禁忌島
2024年製作/90分/フランス
原題または英題:Marae
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジャック・クルーガー
- 製作
- ジャック・クルーガー
- マチュー・アジェロン
- ジャン・マイケル・アルバート
- 原案
- ジャック・クルーガー
- ジャン・マイケル・アルバート
- 脚本
- ファビアン・アッダ
- 撮影
- アントニー・ディアス
- 音楽
- エチエンヌ・フォルジェ
-

アデル・ギャロワ
-

マリー・ザブコベック
-

マリリン・リマ
-

オーレリアン・ルコワン
2024年製作/90分/フランス
原題または英題:Marae

アデル・ギャロワ

マリー・ザブコベック

マリリン・リマ

オーレリアン・ルコワン
ファンの人には申し訳ないですが、期待したほどじゃなかったです。
このての映画ってのは、秘密の島に何があるんだ?ってところが、かなりウェートを占めると思うんです。でも、冒頭からいきなり核兵器の話をしちゃってるんで、それ絡みだろうと予想がつくんですよね。
核汚染でモンスター(ゴジラみたいなとか、巨大化した生物とか)が登場すると思ったら単なる被爆者の集団?でした。
唯一の被爆国である日本人からしてみれば、被爆者を敵対視扱いする本作はどうなんだって怒りにも似た想いが多少あります。
おそらく、その根底には核に対する批判も込めてあるとは思うんですが、う〜ん、どうなんだろう。
全くのフィクションとして、割り切った展開(「悪魔の毒々モンスター」みたいな怪物でコメディにしちゃうとか)になってれば、別の意味で楽しめたかもしれないけど、中途半端にリアルだったかな。グロいシーンも無かったし。
一番の敗因は女優陣に魅力を感じなかったところです。
こういう映像撮るのが上手い人達が作ったのか?と思う程度にきれい。
ただ、女の子4人組でよく知りもしない無人島に行ってサーフィンして安全に遊べると言う感覚が海外にあるのかは疑問。
誘拐もざらにある
悪意のある民族間のトラブルなど掃いて捨てるほどある
それを知らずに育つようなアホがそんなにいるもんなのか?
生殺与奪を握られてるのにまだ感情が先走ったりする。
なぞの部族も住処や生活レベルは前時代的なのに武器は銃火器使ってるのが凄い違和感ある。
ボロっちい檻に閉じ込められても逃げる方法も考えずギャーギャー喚くだけのヒロインにも呆れる。
まぁヒロインたちが阿呆でなけりゃ物語は成立しそうにないから仕方ないけど、アホが過ぎる。
ヒロインたちも底抜けのアホだが、仲間を失ったとか言ってる案内人もクズでヤバいと分かってるような所に女の子4人組を置いてくようなマネすんなと思う。
襲ってきた島民は核実験の犠牲者で実験後の状態を確認されていた人々の割に元気。
主人公もキズの状態や左右が変わったり適当な作りで、助かったのが不自然過ぎる。
ラストなどサーフィンのパドリングと複数が漕ぐカヌーのスピードを考えると見る間に追いつくのではと思ったが波にまけて転覆するカヌーを尻目に波を潜って逃げ切る主人公…。
正直、バッドエンドでエエわと思う。助からんでエエわ
リーダーになる人がどんな人なのか。
チームの一員としてもリーダーを選んだ責任はある。
常にリーダーの動きやその善悪を確かめなくては
ならない。
チーム全員の安全を守れるリーダーなのか。
チームみんなを滅ぼしても自分だけは生き残る人なのか。
そう、世間でもそうですよね。
カルトや新興宗教・ネズミ講等の勧誘にもみられる
(良い人ぶって人を集めてリーダーの位置をとり弱者を食い物にする)偽善者というほぼ悪人。
この作品の主人公は(皆んなは亡くしても)
自分だけ生き残るタイプの人。
(あれだけ手榴弾とかあるんだから助けに来た人位、助けなさいよ!
あなた!
あなたが皆んなを助けなかったようなものだよ。
と思うが、サーファーだから脳ミソも筋肉で、ソコまで頭がマワらないのだ。
仕方ない。)
ソレがわかる、そんな人には気をつけようという教訓噺。
サーファーの悲劇なので、舞台となる海や水中撮影などはよかった。