劇場公開日 2025年8月1日

長崎 閃光の影でのレビュー・感想・評価

全128件中、21~40件目を表示

4.0なんと言えば良いのだろう。言葉が見つからない。

2025年8月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

この映画を見たいと思い映画館に行きましたが。まず、鑑賞させていただいたというのが実際の所。戦争の描写は大和や、特攻のような悲劇的なものから、沖縄戦のような悲惨なものを思い浮かべる事かと思いますが。この映画は長崎に原爆が落とされる日、その時どうであったか。そしてその瞬間からの激動の日々が描かれます。私はこの映画を通じ上手く言葉に出せないですが、ただ、戦争とは全く価値なく、生むのは憎悪、惨劇だけであり、なにも生まないと言うこと。そうした日常の中でも救いはただ死にいく命だけでなく、生まれてくる命もあるのだということを感じ取りました。また、私がこの映画を鑑賞したことにより、この映画を鑑賞することは、今一度命の大切さ、戦争の無意味さを考えるきっかけになるのではないかとさえ思ったので、あらゆる日本人、更には世界に発信して欲しいとさえ願います。最後に。先の戦争でお亡くなりになられた方々に追悼の意をこの場を借りてお伝えさせていただきます。

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ペンタコポンタコ

4.0抗いようのない地獄 語り継がれるべき映画だった。 語り部が減ってい...

2025年8月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

抗いようのない地獄
語り継がれるべき映画だった。
語り部が減っていくのはどうしようもないが
映画作品として永遠に残り、それは後世に残る。
残ることと、そこから学ぶことは未来にいくらでも出来る。

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とりから

4.0被爆地は1つじゃない

2025年8月15日
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怖い

原爆被害はえてして、一発目で被害の大きい広島に目がいきがちだが、長崎も凄惨な原爆投下をされた場所であることを忘れてはいけない
不勉強な私も長崎の原爆被害について触れることは多くなかったこともあり、小6の娘と鑑賞
本作は、原爆の凄惨さにくわえて、若い女性の看護を中心にそれぞれの思惑と悲劇が織りなされる
かつての原爆映画と違って、過激な描写は控えめになっているが、その悲劇性はなんら変わるものではない
何度観てもいくつになってみても、核への憎悪、もちろん根源たる戦争への憎悪を再確認する
あらゆる戦争を否定しよう
正義の戦争などない
後世に絶対に語り継がなくてはならない、歴史であり悲劇だ

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あっぽぴーず

3.5こらからの若い世代が観るべき映画です

2025年8月15日
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悲しい

今の時代に合わせた綺麗な仕上がり作品。
3人の看護学生にスポットをあてた作品設定です。
戦争、原爆の悲惨さがソフトですが、良く映像化されていました。そして疲弊していく中、3人が言い争う場面が非常に印象に残りました。
最後のメッセージも印象的でした。

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nami

5.0中学生の娘が皆に観て欲しい作品だと。

2025年8月15日
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知的

娘が観たいというので一緒に鑑賞しました。リアルに原爆の惨さを伝えてくれた映画です。まだ看護見習いの立場でこんなに沢山の死や惨状に向き合ったこと、観ていて胸が締め付けられました。鑑賞後、2人ともしばらく無言でしたが、娘がこの映画は、今を生きる全ての人に観て欲しい映画だねと語りながら帰りました。修学旅行で見たり聞いたりすることはもちろん大事で、娘も実際に足を運び色々学んでいますが原爆が投下されてからの1ヶ月が映像として入ってきた事が娘にはすごく響いたようです。低予算でもこれだけの大事な作品を作って頂いたことに感謝します。これを繋いでいける世の中でありますように。

