劇場公開日 2025年8月1日

長崎 閃光の影でのレビュー・感想・評価

全120件中、1~20件目を表示

3.0彼女たちが捧げた青春と命を見て私たちにできること

2025年8月2日
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鑑賞方法:映画館

原爆投下直後の長崎で、命を救おうと奔走していた日本赤十字社の看護師たちによる手記「閃光の影で-原爆被爆者救護赤十字看護婦の手記―」を原案に、当時看護学生だった少女たちの視点から原爆投下という悲劇を描いた作品。

映画のクオリティという点を見れば、とても粗が目立つ。
予算の少なさからか、2時間ドラマのようなCGや、作り物とわかるようなリアリティのないセット、様々な手記のエピソードを繋ぎ合わせたからか、とっ散らかった印象のある脚本。

正直先週公開となった戦争映画の「木の上の軍隊」を先に見ているだけに、どうしても比べてしまう。

しかし、戦後80年経った今、当時10歳だった人も今では90歳。この先いつか訪れる、戦争経験者がいない世の中になったとき、代わりに語ってくれるような映像作品はたくさんあるに越したことはないと思う。

どうしても原爆といったら広島の方が大きく捉えられがちになってしまうが、あと1週間降伏が早ければ多くの命が助かったと思わずにはいられない、長崎の原爆に対してのやり場のない気持ちに胸が締め付けられる。

なぜもっと早く降伏できなかったのか。
なぜこれほどまで国民の命を犠牲にする道を突き進んでしまったのか。
彼女たちが捧げた青春や命の分、現代の私たちはこの「なぜ」を考え続けなければいけないと思った。

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AZU

4.0不安、痛み、勇気、献身。被爆者を救護した彼女らの魂が80年後の私たちに届く

2025年7月29日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

少ない予算ながら、高く尊い志が伝わる力作だ。

被爆直後の長崎で救護にあたった女性たちの証言をまとめた「閃光の影で 原爆被爆者救護 赤十字看護婦の手記」を原案とし、やはり長崎の被爆を題材にした劇映画「TOMORROW 明日」(1988年)の製作を担った鍋島壽夫、長崎出身の被爆三世である松本准平が監督と共同脚本、さらに保木本佳子も脚本に参加。看護学生3人の視点で、原子爆弾が投下され爆発した瞬間の衝撃や、直後の状況、次々に運び込まれる重傷者たちの救護に献身する姿を描き出す。

愛国少女的なアツ子(小野花梨)、カトリック信者のミサヲ(川床明日香)、純朴なスミ(菊池日菜子)という具合に、主要キャラクター3人の背景や言動の傾向に差異を出すことで、限られた本編尺の中でさまざまな視点からのエピソードのバリエーションが生まれている。証言のすべての要素を盛り込むことは不可能で、取捨選択は当然ながら、たとえば敗戦後も民間人を見下して威張り散らす軍人に言い返したり、助けを求める朝鮮出身者を拒絶したりといった短い描写に、美談にするのではなくネガティブな面も避けずに語り継ぐ姿勢がうかがえるのもいい。

まだ原爆そのものが一般に知られていない時代、誰も経験したことのない市街の壊滅と膨大な死傷者に直面した彼女たち。恐怖や不安、痛みと喪失を抱えながらも、懸命に勇気を振り絞って救護にあたる姿、その心持ち、魂が80年の時を経て私たち観客に確かに伝わってくる。とくに若い世代に届くといいなと願う。

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高森 郁哉

3.5不穏さを増すこの現代世界に伝えるべき記憶

2025年7月24日
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鑑賞方法:試写会

80年前の記憶を伝える本作は、言うなれば正解のない映画だ。あの日の惨状をどれだけ詳述しても十分過ぎることはなく、かと言って、それだけに留まると観客の胸に届くべきドラマ性が薄まってしまう。おそらく題材を掘り下げれば掘り下げるほど描くべき要素は増えるばかりで、何をどう削ぎ落として作品を紡ぎ上げるかは葛藤の連続だったに違いない。その末に生まれた、3人の新米看護師を視座に据えた物語構造を私は評価したい。10代の少女にとって現実は過酷だ。あの日あの時、彼女らは何を見て、何を感じたのか。私の祖母も当時ほぼ同齢だったことに鑑賞中ふと気づき、胸に込み上げるものがあった。また、本作は惨状を描くだけでない。生き残った者が明日を生きようとする。そうやってこの広い空を繋いでいく映画でもあるのだと感じた。日々、不確実性を増す世界で、本作が心と理性の防波堤となって、人々に何かを感じるきっかけをもたし続けることを願う。

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牛津厚信

4.5助けても助けても死んでいく… そんな中で生きるとは…

2025年8月24日
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鑑賞方法:映画館

『長崎ー閃光の影でー』 長崎への現場投下直後に救護活動にあたった看護学生の少女3人を描いたドラマ。

助けても助けても死んでいく。
水をあげると死ぬと言われていたけど、「どうせ死ぬのに…」
看護師としての責務と、自分自身の幸せを望むこと。
救いの中での差別。
憎しみと赦し。

