岸辺露伴は動かない 懺悔室のレビュー・感想・評価
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話の展開よりも〜表現力
普通の演技だったら面白い!!
とは思わなかっただろぉ〜。
ストーリー的には大体は推測通り
だが!!
今回は役者さんの表現力に光が当たった作品だと
自分は思う。
大袈裟過ぎず!!
叫ぶ所は叫んで
死を直面した時は
人間としての乱れ方とか??
映画を観ながら
本を読んでる感じでした(^o^)
ただ、-0.5は
話が推測できる感じで
もうひと捻り欲しかったなぁ〜って
思ったけど〜。
時間的にキツかったのかなと?
全体のバランスが前半に寄り気味に。後半は…
懺悔室の尺を映画にして表現した上で本来の「岸辺露伴は動かない」を表現するとこうなるのかという感じで、
前半の原作ベースがかなりエキサイティングだっただけに、後半が「アレ?終わり?」という感じで、あっさり終わったように感じました。
ただ、役者さんの熱量と作品に対するリスペクトが非常に高かったのと、オールベネツィアロケを謳いながらも出過ぎてない日常の静寂な延長感、それでいてちゃんと美しく思える映像であったり、ちゃんと映画館で観ておいてよかったと思える作品のように思えました。
主人公役の高橋一生さんも仰っていた通り「一番岸辺露伴してる」の意図を汲むと、本来の「岸辺露伴は動かない」はこういうことなんでしょうか?
個人的には、前作「ルーブルへ行く」の方が映画的に鑑賞の余韻は深く長かったし、好みでした。
でもこれはこれで「岸辺露伴」としてはアリ?かな?
人物像が詰まらない。夫婦のイタリア旅行見せられても困る。
横綱大の里の誕生で話題沸騰の中、
今日は「岸辺露伴は動かない 懺悔室」をみました。
2023年:岸辺露伴 ルーヴルへ行く
2025年:岸辺露伴は動かない 懺悔室
劇場では2作目。
漫画ベ-ス作の実写化。
前作ルーヴルへ行くは まだ青年時の露伴などが描かれていて
それなりに楽しめた所もあったと思う。雰囲気は良かった。
画について黒の中でも最も濃い黒・・・みたいな所が興味があった。終盤はぐだぐだで そこは惜しかったが。
今作は懺悔室の逸話で、「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いの告白の話。
映画なのに TVの世にも奇妙な物語を見せられてるレベル。
全編イタリア(ヴェネツィア)ロケ。背景撮りはシッカリしてるのにな。
何か空回りしてる展開絵に思うのよ。ロケが勿体ない感じ。
仲が良い夫婦旅行兼ねてんのかとある意味思ったな。
そもそも露伴の人物像が人間らしく無くて、高圧的な態度が好きじゃない。
だから観てても感情の波が浅く思う。
・浮浪者見捨てる ⇒ 条件にてコキ使う ⇒ 死ぬ ⇒ 悪霊的に成る? 相手を呪う? (グリム童話的)
・自分の運気爆上がる ⇒ 絶頂(子供幸せ)で絶望(子供不明) これを予期し 自分の身代わりを立てておく(世話係と自身の入れ替わり)。
悪霊からの試練 課題:(高く投げ食いの発想がショボく思う)
ポップコ-ン3回投げて食うチャレンジ ⇒ 失敗 ⇒ 自分が呪われて死ぬ (実は身代わりが死ぬ) つまり 助かる訳。
疑問:悪霊たるもの 生身の人間の考える知恵などお見通し。よって身代わりしたのは悟れるはず。 だから 相手を間違わず呪い殺せると思うのだが。
・実は子供は生きていた?仮面職人(マリア)として。
結婚する ⇒ 幸せの絶頂 ⇒ 銃で撃たれて死(絶望)でも空砲と血のりで死んだと見せかける。 ※これも悪霊は簡単に悟れると思うのだが。
呪いと称しているが実にいい加減な都合の良い物に置き換えられていると感じるのだが。信仰上の本物の呪いとはこんなものでは無いなと思う。
時間のある方は
どうぞ。
原作のキレが良すぎるせいで蛇足感がある
原作は短い読み切り作品なので、映画の尺に合わせるためにストーリに肉付けがされて主人公の露伴先生たちも出番が増えている
が、どうしても尺の都合や主人公たちの露出という都合があっての肉付けに感じてしまい蛇足に感じる展開が多かった