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アミノ

3.5あと1週間・・・

2025年8月14日
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知的

第二次世界大戦の末期、看護学生の同級生で幼なじみの田中スミ、大野アツ子、岩永ミサヲは、大阪の空襲により学校が休校となり、長崎に帰郷した。久しぶりに地元へ帰って来た3人は、それぞれ家族や恋人との幸せな時間を過ごしていたが、1945年8月9日、原子爆弾が長崎に落とされ、日常は一変した。一瞬にして廃墟となってしまった長崎で、彼女たちは看護学生としての使命をまっとうしようと救護活動に奔走し・・・そんな話。

自分の家族の事も気になるのに、看護学生だから、という理由だけで強制的に救護活動に駆り出されるのはどうなんだろう、と思った。
あと1週間早く降伏してたら、という言葉が心に沁みた。たった6日後に8月15日を迎えたんだから。
長崎の原爆被害についての作品は広島に比べて少ない気がするが、本作もぜひ多くの人に観てもらいたい作品だなぁ、と思った。面白くはないけど、知っておく事の大切さを感じたいと思う。
スミ役の菊池日菜子、アツ子役の小野花梨、ミサヲ役の川床明日香、3人とも良かった。

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りあの

5.0時の権力者達はどんな映画を観て育ってきたのか

2025年8月14日
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怖い

一瞬の光ですべてが一転。
被災者は戦争による攻撃か、天変地異かすらもわからず、、、。
あと一週間早く負けていれば。そもそも戦争しなければ。
今だにいたる所で紛争、戦争、強奪が行われているが勝っても負けても被害は必ず出る。時の権力者は想像力が乏しいのだろうか?
こういう作品を政治家、軍人にはぜひ観て想像力を養って欲しい。
神ではないので赦すことはできないが、これまでのことは不問にして報復はしないから侵攻はやめて欲しいと願ったらどうなるのだろうか?

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けな

4.0終戦記念日のすいとん

2025年8月14日
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バブル時代に生まれた被爆3世の若い人に「昔はこんなものじゃなかった!」って憤るのはナンセンス。その時代のリアルな事はその時代に体験した人でしか語れないんです。無理にリアルに描く必要は自分はないと思います。従軍看護師が休養をしている場面はまるで白鳥が羽を休めているようで実に美しい。その当時のリアルな姿はそれにはほど遠いでしょう。でも彼女たちは、被爆者たちのために献身的につくした天使なんです。監督はそれを映像的に表現したかったのではないかな?この映画に批判的な人はこの監督の過去の作品見てほしい。この監督は絶望的な立場の人々に対する優しい視点を持った方です。終戦記念日の料理番組で再現したすいとんを見て、当時はそんなものではない!なんて言うのはやめましょうよ。それはその時代の真実を知るきっかけだと思って下さい。

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かぜ

5.0さすがの南果穂さん

2025年8月14日
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長崎の原爆投下直後からの約ひと月を描いた日々はもう地獄のよう。見習いの彼女たちには辛過ぎる。家族を失った者、恋人を失った者…そんな状況で看護する彼女たち。全編を通して暗く、笑いの起こるような場面もない。原爆投下前にはほのぼのとした描写もあるものの、これから起こる事を知っているので余計に辛い。そんな中、孤児院の南果穂の朗らかさに少し救われる。

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Pin

3.5楽しむことではない、感じることに意味がある。

2025年8月13日
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HGPomera

4.0水が飲める。水がおいしい。

2025年8月13日
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この言葉が全て。
当たり前のことが当たり前の環境に感謝!

自分は原爆も戦争も経験している世代ではないのだが、
その恐ろしさ(人間の愚かさ)を風化させないためにも本作が作られた意義は大きいと感じた。
戦争を知らない世代皆に観てほしい。

実際に当事現場で医療に従事していた全ての皆様に敬意を表します。

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SHO

4.5映像はいまいち、女性の演技はとてもよかった。

2025年8月13日
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怖い

驚く

もっとVFXを駆使できなかったのか 映像が雑な感じ。予算の関係? ストーリーはよかった。 その中で女性3人の演技はとてもよい。 名演技。 素晴らしい。 音楽も福山さんの音楽も印象に残りとてもよく 観てよかった。

