メイデンのレビュー・感想・評価
全26件中、21~26件目を表示
どこかに連れ去られそうな田舎の日没の奥の闇
カナダの新鋭監督か。グレアム・フォイ。もの凄くヨーロッパ系の感覚で写されたカナダインディペンデントというか、やっぱりドランとかの次の世代なのかな。とにかくカナダの田舎の嫌な感じだったり、美しいとこだったり、怖いとこだったり、ぞっとするところだったり、強烈でポエティックなリアリティの積み重ねで見たことのない幽玄な、というかヒリヒリするほど切ない感情が紡がれる。あんな日没は怖い。真っ暗になる直前の風の音は怖い。普通に営まれる高校生活から脱線していく男Aとか女Aとか。ほんと暗闇にふらっとさらわれてく感覚は、どこか「銀河鉄道の夜」みたいやテイストもある。
『アフターサン』とかもそうだけど、この映画でないと捉えられない言葉にならないもろく切ない感情とフィルム撮影と音と音楽がすごすマッチしていた。
親友からさよならを告げられるメールを部屋でみているホイットニーの横顔や刺してくる日差しやグラスの氷とか、こういったものの表出がうまいし怖い。
アプローチが凡庸
next ten years…
親友が悲劇に見舞われた高校生と、友人関係に悩む同級生の喪失感の話。
いつもつるんでいるスケボーキッズのカイル&コルトンだったけど、ある日調子にノッちゃうカイルが…と巻き起こっていく。
みんなが気遣ってくれるけれど浮かないコルトンをじっくりみせて行く展開で、どうなっていくのかと思ったら、ある日missingホイットニーでパートが移り変わり…。
ホイットニーに関してはわがままというか自己中にも感じるところがあって、これをじっくりみせられてもなんだかねという感じ。
そしてこれはファンタジー?過去ではないよね…そしてラストのコルトンで、えっ!そういうこと???
色々と解釈はできるけれど、この流れならホイットニーはどうなの?と思ってしまった。
映画館で観てよかった
光のノイズだらけ、ざらついたフイルムは映画館でないとその効果が、わたしには届かなかった
と思います
きっかけは
なんかしながらで、映画番組で予告を見かけただけ。
ロジャー・ミラーのDear Heartが流れてきて、予告にちゃんと耳を傾けました
楽曲とスケボー少年の映像観てなんとなくジョナ・ヒルのMid90sを期待して
足を運んできました。
ぜんぜん違う感じです。
これはこれで楽しめました。
標準な映画だときれいな顔が多いですが
カイル以外はみんな肌がきたないのも、10代のリアルを写し撮ってるのかもしれません。
エンドロール、カイル役の俳優とタイトルデザイン担当が名前、一致してました
メイデンのストリートグラフィック自体が彼の手によるものなんでしょうか?
あれ、かっこいい
いろんな意味でまた映画であいたい方です。
全26件中、21~26件目を表示





