岸辺露伴は動かない 懺悔室のレビュー・感想・評価
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最高の幸せは 最大の絶望を連れて来る
前作と比べるとキャストが少なく,ストーリーがシンプル。
それでも110分の尺で上手にまとまっていたと思う。
ソトバに関しては戸次重幸の面影を全く感じなかった(笑)
この作品だけに言える事では無いが,岸辺露伴と泉京香の対照的なキャラは漫画より実写版の方がコミカルで良い。
上質な映像作品
相変わらずのハマり役、岸辺露伴の高橋一生。
全編ヴェネチアロケというのが素晴らしい。本格的なオペラ音楽とも相まって重厚な完成度。
ジョジョのような激しさはないが、ストーリー、雰囲気、表情、立ち姿、セリフ回しに至るまで完璧にジョジョ。この作品にかけるスタッフたちのジョジョ愛が伝わる。
岸辺露伴シリーズはバトルメインではなく、現実寄りの日常にジョジョらしいミステリーを織り交ぜたところが成功の要因か。
あまりに完成度が高く、見ていて心地よかったのもあって、序盤で少しウトウトしてしまった(決してつまらないというわけでなく)
最後のオチもきれいに決まって、鑑賞後感はとてもいいものを見たなぁと納得。これはぜひ映画館で観るべき作品だろう。
ただ、万人受けするかというと決してそうではない。映画というエンタメとして捉えると少々物足りなさを感じることもあるだろう。
どちらかというと、舞台やコンサートを観たような知的で上質な作品といった感じ。
こんなことを言うと、当の露伴が起こりそうだが(笑)
なんの違和感もないです
「ジョジョ」原作マンガは未読ですが、アニメシリーズと岸辺露伴の実写版はほぼ全部みている者です。個性強すぎの奇抜な世界観に最初こそ狼狽えましたが、だんだんクセになってきているところです。
全編ベネチアロケということで、映画前作に引き続き気合の入り方に期待していましたが、全シーンがドラマチックで見ごたえがありました。
夢かうつつかという豪華なベネチアの風景が、ジョジョ世界のド派手で大仰な衣装・台詞とドラマの展開をガシッと受け止めて効果増し増し!登場するのがほぼ全員日本人なのに、なんの違和感も感じませんでした。
台詞の合いの手のようにピッタリはまる音楽も良かったです。場面によっては映像を見ながら演奏したのか?と思ってしまいました。
俳優陣の熱演も期待以上でした。高橋一生は申すに及ばず、戸次重幸、大東駿介、井浦新の狂気をはらんだ演技が物語に説得力と吸引力をプラスしたと思います。そしていつもながら京香ちゃんの天真爛漫さに救われます。
劇場でみるから、妖しく怖く、でも美しい世界にどっぷり浸れます。
ぜひ劇場でみていただきたいです。
大変面白かった。特に岸辺露伴役の高橋一生の演技が上手い
長い
独特の雰囲気とキャストがマッチ
ニコレットじゃなくてリゴレット
2025年映画館鑑賞54作品目
6月7日(土)イオンシネマ石巻
ハッピーナイト1300円
原作は『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の荒木飛呂彦
監督は『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』『ショウタイムセブン』の渡辺一貴
脚本は『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』『劇場版ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH』『劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season1 覚醒』『劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season2 輪廻』『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の小林靖子
