岸辺露伴は動かない 懺悔室のレビュー・感想・評価
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好きなシリーズの最新作。 全編ヴェネツィアでの撮影とのことで宣伝通...
好きなシリーズの最新作。
全編ヴェネツィアでの撮影とのことで宣伝通り背景映像の異国感や雰囲気が素晴らしかった。
前半30分くらいの導入が完璧で不思議な物語へ引き込まれる快感がたまらない。
キャストは高橋一生演じる露伴と、飯富まりえ演じる京香が適役で観ていて安心感があった。
衣装も露伴のこだわりや京香の場違いともいえる大仰な服装がなんともコミカルで絶妙にマッチしていた。
ストーリーは他のシリーズに比べるとややホラー寄りの展開だが非日常の底知れぬ不気味な雰囲気がうまく表現されていたと思う。
露伴の能力「ヘブンズ・ドアー」の詳細は原作読んでないとイマイチ伝わらないかも知れないので少し予習してから観るといいかも。
静かな映像美
ヴェネチアの映像が素敵でした。
映画でするには、もう少しお話的に欲しかったなぁ、と思いました。
もっと短くてもいいくらいの内容に感じてしまった。
日本の役者さんの演技は見ていてくるものがあったし、とにかくヴェネチアという絵が素敵でした。こちらの作品では何時も衣装も素敵でそれも楽しみだったのですが、今回泉さんのお衣装がカーニバルをリスペクトした首回りもわもわなものでピンクのものも黒のものも、形が個人的に好みじゃなくて(内容としては合ってるんだけど……!)そこが残念でした!
他の方の衣装はもう皆よかったー。着てみたいなあ。
小道具かっこよかった。バッグとか素敵。
露伴先生のサコッシュとかいいなあって。
テレビ(地上波)としては、豪華で凝ってて面白い
なのに、映画になるといまいちに感じてしまう。
好きなんだけど、なぁ。
ポップコーン
幸福すぎてご免なさい
NHKドラマでの共演がきっかけで知り合った、高橋一生&飯豊まりえご両人の結婚というか幸福をネタにした本作は、前作『岸辺露伴ルーブルへ行く』よりもよくできている。漫画を“第9芸術”と呼んでもてはやすフランスと比べると、バリバリ保守のメローニが首相をつとめるイタリアはベネチアを舞台にしているだけあって、「漫画が芸術だって?ばかいっちゃあいけない」と畏まる露伴のへりくだった態度に好感の持てる作品に仕上がっている。
数十年前に私が観光で訪れた時は生憎天候不順続きでサン・マルコ広場は冠水状態、革靴を一足ダメにした記憶があるのだが、そんなベネチアの観光名所は本作に一切登場しない。運河に浮かぶカラフルなゴンドラや有名なカーニバルがベネチアの“光”だとすれば、劇中映し出される草ぼうぼうの廃墟や漆喰が剥がれ落ちた回廊はその“影”。二つに塗りわけられた“仮面”のごとき二面性(幸福と不幸は表裏一体)を持つベネチアのメタファーにもなっているのだ。
そんなベネチアで展開される本スリラーのテーマは荒木飛呂彦お得意の“呪い”である。一見実際にありそうな“呪い”にみえなくもないのだが、まったくの“ペテン”であることが、あの俳優たち(戸次重幸、大東駿介、井浦新)のオーバーアクトがしつこいぐらいに長ーく続く“ポップコーン🍿占い”によって観客に知らされるのだ。な~んだ、単なる“舌先三寸”の作り話=漫画限定のフィクションやないかい、と。
このファクトとフィクションの境界設定が実に漫画漫画(まがまが?)しく、シリーズの魅力の一つになっている。“ヘブンズ・ドア”と呼ばれる岸辺露伴の“スタンド”も攻撃性はほとんどゼロで、相手の本心を探ったり、操ったりするだけの補助手段。何かというと血飛沫や異物嘔吐(血糊と😛はあるけどね)が常套手段になっている洋ものスリラーに比べると、なんとも日本人らしい奥ゆかしさを感じるのである。
