「戦後80年に相応しい素晴らしい作品」長崎 閃光の影で kuroroさんの映画レビュー(感想・評価)
戦後80年に相応しい素晴らしい作品
長崎に原爆が落ちた後の物語という事は、情報として、知っていたものの、地獄絵図のような惨劇やはり観ていて、辛かった。あの原爆の凄まじさは、映画館の大きなスクリーンで、爆音を重低音で、感じて欲しい。主人公が10代の女性3人の看護師というのが、とても良く、効いている。若い3人があの惨劇を経験し、どう思うのか、何を感じるのか。この若い子たちの思いが、この物語全体を包みこみ、心の奥底に染みわたってくる。そして、ラストの若い3人が歌う鎮魂歌のような美しい歌声に、涙が止まらなかった。この映画は原爆を知らない、日本の若い人たちに、世界中の人々に、届いて欲しい。この重く苦しく難しいテーマに身を投じた、松本准平監督に、3人の若い女優に、そして、エンディング曲をプロデュースし製作に名を連ねた福山雅治に、盛大な拍手を送りたい。
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