「アメリカが憎い」長崎 閃光の影で ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカが憎い
2025年劇場鑑賞218本目。
エンドロール後映像無し。
この世界の片隅にみたいに、前半長崎に暮らす人々の日常を描いて、情がわいた頃に原爆かなぁ、と思っていたのですが、割と早めに8月9日はやってきます。
なかなか被爆直後の病院をこれだけしっかり描いた作品はないと思います。本当コロナ禍の病院も真っ青の、地獄のような様相で、何もできず人が床で死んでいくのを見て普段忘れていたアメリカのしてしまった事に対しての怒りや憎しみが湧いてきます。劇中、それでも私は許す、というカトリック教徒の女学生のセリフが出てきますが、そんなカトリックもまとめて殺戮したのがアメリカなんだよなぁと思いました。この映画自体は全然アメリカは悪党だ、アメリカを絶対許すな、という作品ではないのですが、この現実を突きつけられると多少の悪感情は持たざるを得ないなぁと思いました。アメリカではこの映画観ないと鬼滅観たらダメとかにできませんかね?
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