「前作よりは◎」岸辺露伴は動かない 懺悔室 しょたごんさんの映画レビュー(感想・評価)
前作よりは◎
人気漫画家の岸辺露伴はベネチアの教会で、仮面をかぶった男の恐ろしい懺悔を聞く。それは、かつて誤って浮浪者を殺した男がかけられた「幸せの絶頂を迎えた時に“絶望”を味わう」という呪いについての告白だった。
男は幸福から必死に逃れようとしてきたが、ある日無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。その瞬間、死んだはずの浮浪者が現れ、男はある試練に挑むことになる。
そんな男の奇妙な告白にのめりこむ露伴は、相手の心や記憶を本にして読む特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を使用するが、やがて自身にも呪いが襲いかかっていることに気づく(解説より)
当方、原作ファン。
とはいえ、原作未読でも本作はSFサスペンスとして楽しめるものになっているかと思う。
1作目を鑑賞していなくても、およそストーリーは理解しやすいものかと。
なんというか、人間のダークな部分とか、生への執着、愛情とは、などなどいろんなことが垣間見れるものになっていると思う(原作がそもそもそれらを含めて「人間讃歌」をテーマにしているのだが)
一点、本来もっとコンパクトにまとめられる部分を、映画尺に無理矢理延ばしている感は否めないので、その辺りのもどかしさはやや気になった。
それでいても今回は及第点かと思う。
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