「一瞬も飽きることのない緊張感が持続」ベテラン 凶悪犯罪捜査班 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
一瞬も飽きることのない緊張感が持続
連続殺人鬼の真犯人はすぐわかるんで、ミステリー的な要素は薄いものの、次の展開が全く読めず、最後まで一瞬も飽きさせない緊張感と面白さ!
観終わっての爽快感は前作の方が良いですが、今の世相を反映しているリアルタイム感は本作がよりあった。
私刑を煽って視聴回数・投げ銭を得ようとする詐欺YouTuber「正義部長」が、動画でデマを撒き散らかす日本の某反社政党党首顔の特徴を模した感じで、「生きているだけで害悪」な人間が存在するのが伝わってきつつ、国が違っても詐欺師の顔って似るのかなと思った。
韓国映画ではだいたい警察が無能か間抜けか汚職まみれなんですが、凶悪犯罪捜査班は珍しく有能ぞろい。
しかしラスト近くで、やっぱり凶悪犯罪捜査班以外の警察は無能とよくわかる感じ。
あと、エンドロール後にポストクレジットあり。
これ、続編制作、シリーズ化する気満々でしょう。
もし作られなくても「真犯人を死なせて(殺して)おかなくてよかったのか?」というテーマを、さらに引き立てた工夫であり、唸りましたから、今後どうなっても無問題。
ってなわけで、明るくなるまで立たないことを推奨。
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