「タイトルなし(ネタバレ)」ペリリュー 楽園のゲルニカ ふわりさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
家族が持ってる原作漫画(外伝も含め15巻)を一気読みしてからの鑑賞でした。
ここは映画サイトではありますが、機会があったら原作読んでほしい、と本をお薦めしたくなる。
今日も親子連れをお見かけしましたが、可愛い絵柄~親しみやすい効果で、子供が本作を鑑賞、または読む機会につながるのであれば、戦争を知る意義ある作品だと思いました。劇画チックだったらよりリアルでキツかったことでしょう。
生きて帰りたいと願う田丸や吉敷、死ぬ覚悟で来ている小山君(田丸が功績係になるきっかけの人)、任務を全うする島田少尉や片倉兵長ら投降など持っての他💢と考える者等々、地獄の中の様々な人間模様が描かれています。
目的は同じはずだったのに味方同士殺し合いになる流れ、「木の上の軍隊」さながら終戦を知らぬままの兵士たち、生と死が隣り合わせの日々。
漫画を書くのが好きな気弱な、普通の青年も従軍する、それが戦争なのだと。そんな彼が仲間(吉敷)を助けるために敵を殺して苛まれる場面など見る者も苦しくなります。
2時間では短くて、様々なエピソードが収まりきらなかったのは仕方ないけど残念。
漫画読んでる時は、食糧不足は勿論、とにかく喉が乾く、っていうのが私には強く残りました。(パラオに限らずどこでもそうでしょうけど)
泉君が握りしめていた口紅と島田少尉への思いとかは、ややわかりにくいかもしれない。小賢しい小杉伍長も、この人みたいな人が、ムカつくけど生き抜く知恵があり実に人間らしいキャラだなと思ったので出番少なめで残念。
全編やや物足りないと思ったのが正直なところ。
でもでも、映画はよくまとまっていたと思います。
美しい島が地獄と化す。
人間は愚かだと改めて思わされました。
板垣&中村のお二人の声、萌音さんのエンディング曲が良かったです!
共感ありがとうございます!
自分は原作未読なんですが、すでに完結している作品なんですね。観終わってから続編が観てみたいとか、あの戦いも描いてほしいとか、原作者の熱量以上のものを受け取って鑑賞できたので、大満足な作品でした。
確かに他の戦争映画と違って、観客の年齢層に幅がありますね。それだけ多くの人に受け入れられる素地があるという事なので、原作者の活躍も含めて期待大の作品でした。
こんばんは〜。
共感ありがとうございます。
私も漫画は途中までですが読んでいます。
漫画の方が表現がキツイと思いました。カラーだったらオーって思います。
良くまとまっていましたし、声優さんも合っていると思いました。
良作でした
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