「足りないくらいがいいんです」岸辺露伴は動かない 懺悔室 みゅーさんの映画レビュー(感想・評価)
足りないくらいがいいんです
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原作は有名なお話らしいのですが、私はドラマと映画しか知らないのでどんなお話かとドキドキしながら鑑賞しました。
美しいベネチアの水の街にスッと立つ高橋一生の姿、とても素敵でした。
このシリーズは洋服を観るのがとても楽しみでもあり。
スタイリストさんは変わっていたけれど、世界観を丁寧に作りあげている事が良くわかります。
お話の方はとても怖かった。
ヨーロッパでの人種差別も描かれていて。
なんといっても大東駿介さんって、こういう役ばっかりなんだけど、またこれがほんとにお上手というか、ピッタリで。
大東さんが出てきた瞬間に、この役がどんな人物像なのかがわかるという稀有な俳優さんだとも思いました。
そう、絶望イコール死ではないと私も思っていました。
答えは人それぞれですけれど。
一生懸命もがきながら、もう少し、あともうちょっと、と生きようとも思いました。
前回の映画よりも、今回の映画の方が好きです。
友人が「夫婦」で出演してるから、なんか観に行く気にならない、と言ってましたが
このシリーズにおいて、泉京香役は彼女しか考えられません!
ラストシーンを観て、ひょっとしたら、もう終わりなのかな?とチラッと思いました。
それならそれで、有終の美、にもなるかな。
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