくアリスの声を自然に演じてたのが、印象的だった。あと、チェシャ猫が大活躍だったw
疲れた時に肩の力を抜く映画。
「アリス」好きには良いと思う。
自分の好きな事を大切にしよう
失敗しないように空気を読み周りに気を使い、周囲と同じようにしているはずなのになぜかうまくいかない大学生の安曇野りせは、就活も上手くいかず、人生に迷っていた。そんな彼女は、亡き祖母が遺した招待状に導かれ、不思議の国に行ってみた。そこで出会った少女アリスと一緒に旅をすることになり、白ウサギ、ハートの女王、トランプ兵、マッドハッターなどと次々と出会い、冒険を続け・・・さてどうなる、という話。
不思議な国のアリス、を読んだ記憶もなく、どんなんだろうと思って観たが、まぁよく有るパターンの話かなぁ程度に感じた。
おばあさんが成功した資産家なのに孫にほとんど何も残さないというのがポイントなのかも。そして、自分の好きなことを見つけてそれを大切にしよう、というのが全体を通しての本作からのメッセージだったのだろう。
原菜乃華がりせ役を本当に上手く演じてた。彼女は俳優としても良いけど、声優としても凄く魅力的だと思う。アリス役のマイカ・ピュはまぁ普通の子役声優かな、という感想。
ほんわかした絵で、主題歌も良かった。
何度か観たくなるような作品。
自分の好きを肯定したい
アリスモチーフのバーチャルテーマパーク。
就活生の自分を見失った子が、アリスと取り戻していく会話は良かった。
一つひとつのお話にアリスらしさはあるけど、なんだろう、なにか足りない感。パーツパーツは好きなので少しもったいなかったような。。
フルダイブ型VRアリス
賛否両論は想像出来るが
ストーリーが支離滅裂
就職活動でうまくいっていない大学生が
祖母のつくったVRアトラクション(?)で
不思議の国のアリスの世界に迷い込んでしまう
そして、リンゴになったスマホをウサギから取り戻すために奮闘する
不思議の国のアリスの世界観を意識したのかわからないが
支離滅裂なことが多いので
ストーリー的によくわからない感じがする
イモムシのインフルエンサーとか
ウサギのタイパとか現代人に刺さるワードが多かったが
うまく馴染んでいないように感じる
急にでてくるラップはよかった
終盤はりせがスマホのリンゴを食べ
なぜかドラゴンになり裁判にかけられたあと
透明人間になったときに
自分の好きなことに向き合うシーンで
イイ感じで終わるが
りせが好きなものはゾンビゲーム以外は急にでてきた感じがする
アリスなどのキャラクターはよかったと思うが
ストーリー的に退屈な部分が多かったように思う
チャプターに分けているが特に意味がなかった
現代人に陥りやすい悩みと
不思議の国のアリスの世界を混ぜようとして失敗した感じに見える
大事にしていくべきもの
社会に入っていく中で、自分を失いかけている主人公。
祖母が残してくれた、不思議の国のアリスを体験できる施設はその主人公に対して、祖母が本当に大切にして欲しいことを伝える為に、人生をかけてつくってくれていたと考えると、凄くいい話だった。
主人公を通して、観ている私たちに向けても、自分というものを大事にしてほしいというメッセージが私には感じることができた。
見ていて空回り感が辛い…
これで終わり?