そもそも原作の話は直接露伴とは関係なく、個人的には好奇心から非日常を覗き込んだ露伴に世にも恐ろしいものが目の前を通り過ぎるという不気味さと不用意に人の秘密に踏み込んだ後味の悪さが醍醐味な物語だと思うので、ここまでがっつり介入してしかも解決に関わってしまうと作品としては全然違うテーマにはなってしまう
もちろん原作と同じものを作らないとダメというわけではないが、わたしの中での岸辺露伴はここまで積極的に人のために動く人間ではないので原作でただ男を見守って帰ってきた露伴を知っている身としてはそこには違和感を感じた
また話のオチも原作程のビックリ感はなく、まあそういう展開で終わるのねという予想でもできたので、やはり原作で最期に男が去っていくシーンほどのキレ味の良さと驚きは感じない
ただ、これらは全て原作の懺悔室の話を事前に知っており、そこと比べてしまう視点で見た話なので、原作を関係なしに見た場合では感想は変わるかもしれない
それでも展開のテンポはヴェネツィアの風景や景色を見せる必要があったのか長めでやや冗長に感じたが、脚本の筋とは別にしたシーンごとの岸部露伴の行動やセリフ回しなどの解像度は高く、こういう状況なら岸辺露伴ならこういうことを言うだろうなというニュアンスはとても満足できた
露伴シリーズではないがジョジョシリーズで出てくるミラグロマンのような現象に岸辺露伴が出会ったらおそらくこうなるだろうと思えるようなシーンもありそのあたりは面白かった
総評するとタイトルのような一言にはなるが、高橋一生主演のドラマ化自体は悪くないと思う
個人的な好みとして背中の正面やザ・ランのように50分程度の尺でテンポよくまとめていればもっと面白かったのではないかという感想になる
ベネツィアの街が美しい!
ドラマも映画も観ててその続編ということで鑑賞しました!
漫画家・岸辺露伴はヴェネツィアの教会で、仮面を被った男の恐ろしい懺悔を聞く。
それは誤って浮浪者を殺したことでかけられた「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いの告白だった。
幸福から必死に逃れようと生きてきた男は、ある日無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。
その瞬間、死んだ筈の浮浪者が現れ、ポップコーンを使った試練に挑まされる。
「ポップコーンを投げて3回続けて口でキャッチできたら俺の呪いは消える。しかし失敗したら最大の絶望を受け入れろ…」。
奇妙な告白にのめり込む露伴は、相手を本にして人の記憶や体験を読むことができる特殊能力を使ってしまう…。
やがて自身にも「幸福になる呪い」が襲いかかっている事に気付く。
原作は未読で鑑賞しましたが楽しめました!
出演者も高橋一生さんや飯豊まりえさん、井浦新さん、玉城ティナさんぐらいで他は誰が出るかも知らない状態でした笑
戸次重幸さんが浮浪者役だったのはびっくり😳
最初は全然わからなかったし声を聞いてわかりました…
足を掴むところはなかなか怖かったですね
あと舌に出てきたのはほんとに気持ち悪かった…
でもポップコーンの使った試練シーンはちょっと笑ってしまいました…笑
役を演じてた大東駿介さんも笑ったって言ってましたね!
あの必死さはすごかった
結局は失敗するんですけど走って逃げて途中で何かにぶつかってお腹を切った?
血が出てて臓器が出てるっぽかったしそこがよくわからなかったですね…
そして整形して顔を入れ替えてるとは…
だから懺悔室で話せてたのね
そして幸せの絶頂で絶望を味わう呪いはなかなかにきつい…
常に不幸を感じ続けなければいけないし終わりがないのが怖い!
人によって絶対は違うし娘がいるがわかった時点で絶望は娘が死んでしまうことかなと思ったらまさかのその通りになるとは…
しかも死ぬ演技してた!
でもそんなので呪いを騙せるとは思わなかったしそもそも顔を整形して顔を入れ替えても気づかないというかわからないの🤔
そこがもやもや笑
呪いは強い思い込みだったのかも?
