劇場公開日 2025年3月28日

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「多彩な表情と感情の変化に釘付け」FEMME フェム HKさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0多彩な表情と感情の変化に釘付け

2025年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

緊張感のあるストーリー展開や会話は勿論のこと、
ジュールズとプレストンの、内面に感情の裏表を抱えている状態における、
誘惑、困惑、逡巡、葛藤、恐怖、支配、隷属、安堵、茫然など、
多彩な感情や多層的な表情の変化の表現が素晴らしく、魅力的で釘付けになる。

ほとんどが夜の時間帯の出来事で、
赤、青の人工的な照明光の多い、暗い闇を背景にしているシーンが多いので、
彼らの表情が一層強調され、キャラクターにグッと集中、引き込まれる。

同性であるが故の困難さや複雑な事情、状況はあるが、
それを差し引いてもラブストーリーとして切なく、胸に迫るものがある。

HK