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さく

3.5こういう戦争体験記は、それがほんの一面に過ぎないとしても繰り返し語り続けられなければならない。

2025年8月13日
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赤十字看護婦たちの手記が原案。
日本人にしか語れない、日本が作るべき映画なのだろう。
劇映画としては、もう少し何とかできなかったかと思う部分はあった。犠牲者の描写も緩い気がする。
しかし、後世に語り継ぐべき長崎の被爆体験をかたちにした点において、この映画の意義は高い。

3人の看護学生が、赦せるか赦さないかの議論を戦わせる場面が最も印象深かった。
人間には人を憎んだり恨んだりする回路が埋め込まれている。そうでなくても鬼畜米英のプロパガンダの下、家族や親しい人たちが米軍の無慈悲な殺戮の犠牲になるのを目の当たりにした少女たちだ。
それでも赦すべきだと説くクリスチャンの少女に対して、家族を亡くした少女は赦せないと言い、両親が無事だったもう一人の少女に八つ当たりをするが、そんな自分も赦せないと泣く。
大阪の看護学校が空襲によって休校となり、郷里の長崎に戻った少女3人。そこで原爆投下に見舞われたものの辛くも助かっていた。
固い友情で結ばれ、ともに過酷な救護活動に従事していたのだ。
田中スミ=菊池日菜子
大野アツ子=小野花梨
岩永ミサヲ=川床明日香
モデル出身の菊池日菜子と川床明日香が見事に演じていて、この二人を演技派の小野花梨が牽引している。
現在の田中スミだと思われる老婆の語りで映画は始まり、また彼女の語りで終幕する。この語りの声にキャスティングされた美輪明宏は長崎の被爆者だそうで、終幕に姿が映し出されるその老婆は手記を描いた看護婦の一人だという。
監督兼共同脚本の松本准平は、長崎の被爆三世だとのこと。

原爆が無差別殺戮であることは、東京大空襲も同じだ。だが、強烈な爆発で粉々になり、熱射によって黒焦げになるだけでなく、即死を免れたとしても放射能被爆が人間を破壊するのだから恐ろしい。
この映画では描かれていないが、被爆者とその家族への差別という市民同士の恐ろしい二次加害まで生みだした。

献身的に治療と救護を行う医療従事者は、長崎の被爆地にもいたのだ。薬もない、水もない、設備もない状況での懸命な救護活動が展開する。
悲惨な救護現場から離れようとする看護婦や、疲弊して患者を投げ出しそうになる医師の姿もあった。みんな人間なのだ。
一方、この惨状においても高圧的な言動の軍人はいたようだ。
当時の世相として人種差別があったことも描かれている。
これらの細かいエピソードには、リアリティがある。

毎年8月になると戦争を振り返る企画があちこちであり、テレビは各局が競って特番を組む。
今の若者たちは、そんなテレビからは離れてしまって、ブラウザやアプリの向こうに戦争とは無関係のコンテンツを求めているのだろうか。

日本の核保有をとなえる政治家が一部で支持を得るという現象に愕然とする。
核保有論の基盤には抑止力説があるのだと思うが、たまたま今は均衡が保てているだけなのだ。
いつ何時、過信しすぎた武力主義の元首が現れるか分からない。圧倒的な軍事力の差があるアメリカに戦争を仕掛けた80余年前の日本の指導者のように。