【”亡き祖母がりせをワンダーランドへ招待する遺言を残した訳。そして好きを大切にする事を忘れない心を持つ。”今作は児童文学の名作を換骨奪胎した、色彩鮮やかなファンタジーアニメである。】
■就職活動が上手くいかない中、人生に迷い始める大学生のりせ。
そこに、「不思議の国のアリス」を何よりも大切にしていた、りせが大好きだった亡き祖母が作ったテーマパーク”ワンダーランド”の招待状が届く。
りせは、気分転換にテーマパークに赴き、「不思議の国のアリス」の主人公アリスと出会う。試験期間中だったテーマパークで次々に起こる不可思議な経験をする中、りせは祖母と出会い、”好きを大切にする事を忘れないで・・。”と優しく告げられるのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・りせとアリスの性格の対比が面白い。
りせは、自分に自信がなく、周囲と自分を常に比較し、且つ就職試験に落ち続け更に自信を無くしている。
一方、アリスは「不思議の国のアリス」同様に、積極的に行動し、言いたいことはキチンという。この二人のコンビが”ワンダーランド”内で次々に起きる不思議を経験していく過程が面白い。
・”ワンダーランド”で登場する様々なキャラクターが面白い。
1.自分の見かけや、フォロワー数を気にするお洒落な青虫。彼女は孵化した時に戸惑うのだが、徐々に自分の変化を受け入れていくのである。
2.チョイ、不機嫌なハンプティダンプティ。
3.美しいが少し怖いハートの女王。
4.いつも時間に追われているせっかちな白兎。
■りせが、どんどん大きな動物になってしまい、破裂した後に透明人間になってしまうシーン。
りせは亡き祖母と出会い、”好きを大切にする事を忘れないで・・。”と優しく告げられ、アリスと共に、好きな事を言い合ううちに、少しづつ透明から実像が現れるシーン。
ここは、好きなモノを思い出す事で、自分を再確認する事のメタファーである。
<そして、りせは現実世界に戻り、友人達が大企業に内定していく中、自分が好きな職業を選び、そこで働く事を決意するのである。
今作は児童文学の名作を換骨奪胎した、色彩鮮やかなファンタジーアニメであり、”好きを大切にする事を忘れない心を持つ。”事の大切さを描いた作品なのである。>
アリスかわいい
概ね良かった。
ただ内容が就活を軸に進むのでアリスの名がつく割には児童向けではない気がする
内容としてはリアルで考えてもよく練れているし、大まかな話に不満があるわけではないので
軸だけが残念
現実的
令和日本版不思議の国のアリス
令和の日本の事情を踏まえて、不思議の国のアリスの世界をうまく再現してると思う。
就活がうまくいかず、自分に自信を失いつつある主人公「りせ」だけど、資産家のおばあちゃんからの招待で不思議の国に迷い込み、アリスと一緒にいろんなエピソードを乗り越え、自分らしさを取り戻すというお話。
不条理の世界でのキャラも綺麗だし、SNSの表現なんかも織り交ぜながら、作画も大満足。
P.A.Worksさんは見事にアリスの世界をリブートしたと思う。
天真爛漫なアリスと対照的に慎重で本来の自分を失い、不思議の国のキャラの質問にも迷いながらしか返答できないりせ。
両者の違いは良く表されており、何故りせが終活にうまくいってないかも表現できていたと思う。特にりせが自分らしさを取り戻すシーンで透明から自分になるシーンはわかりやすくてよかった。
ただ、主人公二人とも声優が本職でないためか、会話がちょっとたどたどしいのはご愛敬ですかね。
なお、ディズニー版に比べ「ハートの女王」はえらくベッピンさん。
後、不思議の世界がテーマパークのVRだったのはちょっと興ざめ。その点がマイナスですかね。
「国宝」「鬼滅」「8番出口」が絶好調の中、日曜初回で20人程度の観客は(映画の出来が良いだけに)ちょっと寂しい。
うまく海外で評価されるといいなぁ。
感動やドキドキはないけどいい作品
自分はこのテーマパーク行きたくない
2025年劇場鑑賞236本目。
エンドロール後映像無し。
映画ドットコムのあらすじにはアリスの世界に迷い込むとありますが、本人は不思議の国のアリスのテーマパークのモニターである事を承知の上ですし、こういった設定にありがちな制作者の意図を超えた暴走があるわけでもなく、予定通り進んでいっているはずです。ということは後半のめんどくさい展開は、確かに主人公の成長にはなったかもしれないけど、娯楽で遊びに行くテーマパークでいちいち裁判にかけられて、自分のダメな所を突きつけられて反省して帰ってくるって次の日から学校やら仕事やら頑張れますか?心弱い人だったら不登校とか出勤できなくなっちゃうかも。これがお祖母さんが孫にだけ仕掛けた特別バージョンなら全然構わなかったのですが、どうも仕様らしいので、自分は絶対行きたくないと思いました。
原菜乃華は良かったです。声優大丈夫かなと思っていましたが、すずめの戸締まりでもう主演やってましたね。じゃ大丈夫だ。アリスのただたどしい感じはあれで良かったと思います。声優の子供子供している演技より没頭できました。
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