劇場公開日 2025年8月1日

「アメリカの2つの大罪」長崎 閃光の影で こう。さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 アメリカの2つの大罪

2025年8月17日
スマートフォンから投稿

泣ける

悲しい

怖い

戦争末期、戦後の日本の社会背景や国民の気持ちがよく分かる。「原爆は地獄だ」アメリカが憎くて憎くて仕様がない。英語を勉強したい、アメリカの本を読みたい、なんて絶対に言えない。そんな空気がこの国にあったのだ。僕は大学で英米文学を学んだ。でもこの映画をみたら英米文学を学んだこと、これから学ぶことに罪悪感を持ってしまう。もし出来ることなら戦争の記憶を忘れてしまいたい。もちろんそうすべきではないことは承知だが、そう思わずにはいられない。

アメリカには2つの大罪があります。1つは広島に原爆を落としたこと。もう1つは長崎に原爆を落としたことだ。たとえ日本の侵略戦争だったとしても、その2つの過ちは消えません。

この先、永遠に原爆が使われないように祈ります。

こう。
トミーさんのコメント
2025年8月18日

思想的な部分なので映画のレビューでは触れたくないですが、表題仰る通りだと思いました。
自国民の犠牲を少なく出来た!というのは多数の日本人やベトナム人を殺した免罪符にはならんという事ですよね。せめて一片の罪悪感は抱き続けてもらいたいものです、彼の国の人には。

トミー