でも露伴にも呪いもうつるんだと思ったし最後の芝居のあとには消えてたからそこもちょっと気になった…
あと全く関係ないですが泉のキャリーバッグの小さすぎる笑
一泊ぐらいの量だった笑
個人的に前作のほうが好きですがこの映画も面白かったです!
ベネツィアの街もとても美しくて素敵でした☺️
エンディングもずっとバックで映像が流れててよかったですね〜
みなさんの演技もとてもよかったです!
あと高橋一生さんと飯豊まりえさんが演じる2人の空気感が好きです😊
面白くてとてもいい映画をありがとうございました!
鑑賞動機:原作5割、ドラマ&前作5割
後半はオリジナル展開ということになるが、ブチ切れ方とか、そこに至る思考が露伴らしくていい。トータルで露伴ならどうするかと考えた時に、少なくとも私はすんなりとこのストーリーを受け止められた。
仮面によって顔を隠す/変えるということを考えると、ベネチアが舞台であることの理由も腑に落ちる。
泉君は相変わらず有能なのか無能なのかよく分からないけど、鋼のように強い。
『今日残業していく?』『だが断る』
という上司とのやりとりを経て金曜日仕事帰りに早速見てきました
評価は自分がジョジョシリーズのファンという観点でしました(知らない人は割引になるかと)
前作は何回か視聴しないと良さがわかりづらい部分もありましたが、今作はシンプルで初見でも良さがわかるレベルです
特に良かったのはポップコーンのシーンで、自分が知っている限りの過去作品でポップコーン題材にこんなに白熱する作品はなかったと思います
※上映や視聴後公園で真似をするのはやめましょう
次回作も是非制作して欲しいな…
ヴェネツィアロケが素晴らしい。絶望しないために幸福の絶頂を避けるという独特の発想が面白い。 大東俊介の必死な顔が原作風になってる!
漫画家・岸辺露伴はある大学に招待されヴェネツィアを訪問。
立ち寄った教会の懺悔室に興味を抱いた露伴がそこに入ると、彼を神父と勘違いした信者が”罪”を告白し始めた・・・。
原作未読ですがアニメ版の本エピソードは鑑賞済み。
原作通りの前半に、映画オリジナル脚本で、その後の呪いの連鎖が描かれる。
ドラマシリーズ特有のテイストを生かしたままの、全編ヴェネツィアロケが素晴らしい。
「幸せの絶頂の時、絶望を味あわせてやる」という呪いの下、次々に襲い掛かってくる幸せから、「幸せの絶頂」が来ないように、あえて不幸になるように振る舞い続ける人生を歩む親と娘の、稀有で滑稽で複雑な人生。
「幸せの絶頂」になると絶望になるから、少し不幸になるようにするという発想が、ひねくれていて面白い。
アニメ版ではクライマックスとして異様に盛り上がった「ポップコーン対決」と呪いが連鎖する恐怖と皮肉が良く描かれていましたが、本作ではそれよりも呪いを断ち切ろうとする娘と露伴、父親のそれぞれが決着してしまことで話の強度が弱くなてしまうのが残念。
アニメ版もおススメです。
日本人キャストが皆さん好演。
特に大東俊介のポップコーン対決での必死の顔、表情が、原作風でいい。
高橋一生ははまり役、飯豊まりえはもっと活躍してほしかった。
新婚夫婦共演となりますが、お似合いで本当に良かったと思う今日この頃。
二人ともスーパー戦隊・準レギュラー経験者で(高橋一生「ジュウレンジャー」敵役、飯豊まりえ「キョウリュウジャー」ヒロイン)、「ジョジョ」「岸辺」も担当した脚本の小林靖子も、戦隊数本でメイン担当だった(他にライダー数本、実写セーラームーンでもメイン)というのも、特オタとしては感慨深い・・・。
前作よりは良い。
原作が露伴が告解を聞いて終わる短編なので長丁になる映画は聴き終わってからが本番。
前作は回想が無駄に長かったり無理に派手なシーンを入れていて原作の雰囲気と違う感じでイマイチだったけど今作は回想が超重要になるので気にならずアクションシーンも最低限度で良かった。
今作が大ヒットすれば三作目やるだろうけど加齢で役者の雰囲気が変わる前に実現して欲しい。
高橋一生の怪演さすが!
