「たった80年前の真実」長崎 閃光の影で naichinさんの映画レビュー(感想・評価)
たった80年前の真実
クリックして本文を読む
たった80年前の事。自分は戦争を知らない。けど両親、祖父母、知人から生々しい体験は聞けた。
後何十年かすればこの戦争も、関ヶ原等の様に歴史の中に埋もれて、物語になるのだろうか?
観てる間、そんな事を考えていた。
きれいな映画館で、良い環境で。片手にドリンク、自由に飲める。
そんな自分に少し罪悪感を抱く。
原作は当時の看護師達の手記を纏めた本。その為、映画も散文的で、出来がいいとは言えない。
また、予算がなかったのだろう、CGやセットはショボい。
戦時中にしてはみな綺麗すぎるし、特に野戦病院での彼女らの日々、汚れていく感じは表現されていない。
悔しかったろうな。予算さえあれば…そう思っただろう。
そこは批判しても仕方ない。
そして戦後80年目の夏。
「鬼滅の刃」がスクリーンを席巻している為、この映画は朝7時台の、誰が見るんだという、ひじょうに鑑賞しにくい上映時間に追いやられている。それが現実。
しかし、それで良いのか!?
興行側には、今、見せなくてはいけない映画を観てもらうようにしなくてはいけないのではないのか!?
この夏に!
シネコンはすごく見易すく、綺麗で便利な環境を作った。しかし、大切な物を無くしてないか!?
そして、それは自分自身にも言えるのではないか⁉️
#長崎閃光の後で
コメントする

