「看護師を通して知る原爆の悲惨さ非道さ」長崎 閃光の影で ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
看護師を通して知る原爆の悲惨さ非道さ
自分の原爆の知識をさらに上書きされた作品。
原爆投下後の長崎の様子も垣間見ることができるが、
それ以上に診療所へ運び込まれる人たちを襲う
痛みや苦しみ、数々の死を目の当たりにし、
その度に火葬場へ見送るしかない看護師のやるせなさ、
これは観ていて本当に辛かった。
特に小野花梨演じるアツ子の溢れんばかりの怒りは
凄まじく、スクリーンからビシビシと伝わるほど。
小野花梨さんのイメージを変える演技だと思うし、
間違いなく菊池日菜子の代表作になったと思う。
私は「はだしのゲン」や『ピカドン』という原爆を
扱った作品に小学生の頃に出会い、
その惨たらしさに衝撃を受けるとともに
トラウマにもなったが、
本作はそれ以来の衝撃であり、
トラウマ級の作品となった。
原爆とは何をもたらすものなのか、
あらためて考えさせられる作品である。
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あんちゃんさんのコメント
2025年8月11日
こんばんは。小野花梨さん、27歳で他の2人よりかなりお姉さんです。キャリアはとても長くて例えば「南極料理人」にも出演してます。個性的な顔立ちなんですかなぜか印象が残らず、最近でも「52ヘルツのクジラたち」とか「片思い世界」にも出ているようなんですが記憶にありません。本作がひょっとしたらキャリアハイになったのかも。あと、べらぼうの花魁と。
トミーさんのコメント
2025年8月11日
共感ありがとうございます。
涙と鼻水、凄い熱演でしたね。三人それぞれの温度差、立ち位置でしたが、原爆症発症で直ぐトライアングルが欠けてしまうのがショックでした。


