岸辺露伴は動かない 懺悔室のレビュー・感想・評価
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環境のみ
漫画は未見。(ジョジョは読んでる)
自身が侵した罪の重さとは?
人間誰しも両面を持つ。そんな出会いの中で自分を無くした若者と出会った浮浪者、2人とも夢を見て進んだ先の行為。それぞれが背負うものが負の連鎖(増幅)の如く若者の人生を縛り怨念が引き継がれる。
その怨念に露伴がどう向き合うのかが物語の面白さなんだろうけど、舞台(ベネチア)という環境のみに力を注ぎ、他は胡座をかいてる様に感じた。
そして原作が映像に適しているのか?その判断も一つあるのかもしれない。漫画では原作者の思いが絵に込められ見る者にダイレクトに伝わってくるのだけど。
映画版
海外観光した気分
正直、あまり期待していませんでした。懺悔室のエピソードは漫画だから出来る作品だと思っていました。
鑑賞が始まっていきなりヨーロッパの街中を彷徨う露伴先生が、まさに漫画の雰囲気にピッタリで驚きました。
あっと言う間にラストを迎えました。
編集者の泉くんとの会話が、最高に楽しかったです。この映画がエンターテイメントになっているのは、泉くんの天真爛漫な明るさと、露伴先生の冷たそうなツンデレキャラの効果だと思います。非現実の世界に観客をいざなうのが泉くんのキャラでした。
やはり全編海外ロケはすごく良かった。石畳の細道、運河に架かる石橋、豪華な内装の歴史ある建物、教会の懺悔室、夕焼けの空の広さ、暗さ、鮮やかさ。海外を観光した気分を味わえました。
2000円で海外旅行の気分が味わえて良かったです。製作スタッフの原作漫画への愛、畏敬の念、雰囲気を大切にしている小物やロケーションに感嘆しました。
結末が分かっていても、また鑑賞したくなる、とても良い映画でした。
シゲさんが出演している事をエンドロールを観るまで、気が付きませんでした。道産子として不覚。
雰囲気を楽しむべし。
ヴェネツィア再訪がこわくなりました
ジョジョは6部まで読了しているので露伴先生は知ってるんですが、原作短編は未読で、NHKドラマも柊木くん目当てのジャンケン小僧しか観ていない状態での鑑賞です。
予告で、全編ヴェネツィアロケという触れこみを見かけて、観る、と決めたので、私的主役はヴェネツィアの景色でした。
が、冒頭の廃墟から、え、こんな草っぱら、ヴェネツィア本島にはないよね…?と困惑。(パンフによるとリド島より南のペッレストリナ島の模様)
全体に、陽光きらめくアドリア海の女王といった華やかな景色よりも、無数のアーチと入りくんだ路地が綾なす陰翳の方にフォーカスした風景が多くて、とっても素敵なんですが、なんとも不穏でおそろしげ。ヴェネツィアは再訪予定ですが、現地行ったら背後から不幸が追いかけてきそうでびくびくしちゃいそう…。
もちろん、サン・マルコ広場やカナルグランデといった王道の観光名所や、ティントレット尽くしのサン・ロッコ聖堂は圧巻でしたけれども。
役者では、井浦さんの不吉さと、それなのに端正な佇まいがすてきでした。他の主要人物含め、人物デザインがまた秀逸でヴェネツィアの風景になじむし映えてました。
ポップコーン
ヴェネツィアで全編ロケとは観ている
だけで贅沢。素直に行きたくなった。
あの世界観を理解して、それを演技に
落とし込み雰囲気を醸し出す。
実写化に対してのリスペクトと
気持ちが纏まっているのが伝わってくる。
ポップコーンのシーンは笑った。
大東駿介さんの演技は良かった。
岸辺露伴が宝クジを踏み潰す
シーンは印象的。その時の脳内が見たい。
カメラワーク抜群で衣装も格好いい。
あの教会の鐘の音が石畳に響く余韻が
あの景色と映像にピッタリ。
幸福から身を遠ざけて身を守る奇妙な
お話でした。
あとから原作読んで
夢ならばどれほどよかったでしょう。
って言ってた?
絶望は娘の結婚式に出席できないことかと一瞬思ったけどすぐ娘が死ぬことだとわかった。
娘が死んだと思ったあと呪いが「やっと終わった」て言ってて、終わったことが最高の幸せだと、だからそのあと絶望が来ると思ったけどこない
死を、恐れ続けることが呪い?呪いは終ってない
死ぬことが呪い?
最後、イタリア語でなんていった?マリエのほう。
イタリア語話せないのに
あとから原作読んで、原作がポップコーン失敗した整形の人が、首を切られて死んで、恨むぜっ亡霊になっておわりだったから、かなり映画オリジナルだったと知って驚いた。面白かったよくできていたというおどろき。娘のことに関してほぼオリジナルなのか…
泉京香は動きたい
高橋一生が素晴らしい
良いと思います
最高の幸せは 最大の絶望を連れて来る
前作と比べるとキャストが少なく,ストーリーがシンプル。
それでも110分の尺で上手にまとまっていたと思う。
ソトバに関しては戸次重幸の面影を全く感じなかった(笑)
この作品だけに言える事では無いが,岸辺露伴と泉京香の対照的なキャラは漫画より実写版の方がコミカルで良い。
上質な映像作品
相変わらずのハマり役、岸辺露伴の高橋一生。
全編ヴェネチアロケというのが素晴らしい。本格的なオペラ音楽とも相まって重厚な完成度。
ジョジョのような激しさはないが、ストーリー、雰囲気、表情、立ち姿、セリフ回しに至るまで完璧にジョジョ。この作品にかけるスタッフたちのジョジョ愛が伝わる。
岸辺露伴シリーズはバトルメインではなく、現実寄りの日常にジョジョらしいミステリーを織り交ぜたところが成功の要因か。
あまりに完成度が高く、見ていて心地よかったのもあって、序盤で少しウトウトしてしまった(決してつまらないというわけでなく)
最後のオチもきれいに決まって、鑑賞後感はとてもいいものを見たなぁと納得。これはぜひ映画館で観るべき作品だろう。
ただ、万人受けするかというと決してそうではない。映画というエンタメとして捉えると少々物足りなさを感じることもあるだろう。
どちらかというと、舞台やコンサートを観たような知的で上質な作品といった感じ。
こんなことを言うと、当の露伴が起こりそうだが(笑)
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