「マニアックに拘り過ぎ」ノスフェラトゥ コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
マニアックに拘り過ぎ
本作はカラーながら、意図的にモノトーンのシーンが多く挿入されていました。
特にベタ黒=漆黒の使い方や、カメラワークが印象的で。
これは、吸血鬼=人間に疫病と死をもたらす不死の悪魔であり、オルロック・ノスフェラトゥを闇の支配者として描くためだと思いました。
そして、1838年(おそらくリメイク元の『吸血鬼ノスフェラトゥ』合わせの設定かな?)当時の美術、衣装、建築様式などに拘りまくっていて、相当にマニアック。
全体に映画というよりアートっぽくて、一般の映画ファンには今の時代にどうなのかというくらい画面作りさえ古臭さを感じる部分もありました。
面白いというよりは、めちゃくちゃこだわってて、金がかかってる、というのを茫然と見てたみたいな133分でした(つまらなくはない)。
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