矛盾が一気に押し寄せてきて、答えなんかでないけど、それでも生きていく。

という感じで、号泣、というよりは、じわっと感じるものがある。

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うさぎぐ

4.5タイトルなし(ネタバレ)

2025年8月23日
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りゃんひさ

3.0一見の価値あり

2025年8月18日
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悲しい

斬新

原爆投下直後の長崎で看護学生の活躍を描いた作品は初めて観ました。

確かに突っ込み所はたくさんありますが松本准平監督のこの作品に対する思いは伝わってきました。

少ない予算の中、説明過多にならないようにどうやって観客に感情移入させるか松本准平監督の苦労が伺えます。

見応えのある作品でした。

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クロレッツ

4.5戦後80年にふさわしい作品

2025年8月17日
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戦後80年は若い世代に語り継ぐ最後の年代と言われています。その中にあって、赤十字の救護に当たられた方たちの生の声を集められ、作品に仕立てられたことに本当に敬意を表します。お金さえあれは欲しいものが手に入る、ますます物質的に豊富になっていくいま、この時代の大変さが身につまされます。
若い俳優の皆さんの熱演に感謝。

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ぎゃめ

4.0アメリカの2つの大罪

2025年8月17日
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泣ける

悲しい

怖い

戦争末期、戦後の日本の社会背景や国民の気持ちがよく分かる。「原爆は地獄だ」アメリカが憎くて憎くて仕様がない。英語を勉強したい、アメリカの本を読みたい、なんて絶対に言えない。そんな空気がこの国にあったのだ。僕は大学で英米文学を学んだ。でもこの映画をみたら英米文学を学んだこと、これから学ぶことに罪悪感を持ってしまう。もし出来ることなら戦争の記憶を忘れてしまいたい。もちろんそうすべきではないことは承知だが、そう思わずにはいられない。

アメリカには2つの大罪があります。1つは広島に原爆を落としたこと。もう1つは長崎に原爆を落としたことだ。たとえ日本の侵略戦争だったとしても、その2つの過ちは消えません。

この先、永遠に原爆が使われないように祈ります。

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こう。

3.580年前に終わった戦争のことを忘れないで。戦後を戦前にしないためにも覚えていて。当時を生きた人たちからの、そんなメッセージが込められた作品です。

2025年8月17日
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もりのいぶき

4.0涙ぐんでしまいました…

2025年8月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

ぼんやりと受身で鑑賞してはいけない作品。

頭をフル回転させて、想像力を働かせながら鑑賞しなければならない作品である。

抑えた映像と演出が心に刺さるのである。

原爆の悲惨さは筆舌に尽くせないこととは思う。でも、はだしのゲンのような、作者の気持ちが入りすぎた、過剰な演出や表現は、逆にこころがひいてしまう。

わたしの祖母、母はいわゆる戦争体験者であるが、その体験談は意外に地味なものである。それは、自分が見たもの体験したものがすべてであるからだろう。当時に戦争被害の全体を知るすべはないし、本当の悲惨さを経験した人びとは、命を落とされた方々だろう。だから、その後の情報で、自分の体験を脚色することなどはできないのである。それが同じ時代を生き、そして命を落とした人びとへの鎮魂であると思う。

この作品は、祖母や母の体験談を聞いているような感じがするのである。
未熟な見習看護婦に、ヒーロー的な活躍もできるはずもなく、自分の無力さに揺れる心が痛々しい。

戦後80年過ぎても、戦争体験者の話というのを聞く。本当だろうかと思ってしまうのは余りに不謹慎なのだろうか?

祖母は20年以上前に他界、母は85を過ぎ、静かな余生をおくっている。

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うさぎさん

3.5たった80年前の真実

2025年8月16日
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naichin

4.0それでも明日へ生きていく。

2025年8月16日
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泣ける

悲しい

怖い

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デブータ

4.0なんと言えば良いのだろう。言葉が見つからない。

2025年8月15日
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泣ける

悲しい

知的

この映画を見たいと思い映画館に行きましたが。まず、鑑賞させていただいたというのが実際の所。戦争の描写は大和や、特攻のような悲劇的なものから、沖縄戦のような悲惨なものを思い浮かべる事かと思いますが。この映画は長崎に原爆が落とされる日、その時どうであったか。そしてその瞬間からの激動の日々が描かれます。私はこの映画を通じ上手く言葉に出せないですが、ただ、戦争とは全く価値なく、生むのは憎悪、惨劇だけであり、なにも生まないと言うこと。そうした日常の中でも救いはただ死にいく命だけでなく、生まれてくる命もあるのだということを感じ取りました。また、私がこの映画を鑑賞したことにより、この映画を鑑賞することは、今一度命の大切さ、戦争の無意味さを考えるきっかけになるのではないかとさえ思ったので、あらゆる日本人、更には世界に発信して欲しいとさえ願います。最後に。先の戦争でお亡くなりになられた方々に追悼の意をこの場を借りてお伝えさせていただきます。

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ペンタコポンタコ

4.0抗いようのない地獄 語り継がれるべき映画だった。 語り部が減ってい...