粗筋
イタリアの大学の交流イベントに招かれヴェネツィアにやって来た日本の人気漫画家岸辺露伴
担当編集者泉京香と同行する約束をふいにして数日前にヴェネツィアに訪れ取材を名目に散策を楽しむ露伴
教会を訪れ興味本位で神父の休憩室に入ると隣の懺悔室で告解する謎の男がいた
その男は日本人でかつて同じく日本人の浮浪者をヴェネツィアで死に追いやったために呪われた話を始めた
幸せの絶頂に達すると浮浪者の呪いで殺されるため幸せを少し減らす生活を続けているという
原作未読
実写化不可能とされていたらしいがヴェネツィアオールロケでそれは実現された
どこの誰かは知らないがその程度で実写化可能なら不可能なんて断言してほしくなかった
削除されない立場の人は自分の言葉に責任を持って欲しいものだ
原作に忠実なのか岸田露伴独特の髪型は決して寝癖ではない
花輪くんかスネ夫をイメージしたのか良くわからないが表参道かどこかのカリスマ美容室で仕上げてもらった代物だろう
前回同様ヘブンズ・ドアーという岸辺露伴の代表的特殊能力
最早それは魔法
絵的にはやられた方の顔は間抜け
玉城ティナのようなハーフ系美女を持ってしてでも
記憶を読むのにわざわざ本のようにすることもない気がするが
アルチンボルドの作品にあるようでそれはない
婚約者ロレンツォはマリアと露伴の組み合わせの例えにティツィアーノの名前を出したがピンとこなかった
良く覚えてないがその婚約者はマリアと出会い「聞こえる?運命が幸福の鐘を鳴らす音」という口説き文句
さすがイタリア人
婚約者がいながら単なる喜びのスキンシップで日本人女性編集者と抱き合う文化は週刊文春でも業を煮やす他ない
個性的な岸辺露伴に対して編集者泉を演じる飯豊まりえは地味系美人
個性的なのは苗字くらいだが全国に260人くらいいるのでそれほど個性的でもない
彼女がそばにいると岸辺露伴の個性が強調される
有名だというオペラ『リゴレット』が題材になっているようだ
禁煙の薬ニコレットなら知っているが無学の自分はリゴレットを知らない
なぜか少女の舌から人面瘡
マリアM?浜崎あゆみの歌のような芸名
なぜ故にヴェネツィアでポップコーン
そのゲームは絵的にあまりにも馬鹿馬鹿しい
鳩も呆れてるわ
大東駿介の脂っこい熱演は高く評価したいが生理的に嫌いだ
イタリアにも縁起が悪い迷信の類が多いのかな
室内で傘を差すのも縁起が悪いらしいが縁起が悪いというより単に非常識なだけに思える
そういえばスワローズがドーム球場でなかなか勝てないがそのせいだろうか
尤もマツダスタジアムでも勝てないのでただ単にスワローズが満遍なく弱いだけだろう
ラストシーンの景色好き
配役
人の心や記憶を本にして読め記入することにより記憶を改竄することが出来る不思議な能力を持つ世界的人気漫画家の岸辺露伴に高橋一生
岸辺露伴を担当している「集明社」の編集者の泉京香に飯豊まりえ
ヴェネツィアで成功した日本人で「あやまち」を告白する田宮に井浦新
ヴェネツィアの仮面職人のマリアに玉城ティナ
マリアの婚約者で岸辺露伴を招き文化交流イベントを主催した大学理事のロレンツォ・グリマーニにアンドレア・ベッラチッコ
怪我と病気で無職になった浮浪者のソトバに戸次重幸
浮浪者を死に追いやったせいで呪いがかかった水尾に大東駿介
水尾の娘にマリア・M
水尾の妻にルドヴィカ・ステッチャー
路上の盗人にニコロ・ソーダ
路上の盗人にモレノ・コーラ
監視する白髭の老人にジョヴァンニ・トマセッティ
銃撃犯にジュゼッペ・ブレッサンエロ
リゴレット役の役者にアンドレア・ゼセ
ジルダ役の役者にナタリア・ロマン
神父にアレサンドロ・ブレッサンエロ
浮浪者を蹴る作業員にデビッド・エンジェル
花束を渡す女にキアラ・パウルッツィ
妻と口論しチケットを譲る電話男にエマニュエル・パスクァリーニ
露伴と行く奇妙なヴェネツィア呪いツアー