安定の小林靖子脚本は、マジですこい!高橋の露伴、飯豊の京香は安定感があり、ヴェネツィアでのオールロケ素晴らしいです!各演者の素晴らしさ、ストーリーともにジョジョ感は増してます!最後のエンドロールのヴェネツィアは最高です!
ビハインド・ザ・マスク
「ルーヴルへ行く」と
同じ監督や音楽で撮られた次作
今回はイタリア・ベネチアの旧市街に
イベントで呼ばれたが先入りして
取材していた露伴がふと入った
懺悔室で思わぬ懺悔を受ける
所から始まります
ベネチアで騙されて一文無しに
なった男が過酷な労働をしていると
同郷の病気で働けない浮浪者が
食べ物を恵んでくれと言ってきましたが
食べたければ働けと無理に働かせたら
事故で死んでしまい
お前を絶望の淵に叩き込んでやると
呪いを受けその瞬間から
その男は何もかもうまくいき
成功と妻と子供を手にします
でも絶頂を迎えたところで
絶望を味あわされる呪いだからだと
わかっていた男は部下に大金を払い
「顔を入れ替え」身代わりにそいつが
不幸になるよう差し向けますが
よくわからないまま呪いに
かけられ命を奪われた部下にも
今度は呪われることに
なってしまいます
最愛の娘が幸せにならないよう
屋内で傘を差すとか
パンを裏返しに置くとか
縁起の悪い事ばかりする
ヘンな男になっていきますが
娘はそんな父親を見て育ち
愛は感じるがその異常性を隠す
父に対しふとベネチアで
仮面職人を目指すことになり
そんなややこしい事情をも
理解してくれる貴族出資の婚約者
というこれ以上ない幸福が
やってこようとします
露伴も関わったことで欧米での
自身の作品「ピンクダークの少年」
が大ヒットするなどいい事が起こりますが
そこは岸辺露伴
「なめるなよ」と人の経歴を本で読み
書き加えることも出来る特殊能力
「ヘブンズドア」を駆使しこの呪いを
断ち切る決意をします
相変わらずスケール感は
ドラマ的なスケールで映画というよりは
舞台演技に近い感じ
BS4Kとかでやってそうな感じ
漫画の実写化とかいうとド派手な
スケール感でやりがちですが
このシリーズはほんと「ジョジョをやろう」
とはしておらず世界観を踏襲して
ミステリー仕立てでやろうという意識が
ハッキリしてて見やすい
だから映画的な超常スタンドバトル
みたいのを期待する人にはつまんない
と思うでしょうがまぁジョジョ好きな人は
わかっているところでしょう
(この監督もジョジョの大ファンだそうで)
くれぐれも地味ですが
安定して楽しめる作品でした
襲いかかってくる
んですね、幸せも。
大画面でScuola Grande di San Rocco。
ティントレットみれます。
しかも映画照明でピカピカです。
ラストの夕景、カナルを往く小船が映えます
それらで幸せでした〜
あと俳優さんががんばってました!とくに井浦新さん、表情がもう仮面に見えました!
鳩が
とても良い演技をしていました。
鳩ってあんな演技できるんだ?!