2025年8月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

抗いようのない地獄
語り継がれるべき映画だった。
語り部が減っていくのはどうしようもないが
映画作品として永遠に残り、それは後世に残る。
残ることと、そこから学ぶことは未来にいくらでも出来る。

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とり

4.0被爆地は1つじゃない

2025年8月15日
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泣ける

悲しい

怖い

原爆被害はえてして、一発目で被害の大きい広島に目がいきがちだが、長崎も凄惨な原爆投下をされた場所であることを忘れてはいけない
不勉強な私も長崎の原爆被害について触れることは多くなかったこともあり、小6の娘と鑑賞
本作は、原爆の凄惨さにくわえて、若い女性の看護を中心にそれぞれの思惑と悲劇が織りなされる
かつての原爆映画と違って、過激な描写は控えめになっているが、その悲劇性はなんら変わるものではない
何度観てもいくつになってみても、核への憎悪、もちろん根源たる戦争への憎悪を再確認する
あらゆる戦争を否定しよう
正義の戦争などない
後世に絶対に語り継がなくてはならない、歴史であり悲劇だ

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あっぽぴーず

3.5こらからの若い世代が観るべき映画です

2025年8月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

今の時代に合わせた綺麗な仕上がり作品。
3人の看護学生にスポットをあてた作品設定です。
戦争、原爆の悲惨さがソフトですが、良く映像化されていました。そして疲弊していく中、3人が言い争う場面が非常に印象に残りました。
最後のメッセージも印象的でした。

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nami

5.0中学生の娘が皆に観て欲しい作品だと。

2025年8月15日
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悲しい

知的

娘が観たいというので一緒に鑑賞しました。リアルに原爆の惨さを伝えてくれた映画です。まだ看護見習いの立場でこんなに沢山の死や惨状に向き合ったこと、観ていて胸が締め付けられました。鑑賞後、2人ともしばらく無言でしたが、娘がこの映画は、今を生きる全ての人に観て欲しい映画だねと語りながら帰りました。修学旅行で見たり聞いたりすることはもちろん大事で、娘も実際に足を運び色々学んでいますが原爆が投下されてからの1ヶ月が映像として入ってきた事が娘にはすごく響いたようです。低予算でもこれだけの大事な作品を作って頂いたことに感謝します。これを繋いでいける世の中でありますように。

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アミノ

3.5あと1週間・・・

2025年8月14日
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知的

第二次世界大戦の末期、看護学生の同級生で幼なじみの田中スミ、大野アツ子、岩永ミサヲは、大阪の空襲により学校が休校となり、長崎に帰郷した。久しぶりに地元へ帰って来た3人は、それぞれ家族や恋人との幸せな時間を過ごしていたが、1945年8月9日、原子爆弾が長崎に落とされ、日常は一変した。一瞬にして廃墟となってしまった長崎で、彼女たちは看護学生としての使命をまっとうしようと救護活動に奔走し・・・そんな話。

自分の家族の事も気になるのに、看護学生だから、という理由だけで強制的に救護活動に駆り出されるのはどうなんだろう、と思った。
あと1週間早く降伏してたら、という言葉が心に沁みた。たった6日後に8月15日を迎えたんだから。
長崎の原爆被害についての作品は広島に比べて少ない気がするが、本作もぜひ多くの人に観てもらいたい作品だなぁ、と思った。面白くはないけど、知っておく事の大切さを感じたいと思う。
スミ役の菊池日菜子、アツ子役の小野花梨、ミサヲ役の川床明日香、3人とも良かった。

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りあの

5.0時の権力者達はどんな映画を観て育ってきたのか

2025年8月14日
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泣ける

悲しい

怖い

一瞬の光ですべてが一転。
被災者は戦争による攻撃か、天変地異かすらもわからず、、、。
あと一週間早く負けていれば。そもそも戦争しなければ。
今だにいたる所で紛争、戦争、強奪が行われているが勝っても負けても被害は必ず出る。時の権力者は想像力が乏しいのだろうか?
こういう作品を政治家、軍人にはぜひ観て想像力を養って欲しい。
神ではないので赦すことはできないが、これまでのことは不問にして報復はしないから侵攻はやめて欲しいと願ったらどうなるのだろうか?

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けな

4.0終戦記念日のすいとん

2025年8月14日
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バブル時代に生まれた被爆3世の若い人に「昔はこんなものじゃなかった!」って憤るのはナンセンス。その時代のリアルな事はその時代に体験した人でしか語れないんです。無理にリアルに描く必要は自分はないと思います。従軍看護師が休養をしている場面はまるで白鳥が羽を休めているようで実に美しい。その当時のリアルな姿はそれにはほど遠いでしょう。でも彼女たちは、被爆者たちのために献身的につくした天使なんです。監督はそれを映像的に表現したかったのではないかな?この映画に批判的な人はこの監督の過去の作品見てほしい。この監督は絶望的な立場の人々に対する優しい視点を持った方です。終戦記念日の料理番組で再現したすいとんを見て、当時はそんなものではない!なんて言うのはやめましょうよ。それはその時代の真実を知るきっかけだと思って下さい。

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かぜ
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