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kazz

5.0後世に伝えるべき作品

2025年8月12日
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世界に伝えたい作品でした

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デルマン

1.5こんなもん

2025年8月12日
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レクサス

4.5今だから価値のある映画

2025年8月11日
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核武装するのが安上がりでコスパがいいなどと軽々しく口にする政治家が登場する時代だからこそ、多くの人に見てほしい。(ちなみに核武装は開発コストから維持管理まで含めると膨大な経費がかかるものであり、安上がりでも何でもない。それを安上がりと言うのは無知・無教養以外の何ものでもない)
現実の長崎の現場は、この映画の何倍も壮絶なものだったと思う。まだ10代の看護師の資格も得ていない若者が、治療らしい治療もできない中で次々と人が亡くなっていく環境に身を置く辛さはいかほどだっただろう。
ラストに登場する、この経験をされた生存者の女性の目には、平和な日々を生きる我々がどんな風に映るのだろうか?と考えさせられた。
もっと多くの映画館で、もっと沢山上映して、もっと沢山の方に見てほしい。私が見た回は、小さいスクリーンながらもほぼ満席だったのだから、時間と機会さえあれば見たいと思ってる人は、多いはずだ。

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T A

4.0一瞬で焦土に化しあまたの人間を殺戮した原爆の恐怖を見よ

2025年8月11日
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かな

5.0観るまで躊躇しました。

2025年8月11日
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鹿野安兵衛

3.0看護師を通して知る原爆の悲惨さ非道さ

2025年8月11日
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自分の原爆の知識をさらに上書きされた作品。

原爆投下後の長崎の様子も垣間見ることができるが、
それ以上に診療所へ運び込まれる人たちを襲う
痛みや苦しみ、数々の死を目の当たりにし、
その度に火葬場へ見送るしかない看護師のやるせなさ、
これは観ていて本当に辛かった。

特に小野花梨演じるアツ子の溢れんばかりの怒りは
凄まじく、スクリーンからビシビシと伝わるほど。
小野花梨さんのイメージを変える演技だと思うし、
間違いなく菊池日菜子の代表作になったと思う。

私は「はだしのゲン」や『ピカドン』という原爆を
扱った作品に小学生の頃に出会い、
その惨たらしさに衝撃を受けるとともに
トラウマにもなったが、
本作はそれ以来の衝撃であり、
トラウマ級の作品となった。

原爆とは何をもたらすものなのか、
あらためて考えさせられる作品である。

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ひでちゃぴん

4.5今作ることに意義がある

2025年8月10日
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怖い

戦争体験者が少なくなり、記憶の継承が困難になっている今だからこそちゃんと体験者…被爆者の生の声を元にした映画は重要だと思う。被爆者の方々の姿はあんなものじゃなく、筆舌に尽くしがたいものだと思うけれども…でもこれは一人でも多くの人に届けるためのもの、あれくらいでいいと思う。今はある政党の候補者が核を持つことは低コストで抑止力として有効…と演説で平気で言って当選する時代になっている。そんな事を言っている人間は、いざという時あの光や痛みを自分の身に受ける事は絶対にないんだろうと思う。広島に原爆が投下された日、長崎に原爆が投下された日、はたまた終戦の日もわからない人々がいる中で、戦争に関することが形骸化することのないようにしていきたいと思えた作品だった。
 そして朝鮮人の差別のシ―ンだけど、絶対にこれには突っ込む人いるだろうなぁ…と思ったらレビューでも案の定言われている…。あの演出は(あの場であったとかじゃなくて、エンドロールにもあったけど)制作陣の義務感からだと思う。関東大震災でもそうだけと、あったところにはあったはず。あの時代朝鮮人を労働力として使っていたんだから。やらない人もいたんだろうけど…。清廉潔白な人間ばかりりではない。あの演出で誤解が生まれる可能性はあるけど…、でも、日本人はひどい目に遭ったけど日本人もひどいことをしていたという事を伝えることは、被害にあった…ということを伝えるのと同じくらい重要なことだと思うから。
 自分の学生時代は、戦時中の歴史について、戦争はよくないの一辺倒で学校でも触りだけのものだった…戦争に対しての振り返りができていないんだなぁ、という感じが否めず、やっと最近になってメディア…新聞が煽った、民衆の熱狂感もあった等々深く掘り下げられている。本当に今、ちゃんと生の声を残してほしいと思った。

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モモンガ