玉城ティナってこんなに豊乳だったっけと?が浮かぶピッタリしたウェディングドレス姿はさておき、心なしか(おめでたで?)ふっくらして見える飯豊まりえの脚線美が封印されていたのはなんとも残念でならない。ちょいと放映コードに引っ掛かりそうな、露伴の京香に対するハラスメントっぽい態度も本作に限ってはかなり抑えめだ。そんなこんなもいま現在“幸福に襲われ”まくっている一生夫婦にとっては些細なこと、ベネチア新婚旅行を満喫したかなのような「フッ」という飯豊まりえの幸せそうな微笑みが全てを物語っていた。
アマプラに感謝
前作よりは◎
人気漫画家の岸辺露伴はベネチアの教会で、仮面をかぶった男の恐ろしい懺悔を聞く。それは、かつて誤って浮浪者を殺した男がかけられた「幸せの絶頂を迎えた時に“絶望”を味わう」という呪いについての告白だった。
男は幸福から必死に逃れようとしてきたが、ある日無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。その瞬間、死んだはずの浮浪者が現れ、男はある試練に挑むことになる。
そんな男の奇妙な告白にのめりこむ露伴は、相手の心や記憶を本にして読む特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を使用するが、やがて自身にも呪いが襲いかかっていることに気づく(解説より)
当方、原作ファン。
とはいえ、原作未読でも本作はSFサスペンスとして楽しめるものになっているかと思う。
1作目を鑑賞していなくても、およそストーリーは理解しやすいものかと。
なんというか、人間のダークな部分とか、生への執着、愛情とは、などなどいろんなことが垣間見れるものになっていると思う(原作がそもそもそれらを含めて「人間讃歌」をテーマにしているのだが)
一点、本来もっとコンパクトにまとめられる部分を、映画尺に無理矢理延ばしている感は否めないので、その辺りのもどかしさはやや気になった。
それでいても今回は及第点かと思う。
岸部露伴はイタリアが似合う
及第点
ストーリーの大きさと映画の尺があってない
映像の美しさが際立つ
妖しくも美しい、これぞ「岸辺露伴」
「岸辺露伴は動かない」のドラマ、映画は全て履修済み。どの作品もよく出来ていた為、心躍らせながら劇場へ。
結論から言うと期待を裏切らない、素晴らしい作品であった。
人の記憶を本にして読むという特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を持つ人気漫画家・岸辺露伴。彼は文化交流の為、ヴェネツィアを訪れていた。
予定をほっぽりだし、取材の為街へ繰り出した露伴は、訪れた教会の懺悔室で、偶然ある男の告解を聞いた事をきっかけに、悍ましい事件に巻き込まれる事となる…。
今回露伴が対峙するのは、とある家族の「幸せ」をめぐる呪い。状況的に露伴は事件の「当事者」とはならないが、次第に巻き込まれていきイライラを隠せない。しかしなんだかんだ言いながら手助けをするあたり、露伴の魅力が非常に良く表現されている。
ストーリーもさることながら、俳優陣の演技が光っていた。特に菓子を口でキャッチしないと死ぬ、という悪夢のようなシチュエーションの回想シーンは、大東駿介氏の鬼気迫る顔の演技がとても素晴らしかった。
物語のテーマは「幸せ、不幸」。事件が終息に向かったラストシーンの露伴のセリフは胸を打たれた。露伴に明日への活力を貰った気分だ。
ヴェネツィアロケを敢行しただけあり、とても風情ある美しさが様々なカットに漂っている。これまでのシリーズの中でも、個人的にはTOP3に入るレベルに好きなエピソードであった。
ベネチアの夕焼け
予備知識もないまま見て 映画っていいなと思った作品
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