劇場公開日 2025年5月16日

  • 予告編を見る

「背徳の魂」ノスフェラトゥ とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 背徳の魂

2026年1月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

おどろおどろしくも思わせぶりな演出で尺を伸ばす鬼才ロバート・エガース節炸裂で、演出を楽しむ作品。ゴシック様式と言うか、陰影の美学冴え渡る魅惑的な雰囲気作り・画作りによる唯一無二圧巻・圧倒的な映画体験。つまり、分かりやすい恐怖は控えめで心に巣食う感じだからハマらない人はハマらないだろうし、眠くなりすらするかもしれない。
まったくビル・スカルスガルド(ペニーワイズと本作でモンスター俳優決まり?)に見えないタイトルロールに、今アツい引っ張りだこのニコラス・ホルト、ゴールデン・グローブ賞まで受賞しているのになぜかあまり主役にならないアーロン・テイラー=ジョンソン、そして超安定のラルフ・アイネソン、ウィレム・デフォーといったオールスターキャストの中でもとりわけ注意を引く圧倒的なリリー=ローズ・デップのハイテンション演技が異彩を放ち、際立っている。
"神の摂理"「あの方が来る」かわいい花嫁しか目にない背徳の魂と、冒涜の化身。俗世に溢れた欲望や醜さ、災厄を終わらせる大義のための贖罪として犠牲となることを強いられる命。吸血というセックスの代替行為。自分たちの平和や利益のために、個人(女性)を差し出す・献上するという、フジテレビ体質。鬱病や心の闇についても描く。

コメントする
とぽとぽ
PR U-NEXTで本編を観る