二年前のルーヴル篇のレビューで、次はイタリアロケで『懺悔室』を映画化してほしいなって書いたんだけど、ホントに映画になったんでビックリです。前半は原作通り、後半は原作の後日談で呪いがまだ進行中と言う設定で、呪いの相手に幸福を大量に送りつけ、幸福の絶頂に達した時点で最大の絶望をもたらすルールが面白いです。この『奇妙な呪い』を巡る生者と死者との騙し合いが、荒木飛呂彦ワールドらしい魅力で、ヴェネツィアの風景もどこか異世界的な雰囲気がありますね。一方で、後半のお話しがイマイチ広がりがなく一本調子になることや、父親の言動が自分勝手であまり共感がもてなくなるのが残念。役者では、高橋一生がハマり役で、セリフやファッションはまさに岸辺露伴。本来イタリア人の役を井浦新がやるとは違和感があったけど、死者すら欺き続けるしたたかな役をケレン味たっぷりに演じてました。
大東駿介の顔芸が秀逸
前作のルーヴルも劇場鑑賞しましたが、何とも言えないミステリアスな後味が印象的だったので、今回も同じく劇場へ足を運びました。
原作は読んでいてオチも知っているので、どのような見せ方にするのか興味津々でしたが、設定を上手く変更し、日本人が演じても違和感のない世界観に仕上げていたのは、見事だと思いました。
原作のストーリーは前半で終わり、後半は映画オリジナルのストーリー展開となりますが、ルーヴルが重苦しくシリアスな内容だったのに対し、懺悔室は笑いを取ろうと狙っているのか、前編を通じて人間の滑稽さを前面に打ち出している印象でした。
例えるなら、ルーヴルが能楽だとすれば、懺悔室は狂言というイメージです。
その様な狙い(?)もあっての事なのか、中盤のクライマックスであるポップコーン勝負の場面で、大東駿介が見せる迫真の顔芸は、これを見れただけでも料金分は回収出来たなと思える位に見応え充分でした。
ただ、後になって振り返ってみると、ストーリー全体のひねりは殆どなく、文章で粗筋を書けば数行で済んでしまう様な単純さなので、そんな題材をあそこまで長時間に引っ張って、飽きさせもせずに見せられたのは、製作陣の腕と演技陣の気合の賜物だと思いました。
個人的には、ルーヴルの様にダークな作風が好きなので、本作はいい意味で肩の力を抜いて、一休さんのトンチ小話みたいにクスッとしながら観られる点は良いのですが、映画作品としては軽薄なイメージで、少し拍子抜けした印象でした。
NHK岸辺露伴でヴェネツィアの街並み、
後半の失速ぶりが気になる
高橋一生が演じる岸辺露伴というキャラの面白さは理解できます。とりわけ前半は展開も凝っていて、映像も美しく、荒木飛呂彦の世界観をうまく映像化したな、と思っていました。
が、中盤あたりからは急速に「普通の映画」になってしまい、展開もキャラクター描写も特筆すべきことはなく、あれだけ魅力的だった岸辺露伴もなんだか色褪せて見える展開に。
ラストに至っては予定調和的で「あ、そうですか」という気持ちにしかなりませんでした。
全般のテンションをキープできない映画はそこそこありますが、本作ほどの落差を見せられると残念な気持にしかなりませんでした。
流石のシナリオでした
原作の世界そのままだ。
ポップコーンのシーンは圧巻
原作最初のエピソード「懺悔室」がとうとう実写映画に!
高橋一生さんと飯豊まりえさんは相変わらずと言った感じで、安心して見ていられる。
自分の漫画の部数が幸運に左右されて、「僕にはこんな幸運要らないんだよ!」と珍しく感情を剥き出しにして怒る露伴先生良かった。
井浦新さんはジョジョ感満載で流石の演技。
戸次重幸さんの浮浪者役も気味が悪くて良かった。
玉城ティナさんと婚約者役の方は可愛らしくてほっこり。
そして、個人的に今回良いなと思ったのが大東俊介さん。
特にポップコーンのシーンは再現度高くて圧巻でした。
ストーリー的には、原作の懺悔室にその後の話が追加された感じで、落ちはある程度予想はつきましたがそれなりに楽しめました。
オールヴェネチアロケの美しい街並みと、俳優さん達の素晴らしい演技で、完全にジョジョの世界観に引き込まれました。
ブラボー!おお…ブラボー!!
謎解きとヴェネツィアが好きな人におすすめ。
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