岸辺露伴はあの岸辺露伴しか似合わないサングラスしてました。🕶️ サングラスを待っていたファンは喜んで下さい。
井浦新さんを浴びた。
演技が…苦悩の表情が…すごい。
どこかであんな絵画を見たことある気がしてくる
そんな説得力のある表情でした。
露伴先生と参列する結婚式のシーンのまりえちゃんの衣装が可愛くて!あんな服着こなせるのさすがまりえちゃん👍そしてそれを求めていました!!とても楽しかったです。
原点の短編を映画として
岸辺露伴は動かない、原点である懺悔室の映画化。もともとの物語、そして原作の再現が難しいところをオリジナルや熱演で実写映画となっていたのは素晴らしいと感じた。
ストーリーに関して、呪われた男が愛する娘の人生を壊してでも自分の命を優先するかと思ったが原作でも悪人であると記載されているし、まず浮浪者にあんな態度をとっている時点でろくな人間ではなかったのだろう。斬首シーンをどう再現するか楽しみだったがもっと残酷さが際立つ描写になっていた。とてもインパクトがあり良かった。
本当に実写として素晴らしいシリーズであるため続編のドラマを作っていただきたい。月曜日 天気ー雨やブルスケッタの未知の虫系をぜひこの実写でみてみたいと思う。
さすがの脚本 小林靖子
荒木飛呂彦作品が好きで、彼の作品は全て読んでます。
あの短い短編をどうするのか?と思ったら、あれが前半、そしてその続きが後半です。
さすが脚本 小林靖子。後半は原作に無いオリジナルなのに、(絵面は若干物足りないが)原作超えを果たさんばかりの出来栄え。
露伴先生の地雷はそこにあるよねーと納得です。
【”ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア。そして人は誰でもペルソナを被っている。”今作は、ヴェネチアを舞台にした高橋一生夫妻が活躍するミステリーであり人間の幸福、運命、欺きの報いを描いた作品なのである。】
■漫画家・岸辺露伴はヴェネツィアの教会で、仮面を被った男(井浦新)の恐ろしい懺悔を聞く。それは若き彼(大東駿介)が、誤って浮浪者(戸次重幸)を殺したことで浮浪者にかけられた「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いの告白だった。
幸福から必死に逃れようと生きてきた男は、けれども次々に幸福になって行き、資産家の娘と結婚し、娘を成す。そして、ある日無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。
その瞬間、死んだ筈の浮浪者が現れ、高く投げ上げたポップコーンを三度続けて口に入れないと絶望に陥るという呪いを再び彼に告げるのであった。そして、男は貧しき男(井浦新)の顔と自分の顔を入れ替えて、その呪いから逃れようとするのであった。
そして、懺悔室での奇妙な告白にのめり込む露伴(高橋一生)は、相手を本にして人の記憶や体験を読むことができる特殊能力”ヘブンズ・ドア”を使い真相を探るが、自身にも「幸福になる呪い」が襲いかかっている事に気付くのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・相変わらず、漫画を読まず、NHKのドラマ(になったのかな?今作。誰か教えて!)も観ない私にとっては、ナカナカな序盤で有ったが、前作で岸辺露伴の特殊能力”ヘブンズ・ドア”を学習した私にとっては、ちょろいモノであった。エラソーですいません・・。
・”貧しい生活を送る人には、食事を施そうね!”と言う物語かと思ったら(コラコラ)、浮浪者の呪いから”欺き”により、男(井浦新)が逃げようとする姿を、美しく育った娘マリア(玉城ティナ)の幸福なる結婚を絡めたミステリーでありました。
マリアは仮面制作者として生きていたが、彼女には婚約者が居り結婚を控えていたのである。が、男(井浦新)は娘の結婚により自分が幸福になる事を恐れ、ナント、娘の結婚相手を殺そうとしていたのである。
■露伴と、女性編集者が知らない男から”チケットを貰って”オペラ“リゴレット“を鑑賞しに行くシーンも、ラストの展開を示唆しつつ、そこから捻りを入れた物語構成に深みを与えている。但し、オペラ“リゴレット“の概要が頭に入っていないと、ちょっと無駄なシーンに思えるかもね。
・だが、露伴は男(井浦新)の目論見を見通していて、結婚式の日取りを一日早め、場所も変えていたのである。だが、狙撃手の弾丸はマリアの胸を貫くのである・・。だがそれはマリアの父に掛けられた「幸福になる呪い」を解こうとするモノであった・・。
<今作は、人間の真なる幸せとは、運命とは、そして欺きの報いを描いた作品であり、且つヴェネチアを舞台にした高橋一生夫妻が活躍するミステリーなのである。
因みに、高橋夫妻は撮影後に、「幸福になる呪い」を軽ーく跳ねのけて、ヴェネチア観光を楽しんだそうである・・、という噂がある。今作で、相変わらず明るい編集者を演じた飯豊まりえさんが、ムッチャテンションが高かった理由が分かる気がするのである。幸せで良かったね!>
■イタリア人俳優さん達が、顔の上に文字を書いた顔型の本を乗せられた時の台詞。
・”コレハ、ナンデスカ?”
