「絵柄とのギャップ」ペリリュー 楽園のゲルニカ ふーちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
絵柄とのギャップ
戦車や艦船、航空機などはリアルだけど、人物は三等身の可愛い絵柄で、戦闘シーンの悲惨さが少しやわらぐのは、戦争の悲劇を伝えるのに良いのか悪いのか、賛否は分かれそうな気がしたが、実写やリアルな絵だったらグロテスクなシーンも見られるものになってたのは、視聴年齢を広げるのかもしれないと感じた。
ペリリュー島の守備隊1万人のうち生き残りは34人という過酷な状況。しかも終戦から2年近く、それを知らず潜伏し、投降をすれば全員助かったかもしれないのに「生きて虜囚の辱めを受けず」の戦陣訓のために、最後で仲間うちで殺しあうことになってしまう悲劇。
政府の行為によって、若者を死地に送るようなことは二度としてはいけないと自分は思うが、右寄りの人たちはお国のために戦ったこういう人たちのおかげで今があるとか感動しちゃうのかな?戦争で若者たちが死ななかった方が今に続く世の中に貢献してくれたと思うけどな。
絵柄とのギャップはあるが、きちんと戦争を伝えるアニメとしては「この世界の片隅に」にも通じるかなと思った。
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