・映画製作陣・・”コレハ、ロハンガ”ヘブンズ・ドア”トツブヤクト、ソノヒトノカンガエガアラワレルホンデアリ、カレハソノホンニジヲカキコムコトデ、ソノヒトノコウドウヲ、アヤツルコトガデキルンデスヨ。”
・”フーン。ヘンナノ。”
と言うような会話がされたかどうかは、明らかではない・・。
呪いの連鎖を断ち切る強さ
とにかく俳優陣の演技が最高だった。
高橋一生の岸辺露伴はハマり役。
冒頭の懺悔室で告白を聴くシーンなんて、
岸辺露伴の悪戯心というか性格の悪さというか好奇心旺盛感が抜群に面白い。
大東駿介の変顔ポップコーン食い&鳩🐦とポップコーンを取り合う姿が滑稽だし、
戸次重幸なんてもはやホラー扱い、デイヴィッド・クローネンバーグばりのホラー。
井浦新もやりすぎなくらい狂った演技でもはや笑えるレベルで面白かった。
ヒロイン玉城ティナのハーフ娘感もばっちりハマったいた。
飯豊まりえも期待通り。
呪いの連鎖的な話で、幸せの絶頂時に不幸のどん底に落としてやる的な呪いなのだが
何より面白いのは、幸せの絶頂にならないようにコントロールするあたりが
実に人間らしくて滑稽。もうこれ自体が呪いということに気づいていない。
そこを演技で打破する岸辺露伴の演出はさすが売れっ子漫画家だ。
泉とのラストシーンも実に美しく、満足。
ただ、なんというか前半はすごく勢いがあって、荒木飛呂彦らしくて面白かったのだけれど
中盤から後半にかけてはちょっと失速しちゃったかなと。間延び感もあったかなと。
劇場版にするよりも、ちょっと長めのテレビドラマにしていたほうが面白かったかなと思う。
とはいえ、公開初日レイトショー@セントラル宮崎で約7割ほどの入客。
これは宮崎ではヒットと呼べる実績。
興収がどこまで伸びるかも楽しみ。
幸運という不幸
この作品が映画化すると聞いて、とても楽しみにしていました。
原作では露伴先生が呪われた男の告解を聞くだけの、シリーズ中で比較するとやや地味な舞台設定。
けれど原作ファンとして不安がなかったのは、スタンドという言葉を使わずにヘヴンズドアーを使いこなし、ジョジョならではの特徴的な衣装も巧妙に実写へ落とし込むことができるスタッフさんだからです。
本編は一言でいえば、原作の拡大でした。
テーマをより掘り下げ、原作では描かれなかったひとつの結論を導いた、とても素敵な作品でした。
エンドロールで戸次重幸さんの名前を見かけた時、「戸次さん?出てたっけ?」としばらく考えて、あの浮浪者が戸次さんだったことに気付きました。全然顔に目がいってなかった。あの狂った演技、最高でした!
不協和音な音色のなかで。
取材で立ち寄ったベネチアの教会で、仮面を被る日本人男性に神父と間違われ懺悔を聞かされ巻き起こる漫画家・岸辺露伴の話。
「幸せの絶頂の時にくる“絶望”」という呪いを掛けられた仮面を被る男・水尾、…そのベネチアの街で仮面作りをする水尾の娘マリアの控える結婚式、その結婚式=“幸せの絶頂”と顔まで変えた父が邪魔しようとするが…。
世界観、作品雰囲気と嫌いじゃないし悪くないけど少し静かめな本編とピアノの音色でウトウトしちゃって。
原作未読、ドラマシリーズはアマプラ配信の方で追っかけたけど追っつかず、作品感想とは関係ないけど担当編集者・泉役の飯豊まりえさんって何かいいんだよな~と調べたら高橋一生さんと結婚してたんですね!
ポップコーンを上に投げ口でキャッチは変顔七変化みたいになったけど高橋一生さん演じる岸辺露伴が魅力的でカッコよく少しウトついたが楽しめた。
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